143.続々・川遊び、満喫【閑話】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
わたしたちはみんなで、川遊びしにきた。
色々大変だったから、まったりしたいのです。
「キリエ様! 御昼食の準備が整いました!!!!!」
チャトゥラさんがぶんぶんぶん! と手を振ってくる。
わたしたち、そして魔物の子供たちは、川から上がる。
チャトゥラさんが手に持っていたタオルで、わたしをふこうとしてきたので、固辞した。
そこまでやってもらうのは申し訳ないもの。
タオルでふきふきしたあと、わたしたちは河原へ移動。
『うっひょおぉい! 肉だぁ!!!!!』
くま吉君、大歓喜。
鉄板の上では、じゅうじゅうと、肉やら野菜やらが焼けていた。
この森ではなぜか、肉も野菜も畑から取れるのよね……(遠い目)。
ノアール様のおかげでね!
「焼き肉をご用意させてもらいました! キリエ様の要望通り、皆が美味しくたくさんご飯を食べられる方法を考えて!」
「ありがとう、チャトゥラさん」
「うぉお! ありがたき幸せっ! さぁ、皆の衆、じゃんじゃん食べなさい!」
魔物の子供たちが、わっ……! と一斉に肉に群がる。
『うみゃー!』『ぴゅーい! うまーい!』『うまーし』
くま吉君たち、本当に美味しそうに食べてるわ。
ふふ……良かった、皆笑顔でいいことね。
「……キリエ」
「メドゥーサちゃん、どうしたの?」
「……あーん」
お箸でつまんだ肉を、メドゥーサちゃんがわたしにむけてくる。
「え、え? い、いいわ、自分で食べられるもの」
「……しゅん」
「ああ、もう! わかったから、悲しい顔しないで。あ、あーん」
メドゥーサちゃんのお箸の肉を、ぱくん。
もぐもぐ……。
うん。
「おいしいわ!」
「うぉおお! あっりがたきしあわせえええええええ!」
用意したチャトゥラさん、凄くうれしそう。
メドゥーサちゃんも「うっふ♡」とうれしそう。
……でも、あのその……。
「め、メドゥーサちゃん?」
「ちゅぱちゅぱ……なに? キリエ?」
「あのぉお……どうしてわたしがくわえたお箸を、ちゅぱちゅぱしてるの?」
「……愛、ゆえに?」
なにゆえに……?
『あ、ずっり! おいらも姉ちゃんにあーんするう!』
『ぴゅー! ぐーちゃんもするー!』
その後みんなこぞって、わたしにお肉を食べさせようとするのだった。
け、ケンカはいけませんよっ!
【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】
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タイトルは――
『伝説パーティの最強おっさん、序盤の街で優雅に暮らす~スキル器用貧乏のせいで村を追放された俺、最難関ダンジョンをクリアし故郷へ帰る。馬鹿にした連中が正体を知ってすり寄ってくるけど相手にしません』
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