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アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第五章 ハルヴェストの丘で一騒動

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4 宝石鑑定とソーセージ作り

ソーセージを作るしーちゃんたち。でもれーちゃんの様子が少し変です。

 あたしたちは、家族が並んでくれている列にぞろぞろと移動した。さっき母さんたちがいたところに、父さんとれーちゃんのおじさんがいる。交代で母さんたちはトイレに行ったみたいだ。


「ねーねー、父さん! みんなの石を鑑定してよ」

「ん? どういうことだい? ……ああ、宝石探しをしてきたんだね。どれどれ」


 父さんたちにそれぞれの石を見てもらった。あたしが取ってきた藍色の一番大きな石は、ラピスラズリという種類の石だった。れーちゃんの持っていたピンクのはローズクォーツ。美桜ちゃんのはフローライト、ソフィーちゃんのはなんと、クリスタル! 水晶なんだって。あたしも取っといたら良かったよ……。そして、メイお姉ちゃんの一番大きな石はレッドジャスパーというらしい。


 他にも、アメジスト、オニキス、アマゾナイト、縞瑪瑙しまめのう……あんまりたくさんありすぎて途中でわけわかんなくなっちゃった。


「ね、ね、父さん。この中で一番お高い石は、どれ?」


 そう聞くと、困ったような顔になった。


「宝石の価値はその人によって違うんだよ。詩雛が気に入った石を大事にするといいんじゃないかな」


 ── えー、それじゃよくわかんないよ。


 あたしが唇をとがらせていると、ソフィーちゃんが言った。


「うふふ、わたしにとってはどれも大切な宝物だよ。だってみんなで一緒に取ったんだもの」

「そうだね。私も宝物が見つかったよ」

「ふ、ふ、ふ。異世界の宝物ゲットなのです! お姉ちゃんに自慢できるのです」


 メイお姉ちゃんも美桜ちゃんもうれしそうにしている。だから、


 ── ま、いっか。 異世界のお友達と一緒に宝探しなんて、そうそうできることじゃないもんね。それだけですっごい奇跡だよね!


 って。


 その時、冬夜兄ちゃんが呼びに来たので、みんなはゴーカートの方へ移動していった。あたしとれーちゃんは急いでトイレに向かった。


 


 ソーセージ作りは楽しかった。二人一組で作ることになったので、父さんたちでワンチーム、あたしとれーちゃんは自分の母さんと組んで一チームずつになった。


 れーちゃんはトイレからずっと何か考え事をしているみたいで、時々ぼーっとしてはおばさんに注意されていた。受け取ったお肉をハーブや塩と一緒にボールの中でこねこねするんだけど、時々手が止まっている。何回もおばさんに声をかけられては、ハッとしてこねるのをくり返していた。


 あたしが、


 ── おいしくなーれ、おいしくなーれ。


 と一生懸命こねている横で、何回も止まるれーちゃんにいい加減イラーッときたので、


 げしっ


 ひじをお見舞いしてやった、んだけど……。


 今回のれーちゃんは手強かった。


 時々、温度が上がらないようにソーセージのたねを氷と水の入ったボールの上でこねないといけなかったんだ。揺れるから気をつけないといけないのに、横でバッチャンという音がした。テーブルの上が水びたしになっている。


 ── あーあ、やっちゃったね、れーちゃん。


 みんな汚れてもいいようにビニールのエプロンをしているから、床とテーブルだけで済んだし、かんじんのソーセージの材料も無事だった。だけどさすがあのあたしもあきれて、


「れーちゃん。それはあたしでもやらないよ?」


 と冷たーいツッコミを入れてやった。れーちゃんはしょげてたけれど、そこからはちゃんと作業に専念していたので、あたしもおいしいソーセージのために頑張った!


 仕上がりが楽しみだったけど、これで出来上がりじゃなくて完成するには時間がかかるんだって。後で取りに来ることになったから、あたしたちは先にお昼ご飯を食べることになった。


 フードコートはまだ早い時間だからそんなに混んでなくて、席はすぐに見つかった。母さんたちと注文しに行っている間に、入口からソフィーちゃんたちが入ってきた。


「ここにいたのですね! いっぱい遊んだから美桜はもうお腹ペコペコなのです」


 そう言いながら美桜ちゃんが走ってきた。


今回は本編の103,104話とリンクしています。本編既読の方、ソーセージの出来上がりについてはないしょですよ!(笑)


それではまた2週間にお会いしましょう。


本編の宣伝です。


しーちゃんが登場する物語


「We are enlisters. Save the princesses of Emulia. ─古墳に入ったら、異世界の姫様の協力者にされてしまったので、精霊を仲間にして日本を救います! ─」

はこちら


https://book1.adouzi.eu.org/n5917gw/


ソフィーが登場する物語

「絶望の箱庭~鳥籠の姫君~」

はこちら


https://book1.adouzi.eu.org/n3370hf/

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― 新着の感想 ―
宝石の価値は人それぞれ、っていうお父さんの言葉が響きますね! 確かに、こういうのは値段じゃないですよね(*^◯^*) そして珍しく失敗してしーちゃんに突っ込まれるれーちゃん。 妄想モード? 心ここに在…
これは楽しみですね!(´▽`) 続きも楽しみですo(´▽`o)
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