9 ビデオ通話を始めよう
いよいよしーちゃんとソフィーがビデオ通話で
話します!
「もしもし。はじめまして。ワールドエンドミスティアカデミーの学園長です。きみがしーちゃんだね? 突然ごめんね」
「え? 学園長さん? え?」
「あはは。びっくりしているところに悪いけど、ちょっと伝えたいことがあるからソフィーに通話してもらったんだ。画面の右上に新しいマークが付いているよね。それを押してくれるかな」
「あ、はい」
ソフィーちゃんからの通話に出たら、いきなり学園長さんが話しかけてきた。びっくりしている間に、言われた通り通話画面の右上を見ると右向きの三角ボタンが点滅している。そのサインを指先でつついてみると、吹き出しが現れた。
『おめでとうございます。二人の通話レベルが上がり、ビデオ通話が使えるようになりました。ソフィーにビデオ通話をリクエストしますか?』
── おお、こんな機能が! 面白いじゃん!
迷わず『はい』をタップすると、
『ソフィーにビデオ通話をリクエストしました。応答を待っています』
とメッセージが出て、すぐに画面が切り替わった。横長のスクリーンが開いたので、スマホを横向きにすると画面いっぱいに二人の顔が映った。写真で見ていた通りのソフィーちゃんと、その横から男の人が覗き込んでいる。赤茶色の長い髪を後ろでくくり、眼鏡をかけているほっそりした顎のイケメンダンディーさんだ。
── この人が学園長さんかな?
その男の人が話しかけてきた。
「はじめまして。君がしーちゃんだね。ソフィーから話は聞いているよ。君が想像している通り、僕達の世界は君のいる世界とは違う。簡単に行き来することは出来ないんだけど、僕の魔法なら君をこの世界に連れてくることが出来るよ。今から説明するからよく聞いてね」
ポッカーンとしている間に学園長さんがどんどん話を進めていく。学園長さんが魔法で門を設置するから、その門をあたしの部屋のドアとリンクさせる。するとあら不思議、ドアを開けたらソフィーちゃんのいる学園にそのまま到着、となるそうだ。嘘でしょう!? と言いたいところだけど、画面の向こうは全然作りものっぽくなくて。
「大丈夫。僕にまかせなさい!」
学園長さんはとっても嬉しそうに言う。それにかぶせるように、ソフィーちゃんがくりくりおめめを少しうるうるさせながら、
「しーちゃん。わたし、しーちゃんが心配なの。お願い、来てくれない?」
と頼んできた。
── こんな顔されたら、言うしかないでしょう。
「わかった。行くよ」
「ほんと? しーちゃんに会えるのね」
満面の笑みで言われたら、
── まあ、いっか。
と思ってしまった。
通話を切ってから、思わずぼけーっとしてしまう。さっきの会話を思い出して……。
「え? ちょっと待って? ……てことは、あたし、本当に異世界転移しちゃうのーー!?」
思わず絶叫してしまい、またもや母さんに大目玉をくらった。とほほー。
まさかの学園長登場に、さすがのしーちゃんもびっくりです。
次回ついにしーちゃんが学園に乱入しますよ!お楽しみに。面白いな、続きが気になるっと思ったそこのあなた、ずーっと下の方にある⭐️をポチポチポチっと押したり、ブクマ、いいねで応援してください。
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それではまた2週間後の10時にお会いしましょう。
本編の宣伝です。
しーちゃんが登場する物語
「We are enlister. Save the princesses of Emulia. ─古墳に入ったら、異世界の姫様の協力者にされてしまったので、日本を救って異世界に転生します! ─」
はこちら
https://book1.adouzi.eu.org/n5917gw/
ソフィーが登場する物語
「絶望の箱庭~鳥籠の姫君~」
はこちら
https://book1.adouzi.eu.org/n3370hf/




