表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寄生命体つのばやし  作者: GoodSunGGgaming


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

197/200

信長の苦悩 時空警察編

異形の怪しとよばれる魔人たちは信長の兵士として順調に勢力を伸ばしつつあったが、コミュニケーションのめんでひとよりおとっているので統制がとりづらくなっていた。


その舵取りをしているのが深井であるが、まとめるのに苦労していた。産み出した親と子のみえない絆によってなんとかたもたれている。


オウム魔人のオーム人となづけられた鳥形の魔人は信長のおきにいりであったが、思想がつよすぎて信長ともめることもあった。


だが千利休とおちゃをするときによくつれていっていたのを深井は思い出していた。


信長は自室にて俳句をよんだり茶器をめでたりしていたが、なにか心のなかにぽっかりと穴があいていることにきづいておりしらないふりをして誤魔化していたが、独りなみだをながしながら亡くなった戦友たちを弔っていた。


『夏草やつわものどもがゆめのあと……か』


よい句ができたが、信長はのちの詩人たちにもおもいをはせながら胸にしまった。


のちに松尾芭蕉が同じ俳句をよんでいる。


わびさびにはことうるさい信長はさまざまな葛藤の末、世の中の不和、あらそいごとをなくすために天下統一をまた誓った日であった。


おのがよくのためではなく、大勢の民のためにと最短で悲しみやいかりがきえるようねがいをこめ戦国の世を生きた。


ルイスフロイスの信長の人物像というものがある。それをみるに指揮官として天性の才をもっているとだれしもが感じるであろう。


その苦悩たるやじんじょうなものではなかったに違いない。


想像を絶する日々を生きていく信長をウツロと深井はかげながら支え続けると考えていた。


魔人の統制をとれるのは深井だけ。


それが、ネックであったのはいうまでもない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ