秀吉のご機嫌伺い わびさびに、そうろえ。 時空警察編
『深いぃ~ふかいをよべーっ!!』
怒りながらも喜んでいた秀吉は城内を闊歩しながら深井をさがしまくっていた。
顔を真っ赤にしていたのはおこっていたからではなく、酒によっていたからである。
『おおぉ~!深いぃぃ!!みつけたどぉおお!ようやくじゃ!』
深井はあわてふためきながら、目が飛び出しそうなほど驚きつつ顔を左右にふってみせた。
『どうもこうないわい!ワシが飲んどる席でわしよりめだつなーちゅーとるんじゃ!殿にきにいられるのはわしじゃ!!』
『なんでやねーん!っちち、ちがうちがう。いやあのその申し訳なく思いつかまつる』
『ふざけた拍子に殿のおきにいりの茶器をこわしてしまったではないか!せっかくだから茶器で酒を飲んでかぶいてみよと我らにめいぜられのんだのはよいがのぅ』
『あれはかぶきすぎでしたね、さすがに殿の茶器をわるのは』
額にいかりまーくの脈を浮き立たせるのは秀吉だ。
『じゃかましいわっ!おどれが強い酒をアホほどもってくるからじゃろがい!』
『いや失敬!それがしにも落ち度はありもうすな』
『わかればよい!どれあした付き合え。衣しゅうつれてかいものにでもいこうぞ』
『はっ!だんどりをくみますれば、こんやも宴会を?』
深井の肩をがっしりくむといった。
『とうぜんじゃろぉ!このよのものと思えぬものをよういせぃ!』
『御意!』
『めしもたのむぞ!わしはあれがよい!まえつくってもうた、はむばぁあがぁちゅうのんがくいたいの、照り焼きでマヨネーズをたっぷりとぬっとくれ』
『はっ!レタスをわすれずにもりもりにしておきますれば』
『よーわかっちょる!よきにはからえ!』
『はっ!』
頭を下げてからおいとまいたすといって駆け足で厨房に向かうとエプロン姿の上半身裸のエプロン姿でウツロがむかえてくれた。
『なーにをやっとるかぁ!!このしれものが!へんたい!わたしに乱暴すきね!エロ同じんみたいに!』
『いやまぁめしをつくっとるだけだが』
真面目に返すウツロに嫌気がさしながらも、まぁわるくはないなと別の意味で感じていた深井はそのまま壁ドンしてウツロにいった。
『おまえのハンバーガーがくいたいってさ』
ときめがおでいった。
『あぁわかったよ』
真顔で答えるとちっとしたうちし、つまらぬやつよのぅといって台所をあとにした。
ハンバーガーのカスタマイズはいつもどおりなのでいわなくてもわかる。




