104 「駄目よ私じゃ殿下にふさわしくないわ!」→(お前が決めるんかーい)のショートコントについて
『68 王族がわたくしごときに頭を下げてはいけません!のやつ』
↑これの親戚みたいなもん。
ふさわしいふさわしくないってごちゃごちゃごちゃごちゃと。
このセリフを言う主人公ちゃんの属性にもよるんですが、このセリフが出てくると高確率で私は「それお前が決めるんかーい」ってなります。
言い方なんかなあ?
「駄目よ私は彼にはふさわしくない!」
→この言い方だと感情的な、どこか悲劇のヒロイン、ヒゲヒロ気取ってるにおいがするんよな~。
イキリの鼻には。
とりあえず謙遜してるわきまえてるアタクシなんです!みたいな。
「(様々な事情を鑑みて)私では(後ろ盾には)ふさわしくありませんね」
→これだと別に。
あれこれ言い方か~?
言い方やね。
言い方やんけ!
なんやねん!
でも言い方もあるけど恐らく前者は自分!主体っていうか、客観的に物事を捉えてるつもりなんだろうけど、
私!の身分は伯爵家、なので公爵家侯爵家の令嬢を差し置いて選ばれるなど……。
私!のような美貌も取り柄もない者が殿下のおそばになど……。
私が私の私は私わたしわたしがふさわしくないって決めたの……!!!!!!!
って感じるから気になる?
後者の気にならないふさわしくない発言の主人公ちゃんは、
私の身分!は伯爵家、なので公爵家侯爵家の令嬢を差し置いて選ばれるとパワーバランスが崩れる。
私のような美貌!もわかりやすい取り柄!も力もない威厳のない者が殿下のおそばに侍るとなると他国に侮られる可能性が。
こっちは自分を構成する要素!にスポットライトが当たってるような気がするっていうか。
お前が決めるんかーいじゃなくて確認提案の意味合いが強い感じ。
前者の感情的に感じる主人公ちゃんは今の自分をどこか卑下してて、後者の主人公ちゃんは別に卑下してない、っていう違いもあるかも。
ただの事実を事実として認識してるだけっていうか。そこに良い悪いもないっていうか。
誰か語彙力くれ~。
生まれや顔の美醜や知能性能なんかは自分の思い通りに選んで誕生なんてできないんだけど、感情的主人公ちゃんは全て自分の努力が足りないせいとか思ってそう。
出ました傲慢の王。根性論精神論。
実際の人間関係には相性なんかの違う要素も加味されるんだけど、ゲームだと仲間にするモンスター厳選するじゃん?
初期個体値が優れてるの探すじゃん?
すまんけどボス戦に連れてくの君じゃないのよ。
王政貴族社会もそんなもんでしょ?
同じだけ努力してても初期値が違えば差はどんどん開いてくんだから。
努力じゃどうにもならない領域って存在するよな。
(と、努力らしい努力をしたことがないこのオレが申しております)
またまたご登場、オ〇タニ選手を見て、同じプロでしかもトップ選手が冗談交じりに野球辞めたくなったって言うくらい次元が違うんだから……さ、ね?無理じゃん?
そこと張り合う必要ないっていうか。
現時点での自スペックをきちっと認識してそのままの自分前提ありきで努力するなりしないなりして生きてく方が楽しい気もしてる。
(出たで!ありのまま系列語そのまま!便利な言葉や!なんかいい感じにまとまる!)
ま、多くのヒーローは政略を良しとせず、謎に理解のあり過ぎる、身分の恩恵受けまくってる超高位権力者の親から恋愛結婚を許されてるから主人公ちゃんはスペックなんか気にせず安心してな!
ヒーローとヒーローの家がスペック高ければ何しても許されるから☆
で、はい、これなんのエッセイなん?な終わりになりましたが、まとめると、
「それただの言い方なだけちゃう?」
です。
言い方やんけ!




