126 元サヤエンドの難しさについて(超訳:主人公チョロ過ぎモヤモヤエンドについて)
あれもへんけんっけんっ♪
これもへんけんっけんっ♪
好きなタイプは?
相手は?
さあイキって♪
IKIRIASOBI
ここ最近のエッセイ流れありきの今回のエッセイ。
私は自衛のためラブライト物語はネタバレちょうだいで感想欄から確認して読むんですが、元サヤエンドに落ち着いたのであろう物語の感想欄って、まーモヤモヤしてる人で溢れてる率高い。
私は感想欄で一旦耐性ができてるんでそういう物語の場合は最終話かその数話前からチラッと読み始めるのでモヤモヤゲージはそこまでたまらないんですが、「なんでやねん」の気持ちはわかる。
ネタバレ防止や結末がまだ決まってないとかで元サヤタグはなく、1話目からしっかり読み込んで時間をかけて感情移入済な人はよりモヤるんでしょうね。
これなんでモヤモヤなんでやねんするんだろうな~って考えた時に、私の場合は、
『特定の人物のみが割を食い過ぎている不公平感』
でした。
あくまで私の場合ね。
『元凶のヒーローだけがずっと良い思いをしてるし主人公さんチョロ過ぎない?』
に言い換えることもできます。
思えばなろう界の女性主人公さんが割を食う話、この令和においても依然として多くないですか?
(今回の偏見)
ドアマットヒロインという言葉やタグが存在するくらいだからそこまで的を外した話ではないと思うんよな。
ファンタジー物語の世界では99.99%男性優位な社会だから余計にそうなんの?
アルコール除菌の謳い文句かよ。
このアルコールのくだり過去のエッセイでもゆうたかも。まあええか。
男性版だとドアマットは【不憫】タグになんの?
これちょっと壮大な話になっちゃうんだけど、未だに女性主人公が割を食う話が多いのって時代・地域によって差はあるだろうけど、我々の思想に何百年、下手すれば数千年をかけてナチュラルに浸透してきた男尊女卑の闇、残り香みたいなものを感じるんよな。
※あくまで日本の文化圏内で誕生した物語に対しての個人の見解、それってあなたの感想です。
良い悪い正解不正解とかいう話ではないよう。
勝手にイキリが感じているだけです。
なろうのジャンル:異世界[恋愛]に投稿場所を定めなおかつ女性主人公の物語を書く作者さんて、前書き後書き活動報告から判断するに圧倒的に女性作者さんが多いと思うんですが、女性が書く物語でも女性主人公であっても女性側が最終的にすべてを飲み込んで許してヒーロー儲けたやん、な結末が多いような気がしてます。
極端な表現をすると男はいつも許される側。
男というか“ヒーローとして設定されている男”は何をしても結局は許されるんでしょ?の方が正しいかな?
元婚約者の逆ハー人員王子は許されずボッコボコにされてるもんな。
一方、女性主人公は心の広い物分かりのいい優しい女が素晴らしい、みたいな定番のアレ。
すべてを飲み込み許すことが美徳みたいな圧力。
語れるほど男性主人公の話は数読んでないんですけど語る。
男性主人公の元サヤエンドで主人公チョロ過ぎ損ばっかしてるやん結末の割合ってどのくらいなんだろう。
特に現実世界[恋愛]ジャンル。
男性であろう作者が書く男性主人公は自分を蔑ろにした女は徹底排除してるイメージしかない。
絶対に貴様をヒロインになんてするものかといった気概を感じる。
今回の偏見その2な、これ。
『ヒロインヒーローがお相手を許さないと、二人の恋愛成就ハッピーエンドが最高の結末として求められている世界ではお相手がヒーローヒロインたりえないのである』
みたいな問答が始まっちゃいそうではあるよな。
だから絶対このキャラはヒーローのままにしたいから女性側が許すエンドにしなきゃ!になるんか?
許してないけどもう怒ってはいないから元サヤ!だとビターエンドになっちゃうのかな?
ほとんどの男性作者は許さないといけないような子を絶対にヒロインには据えないからモヤモヤチョロロン元サヤエンドにはなりづらいのかも。
知らんけど~!
性癖的に男性作者さんが書く男性主人公を蔑ろにしてきた、最後まで自分が許されることしか考えていない元ヒロインに対して決して甘い顔はしないきっぱり決別対応の方が好きよ。
そうです、いつもの自分語りです。
みなさんは他人の偏見込みの自分語りを長々と読まされています。
いつも読んでくれてありがとう♡
で、これって、女性が損すること多いな~意識がきっと私の根底にあるんですよね。
だから過剰反応しちゃう。被害者意識っていうのかしら。
やだ、悲劇のヒロイン、ヒゲヒロになっちゃう!
気を付ける!
一生いつでもどこでも【アタシカワイソウ】スキルはよりめんどくさい人間になる気がするから!
めんどくささは十分間に合ってるから!
でも女性主人公がヒーローのままでいる相手を正論でねじ伏せて過去の男として断固たる決別を見せてくれると賞賛の嵐ブラボウボウよ。
心の中のヒゲヒロが大喜び。
誰か拍手しろよの空気読みを制して一番乗りで立ち上がって拍手するね!
ラスボスがもったいぶりながら現れて「よくぞここまで」しつつ鷹揚に重厚にニヒルにゆったり拍手してるパターンでもいいよ!
もちろん読者の望むものしか書いちゃいけないってわけではないし多種多様な性格の主人公さんがおりますよ、ラブライト界には。
でもでもでもね、これまでポップなラブライトファンタジーで話進めてきといてさ?
ここで新ヒーロー参戦!?
NEW!
明るい未来!
みたいな演出挟んどいてさ?
最後に突然『現実はすっきりはっきり解決するようなものばかりではないのです』リアル過ぎモヤモヤエンドを持ってこられてもちょっと温度差にびっくりしちゃうっていうか☆
NEW!の方の流れやったやんけ~!
こんなハイスペ男に縋られるワタシ!で自尊心満たしまくってたり。
この先これ以上の地位顔面を持った男性には求められないかもしれないとか。
今はよくても老後お金に苦労するかもしれないから金づるとして一緒にいるとか。
これで相手は自分に一生頭が上がらないの確定したなとか。
大した強みもないのにこの年でフリー貴族女性になってもなとか。
そういう打算や決して綺麗とは言い難い気持ちをぜーんぶ隠して、
そんな感情一切抱いてませんよ顔をしながら、
「人は間違うもの。今はまだ悲しい気持ちでいっぱい……でも許したい」
「彼も大変だったの」
みたいな、心根の真っ直ぐな聖人キャラだけ見せつけてきて怒りや汚い部分を隠してるのが好きじゃないっていうか。
急にリアル感出すなら人間の綺麗なだけじゃいられない部分も出してこうぜっていうか。
へへっ。
最後に。
感想欄で元サヤ展開中に中々のチクチクをされてても元サヤエンドで自分の書きたいものを書き切る自分の軸しっかりしてます作者さんのメンタルしゅごい。
完璧で究極のイキリ!




