卑猥毛玉もふもふ狐 時空警察編
いちびの狐がマセキのかけらをたべてしんだ。
甦り9尾のきつねとして魔物になる。
そんなことが信長のやしきのちかくでおきていた。
『コン……』
きつねは意識と自我はあったがしゃべれなかった。
信長が鉄砲で演習していると九尾の狐があらわれて大騒動になった。
『あやかしがでたぞー!殿をお守りせよ!!』
『コンコン』
狐はただひととなかよくしたかったのだ。
『これは面妖な!あでやかじゃのうきつねよ!』
『コン…?』
『ほうれ!まわってみい!』
『殿!獣のあやかしですぞ!けがをしてはこまりませう!』
信長は子供のようにはしゃぎながら狐とあそんだ。
狐も楽しかった。
たんっと、乾いた炸裂音がした。
倒れる狐。
『きゅう……』
臓物が飛び出ししにかけている狐をみて信長はおこった。
『誰ぞ!!だれがやった!!』
『わしですぞ』
あらわれたのは雑賀衆の権髄というおとこだ。
無精髭をはやしむこつなおじさんといった風貌で『とのにわるさをするでのぅ』とにんまりとわらってみせた。
そこには純粋な信長の邪魔をしてやろうという悪意があった。
ギルティギフテッドで九尾の狐から狐人になった狐は権髄の頭をくらった。
ちょっとかじってころしたのだ。
『なんじゃ、ひょろっこいのひとわ』
『なんと!へんげしおったわ!』
信長は絵巻でみたような光景にどぎもをぬかれた。
『くっくっく主よ。わっち、とあそんでくれたのぅ!うれしきことよ、もっとあそんでたもれ』
毛皮がいくぶいかまだらにあり、半裸のようになっているさまは卑猥毛玉というにふさわしかった。
『ぬおぉぉおおおおとのおおおお!!』
深井はすかさず入り込んだ。
『なんの因果か知りませぬがこれは俺のみからでたさびのようなもの、拙者がとりあつかってもかまいませぬか?』
『よきにはからえ』
『と、と、と、殿ぉぉおおお!!』
深井は狂喜乱舞した。
狐の魔人だと!?もふもふくんかくんか、はぁはぁすーはぁすーはぁ、おれのおもいとどけー!!かわいい獣人興奮するんじゃー!といって狂喜していた。




