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アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第五章 ハルヴェストの丘で一騒動

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7 じゃぶじゃぶ広場で遊ぶよー

次の遊び場はどこでしょう?

 制限時間ギリギリまで芝すべりを楽しんだあたしたちは、汗びっしょりになってしまった。


「あっつー」

「汗が止まらないのです」

「いっぱい遊んだからねー」


 持ってきていたタオルで汗を拭きながらあたしは言った。


「ねえ美桜ちゃん、水着持ってきてる?」

「持ってきていないのです。でも、着替えならありますよ」

「よーし、だったら大丈夫だね!」

「え? 何がなのです?」

「ふふ、これからいいところに行くよ」

「そうと決まったら、いっくよー」


 あたしたちは、吊り橋を渡って隣のエリアに移動した。そのままどんどん奥へ進んでいく。


「あ、メイお姉ちゃん、あそこに羊がいるのです」

「え? どこ?」

「メイ、すごいね。たくさん動物がいるね」

「ほんとだ」

「メイお姉ちゃん、そこはまた帰りに行けるから、まずはついてきて」

「え、そうなの? どこへ行くの?」

「面白いところだよー」


 園内をしばらく歩くと、あたしたちは目的の場所に着いた。


「ふふ、ここだよー」

「へえ。水遊び場か」

「そうだよ、冬夜兄ちゃん。じゃぶじゃぶ広場って言うんだ。ここなら汗も流せるし涼しくなるよー」


 あたしとれーちゃん、美桜ちゃんは脱衣所で着替えるとじゃぶじゃぶ広場に飛び込んだ。

 じゃぶじゃぶ広場は、地面から水が出たり引っ込んだりする穴や、噴水みたいに水を吹き出しているところがいっぱいあって水遊びができる場所なんだ。プールじゃないから泳げないけど、汗を流すにはちょうどいいよね。


 だけど、


「あれ?」

「これ、ぬるいのです」

「気温が高すぎるから水温が上がっちゃってるみたいだね」


 ── 思ったほど冷たく無かったよ……。


 それでもあたしたち三人は、たっぷり水遊び場で楽しんだ。


 その間にソフィーちゃん、メイお姉ちゃん、冬夜兄ちゃんは、あたしたちの母さんに誘われて野菜の収穫体験に参加していたらしい。


 着替えて戻ってくると、三人ともビニール袋を提げていた。


 父さんたちが全員にソフトクリームを買ってくれて、パラソルの下で少し休憩する。


「悪いわね。私たちまでごちそうになってしまって」


 言乃花お姉ちゃんがそう言うと、父さんが察して笑顔で答えた。


「うちの娘たちと仲良くしてくれたお礼みたいなものだから、気にしなくていいですよ」


 ── 父さん、いいところあるじゃん!


 ソフトクリームを食べながらおしゃべりした。

 

「ソフィーちゃん、収穫体験はどうだったの?」

「すごく大きな玉ねぎがとれたよ。上の葉っぱをぎゅっと持って引っ張るとね、玉ねぎが出てきたの」

「野菜ってあんなふうに植わってるんだね、初めて見たよ」

「俺も収穫するのは初めてだ。意外と面白かったな」


 楽しそうに話す冬夜兄ちゃんたちに、言乃花お姉ちゃんが言った。


「料理長さんに渡したら何か作ってくれるんじゃないかしら」

「そんなこともしてくれるのか。だったら助かるな」


 メイお姉ちゃんがあたしたちに話しかけてきた。


「美桜ちゃんたちも楽しかった?」

「はいなのです」

「うん、面白かったよ」

「あんまり冷たくなかったけど、楽しかったね」


 それからあたしたちは園内を少し戻ることにした。


「次は飛ばしてきたあのエリアにとっつげきーっ!」


 動物たちのいるエリアに来て、中に入ろうとしたところでメイお姉ちゃんとソフィーちゃんの足が止まった。


「メイお姉ちゃん、ソフィーちゃんどうしたのです? 早く中に入るのです!」

「メイ、どうした?」


 冬夜兄ちゃんも心配そうに声をかけた。二人はじっと動物たちを見ている。


「……ソフィー、すごいね」

「うん、メイ」


 ソフィーちゃんが口に手を当てて目を丸くしている。メイお姉ちゃんもじーっと動物たちを見ている。


 ── どうしたのかな?


「ソフィーちゃん、大丈夫?」


 あたしも心配になって声をかけると、ソフィーちゃんがぱあーっと花が咲いたような笑顔になった。


「すごい。わたし、本物の動物ってはじめてよ」

「え? そうなの? じゃあ、メイお姉ちゃんも?」

「うん。写真とか映像では見たことがあったけど、本物ははじめてかも。牛って大きいんだね」


 その時、一頭の牛が鳴いた。


「ブモーッ」


 メイお姉ちゃんがクスクス笑った。


「ふふ、本当にモーって鳴くんだね。ソフィー、来られて良かったね」

「うん、メイもうれしい?」

「もちろん」


 そう話すメイお姉ちゃんとソフィーちゃんが、とってもきれいに見えた。


本編ではさらっとしか書けなかった部分が書けて、まりんあくあも楽しんでいます。

まだもう少しハルヴェストの丘を楽しみますよー。

2週間後もお楽しみに。


今回の話は、本編の105話とリンクしています。


本編の宣伝です。


しーちゃんが登場する物語

(タイトル変わっています)

「We are enlister. Save the princesses of Emulia. ─古墳に入ったら、異世界の姫様の協力者にされてしまったので、精霊を仲間にして日本を救います! ─」

はこちら


https://book1.adouzi.eu.org/n5917gw/


ソフィーが登場する物語

「絶望の箱庭~鳥籠の姫君~」

はこちら


https://book1.adouzi.eu.org/n3370hf/

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― 新着の感想 ―
パパさんみんなに奢ってくれるとは太っ腹ですね! 芝滑りにじゃぶじゃぶ広場、ソフィーちゃんの笑顔が眩しいです♡ ほっこりしました✨
メイお姉ちゃん、名前に親近感がw そんなことよりソフィーちゃんたちと遊ぶしーちゃん。 とても楽しそうで癒されるなあ!(´▽`)°・*:.。.☆ 続きも楽しみです!
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