ハンターたるもの 七つの原罪編
『土肥さん、うざいっすねぇ!おれそういうんじゃないんで!』
チャラは教育というなの指導にたえられなかったのだ、戦闘中にきかされる説教は彼のプライドを傷つけた。
『お前はいつもそうだ!話を聞かないし、理解しようともしない!』
『しらねっす、うぃっす!』
『味方を巻き込むようなことはするな!ハンター十カ条にある「最低限の武芸の会得」をおもいだせ!かえったらHUNTER×HUNTER一気見な!』
『パイセン、ロールプレイングつづけるのしんどいっすよ!念とかつかえねえっす!』
『考えるな!感じろ!』
『うぃす!』
チャラは土肥の極度のHUNTER×HUNTERオタク具合にあきれていた。
制約と誓約とかいって魔法を使うときは長い詠唱をしたり、自分に根性焼きしてこれでまた能力が増えたなといっていた。
『球種がわかってもおれたちじゃ打ち損じるから』
土肥がいい終えるまえに遮るチャラ。
『モラウさんすか?ぅぃす』
『わかってきたなぁ!チャラぁ!!』
頭をごしごししてほめる土肥。
チャラは同性愛者でもあったので土肥のことが好きなっていたので、ロールプレイングにも付き合っているのだ。
土肥にはこの感情は隠してある。
『よしっ、騎士どのにつづくぞ!』
緑の騎士と藤堂が何撃うちあったかわからなくなったころチャラは火炎放射器を背中にせおい、装備かえて蒼炎の篭手とよばれる魔道具を装着した。
蒼白く燃える炎が拳をまとっているナックルだ。
『制約と誓約すね!』
『いけっチャラ!』
『うぃす!』
拳をがつんと叩きあわせて藤堂の懐に潜り込もうとしたが、なぎ払われてビルに叩きつけられた。
壁面には人型がくっきりのこっており青色の炎がちりちりとコンクリートをこがしていた。
藤堂は目標を達したので離脱しようとしたが緑の騎士の攻撃とチャラの影の導によって逃走を阻害された。
『くっ陰湿な技をつかうやつらだ』
貫通して迂回して戻ってきたチャラはいった。
『撤回はしなくていい、所詮獣の戯れ言、おれの心には響かない』
『いいぞぉ!チャラわかってきたな!ボノレノフ=ンドンゴの台詞だ燃えるぜ!』
『HUNTER×HUNTERを見直して出直してきな』
ビルの隙間で足を固定された藤堂を火炎放射器で焼き払った。




