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89 ガートゥナ王国王都


 秋斗達がサンタナ砦に帰還して2日後、救出した奴隷被害者を改良した荷馬車に乗せて医療院へ搬送を開始した。


 西街の医療院に収容できる数は20名。残りの者はガートゥナ王国王都の大きな施設に収容させるが、比較的軽度な者は他の街へ搬送されたり、本人の希望に沿って故郷へ搬送される。

 秋斗達は王都で勲章の授与やガートゥナの王政から正式に謝辞を受ける件があった為、王都に到着すると入場門前で救った被害者達に感謝と別れを告げられながらケンタウロス族が引く荷馬車を見送った。


 そして、現在。秋斗達はガートゥナ王都にある英雄墓地にいた。


「騎士ジョンソンは守るべき民の為に立派に戦った。彼は我々の誇りです」


 サンタナ侯爵が犠牲になった騎士達6人の遺族を前に、亡くなった騎士達1人ずつ彼らの功績を称える言葉を述べる。


「我が国の為、我が国民の為に戦ってくれた事、ガートゥナ王家を代表して心より感謝する」


 サンタナ侯爵に続いてガートゥナ王家を代表してオクタヴィアが遺族へ感謝の言葉を告げながらしっかりと頭を下げた。


 遺族の母親達は立派に勤めを果たした自分達の息子が収められた棺に泣き崩れ、6人の騎士達の父親は涙を流したり唇を噛み締めて目から零れるのを我慢しながら、泣き声を上げる妻の代わりに息子の上司であったサンタナ侯爵、国の王家であるオクタヴィアへ「勿体無きお言葉です」と返した。

 

 騎士団を組織した王家、上司であったサンタナ侯爵、2人は今回のような場面を何度も経験しているが家族の死を悲しむ遺族を見るたびに、心が針を打ち付けられるように痛む。


 残された遺族達も自分の家族が死ぬという可能性を考えなかった訳ではない。最前線の砦に派兵されると聞いた母親達は何度も何度も心配したし覚悟もしていた。それは父親も同様であるが、実際に息子の死に直面して納得しろと言うのは無理な話だろう。

 

 命令した王家と直属の上司である2人が今出来る事は言葉しか掛けられない。金銭の保証なども十分にするが人の命は金に代えられないし、己も1児の母であるオクタヴィアは彼らからかけがえのないモノを奪ってしまったという気持ちが痛いほど理解できていた。


 泣き崩れる遺族達と頭を下げ続けるオクタヴィア、サンタナ侯爵を背後から見守っていた秋斗とグレンは一歩前へ進み出て遺族達の前に並び立つ。


「己を犠牲にしながら愛する国民を守った貴方達の息子さんは間違いなく英雄です。世界で一番大事なモノを失くした貴方達にとっては気休めにしかならないでしょうが、息子さん達の名誉を称える勲章を受け取って下さいませんか」


 秋斗が6人の父親に、それぞれ1つずつ金で出来た勲章を直接手渡す。


「賢者様。ありがとうございます……。息子の仇は……」


「自分が直接。既にこの世にはいません」


 詳細は伏せたが秋斗が仇を取ったのは事実だ。


 東側で最も位の高い賢者から直接何かを手渡されるというのは大変名誉な事、父親達もそれは理解しているが悲しみが大きすぎて嬉しさは込み上げて来ない。

 しかし、賢者の口から伝えられた「仇は取った」という言葉を聞いて勲章を握り締めながら、ついに我慢していた涙が零れる。


「国の為に戦った、偉大なる英雄達に! 敬礼ッ!!」


 勲章の授与が終わると、グレンは大声でその場に控える騎士団、王家に指示を叫ぶ。

 秋斗とグレンはアークエル軍式の敬礼を、現代の王家と騎士団達は騎士礼をして6人の英雄達を称えた。


 6つの棺を英雄墓地に埋葬するまで見届け、その後は全員揃ってガートゥナ王国王宮へ向かった。




 王宮の警備をする兵士や騎士、ガートゥナ王国の貴族達に頭を下げられながら大会議室へ。


「皆様、お疲れ様でした。本日は既に夕方を迎えております故、ゆっくりと体を癒して頂ける様に準備は整っております。レオンガルド王国へ向かうまでの3日間、ごゆっくりお過ごし下さいませ」


 大会議室でレオンガルドへ向かうまでの3日間のスケジュールをガートゥナ王国宰相も含めて確認し、彼の言葉で会議は閉められる。

 彼の言う通り、既に空はオレンジ色に染まっている。この後の予定はオクタヴィアを交えた全員で食事を摂ったら用事は特に何も無い。

 秋斗は初めて訪れたガートゥナの王都を見学してみたかったのだが、賢者と軍将の来訪を喜ぶ国民の混乱が予想されるので王都を見学するのは明日以降護衛を付けてからにしてくれ、と宰相に言われてしまった。


「明日、街に出るなら私が旦那様を案内しよう!」


「そうか。助かるよ」


 王都の案内を買って出たオリビアは胸を張って任せろと主張する。

 秋斗もそんなオリビアを頼もしく思って、新たな発見があるであろう明日を楽しみにしていた。


(姫が街に出ても大騒ぎになるんですけど……)


 宰相と貴族達は国民に対して自分達の人気に疎い秋斗達を苦笑いを浮かべながら見つめていた。


 一度割り当てられた客室へ向かい、落ち着いた後でメイドの案内に従って王宮の食堂へ。

 再び全員揃ったところでワインが入ったグラスを掲げて乾杯した後に夕飯がスタートしたのだが、秋斗とグレンはここで思いがけない出会いを果たす。


「「カレー!」」


 夕食がスタートし、メイドと執事が食事を運んできた際に2人は何やら懐かしい匂いを感じ取っていたのだが、2人の予想は正しく賢者時代でも馴染み深かった料理が夕食のメニューだった。


「カレーはガートゥナ王国の代表的な料理なんですよ。1年の後半、冬に近づくと山に近いガートゥナは雪がたくさん降るので内から熱くなる料理が多いんですが、その筆頭がカレーです」


 料理道を極めしソフィアの話によれば、カレーの他にもおでんや鍋を作って皆で囲むのがガートゥナの伝統らしい。

 もちろん、それらの料理を広めたのはケリーだ。何でも、カレーに使用するスパイスのいくつかがガートゥナで自生していたらしく、それを見つけたケリーが他の国から持ち込んだ物と合わせて作ったのが始まりらしい。

 

 因みに、秋斗の前に出されたカレーはカレーライスだ。

 ガートゥナで最初に食べられたカレーはパンに浸して食べていたらしいが、エルフニアで米の栽培が軌道に乗った際にケリーが米の普及と売り込みも兼ねてカレーライスを食べさせたらしい。

 ケリーが賢者時代のアークエルではカレーライスの方がポピュラーだった、と伝えると瞬く間に国民に浸透して今ではカレーライスの方が親しまれている。

 パンより米派の秋斗にとっては嬉しい限りだ。


「うまい、うまい」


 秋斗は早速、皿に盛られた米にルゥをかけてパクパクと口に運ぶ。

 ケリーのレシピを忠実に守って作っているのだろう。ルゥはやや辛口であるが賢者時代に研究所の食堂で食べ親しんでいた味とほぼ同じ。

 親友であるケリーが研究して市販されていたカレーの固形ルゥ『激うまアークマスターカレー』の味だ。秋斗は懐かしくて涙が出そうになる。


 辛口なのは寒い日に食べて体の中が温まる、という理由からだろうか。少し汗が出るが米がススム。


「懐かしい……。基地や海軍との共同訓練で食べた時を思い出すな……」


 グレンは二度と食べられないと思っていた懐かしき料理に、昔を思い出しながら汗なのか涙なのか判別できない汁を流しながら食べていた。


「お気に召して下さったようで嬉しいです」


 2人が夢中で食べる様子にカレーを作った宮廷料理長も嬉しそうに笑っていた。




-----



 翌日は王都見物に向かった。

 秋斗と婚約者であるリリとソフィア。新たに婚約者(一応まだ暫定)となったオリビア、男性不信にも拘らず最近積極的なエルザ、イザークにグレン。そして、姫付きのジェシカ。

 同年代チームだ。若干3名ほど同年代と言って良いのかわからないが、口にしてはいけない。

 ここまでは良い。いつも通り、というか想定内のメンバーだ。

 

 問題は彼らを護衛する騎士の数だった。

 

 ガートゥナ王国の宰相は心配性らしく、同行する護衛騎士の数は20人。ガートゥナ王国では1個小隊とされる数だった。

 彼らは手に槍を持って秋斗達を囲みながら進む。

 

 街に出れば秋斗とグレンに対してサインや握手を求めようとする国民もいるが流石に多数の騎士が厳重に囲んでしまえば言い出せずにいた。

 良いのか悪いのかわからないが国民に囲まれて見学する時間が無くなるのもよろしくない。秋斗は仕方ない、と状況を受け入れるがグレンは少々戸惑っているようであった。

 そんな状況でも遠目から見られたり、黄色い声を上げる人達は存在する。

 声を上げる者達へ秋斗と国の王子と姫達は慣れたように笑顔で手を振り、手を振ろうか悩んでいたグレンは秋斗に肘で突かれてからぎこちなく手を振っていた。


「昔の私が今の状況を見たら腹を抱えて笑っているだろうよ……」


「それは同感だが、諦めろ」


 秋斗とグレンはそんなやり取りをしながら街を歩いて行く。


 最初に立ち寄ったのは王都で嗜好品を取り扱う商会であった。王都で一番大きいとされる商会の店舗はレンガ作りの2階建てで、屋根が三角に尖がっている。

 この三角屋根を携えた作りは、冬に降雪量の多いガートゥナ王国では標準的な建物の構造である。積もった雪で屋根が潰れないように、自然に下へ落下させる仕組みだと現代で書かれた旅行記、東大陸旅行記 『旅日和』という本に書かれていた。


「いらっしゃいませ。我が商会へ足を運んで頂き、光栄に存じます」


 入り口にドアマンのいる商会の中へ足を踏み入れると、中には白い髪と虎の耳、尻尾は細く白と灰色の縞々の色をした虎人族の老人が執事服に近いフォーマルスーツを着て中央に立っていた。

 彼の左右には従業員と思われるエプロンをつけた女性や男性が並び立ち、一斉に頭を下げて秋斗達を出迎える。


「ハノック殿。お邪魔する」


「はっ。姫殿下。本日は人払いも済ませております。必要な物がございましたら何なりと申しつけ下さいませ」


 オリビアにハノックと呼ばれた老人は、このハノック商会の会頭で宰相から秋斗達が訪れると事前に知らされ準備万端で待っていたようだ。

 店内にある棚には商品が綺麗に並べられ、店内もこれまた綺麗に掃除されている。


「じゃあ、少し見て回らせてもらおう」


 秋斗の号令で全員が店内に散って行く。それぞれに予め決められていたであろうベテラン従業員が邪魔にならないよう後ろに付いて、手に取った商品の解説をしてくれる。

 女性達は建物の2階にある高級香り袋や綺麗な色をしたキャンドルなどを見に女性向けのコーナーへ。男性陣は3人固まって店内1階を左周りに順に見て回る。


「お。これってタバコか?」


 グレンが手に取ったのは刻みタバコが詰められた小さな銀色の箱。箱が置いてあった棚には数種類の刻みタバコと一緒に香料とパイプが置いてある。

 

「はい。そちらはガートゥナ産のタバコです。こちらはラドール産のラミアタバコですね」


 賢者時代でもタバコは嗜好品扱いだったが、それは現代でも同じなようだ。商品説明を行ってくれている会頭のハノックによれば東側全土で愛煙家は多いらしく、特にラドール魔人王国に多いらしい。

 ラドールでは多くの異種族が混在しているがラミア族という下半身が蛇の女性しか生まれない種族が広めた文化で、ラドールで暮らすラミア族のほとんどがタバコの葉を生産する仕事に就いているという。


 ハノックの言ったラミアタバコというのがラミア族が生産するタバコの葉で、ラミアタバコは本場一級品という扱いだ。当然、お値段も高い。ガートゥナ産の刻みタバコ1箱が銀貨3枚に対し、ラミアタバコは金貨1枚と銀貨5枚。

 ガートゥナで売られている物には輸送料なども含まれているのだろうが、それでも金貨1枚以上という価格は超高級品という扱いだ。勿論、ガートゥナ産の銀貨3枚もタバコにしては高級な部類に入る。


「へぇ。パイプだけじゃなくて紙巻タバコもあるのか」


 パイプが並べられた下段には、専用の銀ケースに収められた紙巻タバコが置かれている。こちらもガートゥナ産とラミア産があって1箱20本入り。ラミア産の方は刻みタバコよりも高い金貨4枚と銀貨8枚という値段だった。


「紙巻タバコは純白紙を使用していて値が張りますので、あまりメジャーではありませんね。お客様がお買い上げされるのはパイプか葉巻の方が多いです」


 現代の製紙技術は大量生産できるほど発達はしていない。紙は一般人も使える価格の物もあるがそれらは不純物の混ざった紙で純白とは言えない色だ。


 だが、ラミア産の紙巻タバコは純白の紙で巻かれているので嗜好品の中でもかなり上位の物と言える。これには理由があり、紙巻タバコは賢者時代の遺跡から発掘した文献(雑誌)に書かれていた賢者時代でメジャーだった紙巻タバコを再現した物で現代の技術力ではコストが跳ね上がってしまっているからだ。

 つまりラミア族も大量に売れるとは思っていないネタ枠――賢者ファンが古の時代に浸りたい時に吸う特別な一品だった。


 現代の愛煙家が嗜んでいるのは圧倒的にパイプの方が多く、主に一般人向けと言われている。次点で葉巻であるが、パイプよりも少し高価だが貴族層が購入していくようだ。


 葉巻の加工は手作業だが、純白の紙を使わない分コストがそこまで掛からないので生産量は紙巻タバコよりも多い。何より中座しても再度吸い直しが出来るし、賢者時代にあった紙巻タバコに似ているという点から金を持っている愛煙家はこちらを選択する。


 製紙技術がまだ未熟なせいで賢者時代では手作業生産で高価だった葉巻の方が安い、という現象にグレンは少し驚いたようだ。


「葉巻を頂こうかな。ガートゥナ産とラミア産、どちらも試してみよう」


 氷河期が訪れる前はヘビースモーカーだったグレンは葉巻の購入意志を示す。ハノックが葉巻が入った箱を棚から取って従業員へ渡してキープ状態にしたところで次へ。


「あ、この薔薇茶。妻が好きなんですよ」


 イザークが手に取ったのはピンク色をした薔薇の蕾が缶に入れられた物で奥さんのお気に入り品のようだ。見つけるなり即購入意志を告げてキープした。

 旅の途中に長期間妻を放置しているのでレオンガルドに戻るのが怖い、と漏らしていたからご機嫌取りに使うのだろうか……。


「お!?」


 そんな悲しき王子の横で棚を見物していた秋斗は珍しく大きな声を上げる。

 彼が手に持っていたのはコーヒー豆の詰められた白い壺。旅に持ってきたコーヒー豆をかなり消費してしまったので追加を買おうと棚を探していたら東側で有名なレオンガルド王国バルト領産の豆とラドール魔人王国産の豆、2種類の豆の隣にもう1つ別の豆があって未知なるコーヒー豆を見つけた秋斗は思わず叫んでしまった。


「それはガートゥナの東街で作られたコーヒー豆ですね。最近入荷した物で既に流通している2種類よりも知名度が低く、お試しで入荷した物なんです」


 秋斗の叫びに気付いたハノックが説明してくれる。しかも、秋斗の予想通りまだ飲んだ事の無いコーヒーだった。

 彼の説明によれば元々はガートゥナ東街で農家を営んでいる家族が自生していた物を発見して少量の栽培を開始した。彼らが商品化しようと試飲を東街で行ったが流通している2種類よりも酸味が強くあまり受けが良くなかった。

 その結果、商品化は見送られて栽培量も増やさず家族で楽しむ物としていたのだが、ハノックが試しにと仕入れた物だと言う。


「試飲してみますか?」


「是非頼む!」


 ハノックの提案にコーヒー中毒者である秋斗は即応えた。

 従業員が豆を受け取り、準備している間に他の棚を眺めながら待つ事10分ほど。高級なカップに淹れられたコーヒーが運ばれて秋斗は早速試飲する。


 受け取ったコーヒーを口の中で味わうと確かに他の2種類より酸味が強いがガートゥナ産の豆からは甘い香りが漂う。しかし、秋斗にとってはそこまで嫌うほどではなく苦味とのバランスも良い。

 これはこれで良い物だと思うが、現代人にとってのコーヒーは酸味が強い物よりも苦味がガツンと来る物の方が好まれる傾向にあるので受けが悪いのだろう、と推測した。


「これ良いな。ブレンドすれば売れそうだな」


「ブレンド、ですか?」


 酸味が強く売れないのであれば、他の豆とブレンドして味を整えてやればいい。

 秋斗的にはガートゥナ産単品だけでも楽しめるので購入するが購入客が秋斗だけでは農家はやっていけない。そこで、既に流通している2種類とブレンドさせて程好い苦さに調節して香りも甘くて良い物にしてやれば単品でも十分商品としての価値が高まるだろう。

 それらのブレンドという手法を秋斗がハノックに説明すると、彼もガートゥナ産の豆に価値を見出し始めた。


「なるほど。そんな製法があるのですね……」


「俺はブレンドしていない単品でも買う。農家と契約して定期的に送って欲しいくらいだ。少なくとも俺は死ぬまで買い続ける」


「栽培量を増やしてもらいます!!」


 秋斗の死ぬまで買うという言葉の方がハノックを動かす切っ掛けになり得たようだ。

 その後、ガートゥナ産コーヒー豆を在庫ギリギリまで購入意志を示して女性陣と合流した後に会計を済ませた。


 賢者がガートゥナ産コーヒー豆を気に入ったという話はすぐさま東街に住む農家に知らされ、翌年から栽培量が増える事となった。

 後にブレンドコーヒーが開発され、他の豆と相性が良いと評判となったガートゥナ産コーヒー豆の価値は5倍以上に膨れ上がる。

 最初に栽培を始めた農家は賢者御用達コーヒー豆専門農家となって幸せに暮らすのであった。 


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