表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気になってしょうがねえぜ!なろう系恋愛小説のあるある言いたい~  作者: ローランドグリーン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

185/220

185 とおっても強い神レベル人外ヒーロ君なのになんでそんな簡単に“俺の女”な主人公ちゃんは攫われてしまうん?










なんでなん?








あなた神レベルの圧倒的な桁違いの強さを誇ってて対峙する人間や亜人すべてに顔を真っ青にされ恐れられてるのになんでなん?






あなたにとって敵対する相手はすべて視界にも入らない虫けらレベルの弱さなんでしょ?










街でのお忍びデート中、君が“俺の女”のために食べ歩きできるスイーツをかっこよくスマートに買い求めてる間に、君のとてつも顔面の良さでそこら辺の女性が君に群がり騒ぎ立ててしまっている間に、“俺の女”がなんか馬車に押し込まれて攫われてますが?











え、君、あんな持ち上げられ方しといてそばにいる“俺の女”をそんな簡単に攫われるとかありえるん?











は?









あれ?




“俺の女”に対して普段からGPSみたいなとんでも魔法つこてたしロケラン100発撃ち込まれても問題ないレベルの防御魔法も勝手に施してたやんな?














お前なにしてんの?









さ! ら! わ! れ! すぎ!





は! か! た! の! しお!








というかよくよく考えると、いくらものすごい神レベルの美貌を誇ってたとしても世の女性皆が皆そんな簡単に積極的に男に話しかけにいくか?




あなた世界レベルで顔と名前を知られてるスターでもないよなあ?




街で初めて見掛けた男性にそんな気軽に話しかけにいって自分の魅力アピールすることある????






ヒーロー君はそれくらい世の女性を惑わせる神レベルの美貌魅力の持ち主なんです!とかいう理由なら、それはそれでそんな神レベル相手に自分が選ばれるかも?な下心で躊躇なく近づける女性の自尊心、自己肯定感すごすぎん????







しかも市街地で囲まれるって、囲んでるのは比較的一人で気軽に散策できる身分の平民の女性たちでしょ?


相手がお忍び中のお貴族様な可能性も考えずに強かに生きざるを得ない平民がそんな無防備に話しかけに行くかなあ?

そんな神レベルの美貌の持ち主がだたの平民なわけなくない?





危機管理能力の欠如すぎる。

彼女らめちゃめちゃ怖いことしよるよな。





少しでも足を踏み外したら人生終了の綱渡り中。









あれ、それなら夜会で貴族女子が主人公さんのお相手の全方位ハイスぺ侯爵令息(嫡男)に群がるのも気になってきた。

あれ、貞淑貴族女性が尊ばれの世界観は……?


女性からダンスに誘うのはタブーはしたないことですわ、はどこいった??

今まで当たり前の風景としてモブ貴族女子がヒーロー君に積極的にアピールしてんの眺めてたのに……。

急に気になってきた。





これが王子様相手に囲むとかなら王族の機嫌を損ねないよう臣下としての接待の意味合いもあるのかしらってなるんだけど、主人公さんのお相手のヒーローはとにかく身分などの多少のうまみはあれど、ただの恋愛対象として群がられてるんよな。





もしかして時と場合によって貞淑レベル、モードを切り替えるのが貴族女子の必須スキル嗜みなのかもしれん。








これさ、この気軽に性愛の感情を持って話しかけるのって個体差の問題?

知り合いでもない男性がいくら好みだからってわざわざ自分も周りの女子と同じにぎやかし集団の一員になりに行く??





いわゆる逆ナンって呼ばれる行為って人によっては日常?

国によっては女性からの声掛け売り込みは当たり前にありそうだけどそれにしたって男1:女2とかじゃないの?

ラテン系女子なんかは女友達と一緒に性的に惹かれる相手に積極的に声かけてそうなイメージ。

あたしたちと遊ばな~い?みたいな。

良い男は早い者勝ちよ♡みたいな。



それにしたってヒーロー君のような男1:女20みたいな比率あるかなあ?












待って待って。

まーた話それてるわ。







神レベルの強さ誇ってるのに“俺の女”を簡単にさらわれるヒーロー君の意味不明さについて語ってたのに……。








『主人公さん攫われ(確実に助かる)イベント』の使い勝手の良さ、支持率の高さはまだまだ他の追随を許さないという事実が浮き彫りになっただけでしたね。





はよ新たな勢力が台頭してきて政権交代しないかなあ。


















「やれやれ、ここは俺の出番か?」





「やあっと夢のスローライフを送れると思ってたんだけどなあ……」

(頭ポリポリしつつ美女巨乳ギルドマスターをチラチラしつつ)





「ったく、おちおち引退もしてられねえってか?」

(頼まれてもないのに勝手に不敵な笑み肩すくめ野郎へ、今笑うとこあったか?)








――やれやれ、まいっちまうぜ。

(攫われイベントの支持率の高さなめんなよガキが)








“攫われ”について何度でも論じられる自分がこわいし好き

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
貞節さ、の定義にもよるのかもしれませんねぇ。 最低ラインとしては「誰がどう見ても、伴侶以外の異性と子作りをしていない(どこの種ともしれない子を生むような女じゃありませんよ)」だから、夜会なんかで他の人…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ