登場人物紹介
登場人物紹介
〇瀬名川瞬
高校の先輩、真美がノリで試した転移魔法によって白の世界に転移して来た男子高校生。2年生。
身長172cmで、クセのない黒髪を下ろしたヘアスタイル。容姿は平凡で、所謂しょうゆ顔。
城田と真美のボケを完璧に捌き切る最強ツッコミ役。ボケのスケールに巻き込まれたり、理不尽にマイノリティ側にされることも多い。
母親が早くに他界したため、父親である智也に男手ひとつで育てられた。
しかし智也がかなりのボケ気質であるため、小学生という早い段階でツッコミに目覚める。
彼にとってツッコミはリズムゲームのようなものであり、テンポ良く的確なワードを発することに快感を覚えているところもある。
また同時にツッコミは義務にも感じており、自分がマトモじゃないとこの作品は崩壊するという自覚がある。
強烈なクセのある城田と真美に対し、ツッコミ以外の部分は無難。
実は割と優柔不断なところがあり、自分で何かを決めるのが苦手。
絶対に嫌なことは下半身がウミウシになること。
真美と出会った時はその可愛らしい容姿に惹かれかけていたが、真美の狂気的な発言を聞いて即座に認識を改めた。今は真美とデートすることについて、ゴリラが確定申告するくらいあり得ないと言い切っている。
至って普通の高校生だが、異世界への憧れは人並みにある。剣の世界で伝説の剣を抜き、勇者になったことがある。だがその直後に剣が刺さっていた穴に嵌り、黒ひげ危機一髪が始まるというオチに使われた。
他にも水族館の世界でアシカに豪速球をぶつけられる、レーシングゲームの世界で瞬だけマシンが缶ポックリ、雪の世界で雪だるまの帽子探しをする際、城田と真美はそれぞれ神の力と魔法を使っていたにも関わらず、一人だけ「足で稼ぐしかない」と言われるなど不憫なキャラクター。
彼女募集中だが、真美だけは嫌だと思っている。
城田やゲストキャラのことを全員「お前」と呼んだ上タメ口で接しており、意外と礼儀知らずな面がある。ツッコミにも遠慮が無く、ある意味全員に対して平等と言える。
真美に対しては一応敬語で接しているが、これはあまり逆らうと下半身をウミウシにされるため。
〇野崎真美
瞬と一緒に白の世界に迷い込んだ女子高生。瞬の先輩で、3年生。
大きな目に整った顔立ちで、黒髪をポニーテールにまとめている。身長は低く、一見すると可愛らしい容姿をしている。
オカルトマニアで魔法を研究しており、ノリで転移魔法を試したらなんか異世界に来ちゃった。
相撲好きで、『スモリスト』を自称している。相撲を摂取しないと力が出ない。
帰るための呪文を思い出すために様々な呪文を試した結果、白の世界を都市化してしまった。
城田とともに異世界を周り始めてからは、一番に各世界に順応している。
特技は魔法以外にもロンダートバク転や多言語を話せること、ジュレヌクのモノマネがある。
中学時代はバレー部のエースでアウトサイドヒッターだった。
目が良く、視力は12.25ある。
母親の遺伝でボケ気質であり、その母親は語尾が「熊本」であることが分かっている。
時折とんでもなく怖い顔をすることがあり、ブチ切れることでゲストキャラに言うことを聞かせたことがある。
座右の銘は『ガッルス・ガッルス・ドメスティクス』。これはニワトリの学名であり、真美によると『キチンと生きる』という意味。
なお瞬からは「チキンと生きてどうすんだよ!!」と言われている。
中型二輪免許を持っている。父親から譲り受けたバイクがあり、車体には「悪い子はいねぇかー」と書いてある。父親は埼玉で漁師をやっており、それを聞いた城田は「まさかな」と思った。
好きな寿司ネタは樹液。裁判傍聴のキャッチに引っかかったことがある。
理想の家は事故物件。好物はわんこぜんざい。
自由な発想と奇怪な経験でボケまくるが、実は一番各異世界に順応しており、話の進行役やツッコミ役に回ることもある。
瞬とは対照的に城田やゲストキャラをさん付けで呼び、瞬よりも丁寧に各世界のキャラと接している。
〇城田保和糸
何も無い真っ白な世界、通称「白の世界」を支配する神。上裸に白いコートを羽織り、肌も髪も目も排泄物も何もかも白い。
定期的に白いものを摂取しないと消えてしまう。摂取する白いものは食べものとは限らず、瞬にチェッカー柄の白い部分やティッシュなどを無理やり食べさせられたこともある。ドライアイスを口に含み、タバコのように吹かしていることがある。
基本的にものぐさで何もしないため、白の世界はただ白いだけで何も無い。
右手を上げることで神の力を使うことができる。好物は白ご飯で、大好物はグリーンカレー。
神としては若い方で、犬で言うと5歳。
神様ランキングではボクシングの神、モ〇メド・アリの一つ上で、漫画の神、手塚〇虫の12個下。間にはアポロンとかヘパイストスとかいる。
神様学校に通っていた頃は、テストの成績が40人中38位。下にはアポロンとかヘパイストスとかいる。
座右の銘は『ホワイトアウト』と『頻尿』。
一人称は「我」で仰々しい口調で話すが、シュールな内容しか話さない。ちなみに、本人は至って真面目。
特技は白玉のモノマネで、趣味は一人でバンドをやること。一人バンドの時は垂直跳びを高速で行うことで分身している。
また漢字が好きで、読みにくい漢字を使ったり無理やりカタカナの言葉を漢字に変換することがある。これは変換機能を使っているが、デバイスは不明。でも神スタグラムとかKAMINEとか神のSNSをやってるから多分スマホみたいなの持ってる。
特急電車や新幹線も好きで、『Shirota』という交通系ICカードを持っている。
好きな寿司ネタは吹田市で、万博公園の辺りが美味いらしい。
実家は群馬県前橋市で、練馬区育ちだが吉祥寺育ちと言っている。
口説き文句は「毎日我のはやかけんにチャージしてくれ」。
神の先輩であるポセイドンが白の世界に海を作りに来てくれたことがあるが、絶対に牛乳の海にしてくれと頼んだら呆れて帰られたことがある。右投左打。
〇地の文
この作品におけるナレーター。我を出してはいけないというセオリーをぶち壊し、第1話からゴリゴリに自我を出している。
特に作者がネタに困った時に繰り出す冒頭ブッコミボケは多種多様で、代表的なものを挙げると
・最終話予告(第1話)
・エアコン『ホワイトエアー』のCM(第13話)
・俳優の源五郎丸武雄が左衛門三郎秀夫に改名するニュース(第26話)
・茨城県の天気予報(第38話)
・少年とカニの友情映画『EIGORO』の予告(第42話)
・『EIGORO 2』の予告(第44話)
・白ラジオ体操第一(第52話)
がある。
他にも地の文でありながらゲストキャラを口説こうとしたり、地の文であるが故に強引に話を端折るなど問題行動が目立つ。
ゲストキャラや分かりにくいボケを詳細に掘り下げるボケも行っているが、これはネタが伝わらない読者に向けたものでもあるため、完全に悪ふざけとは言いきれないのが歯がゆい。
地の文でありながらキャラクターと会話をしている場面があり、どうやら全員に見えているらしい。特に瞬は律儀に地の文にもツッコミを入れている。
地の文であるため、見た目や年齢、性別などは一切不明。英検2級。




