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アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第四章 えー、姫様達も転移しちゃうのーーーっ!?

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7 ハルヴェストの丘で衝撃の出会い!

美桜ちゃんが何かたくらんでいるようですが……?

 あたしはその後、本にかじりついて動かないれーちゃんをひっペがして、ソフィーちゃんと特別寮に戻った。クッキーとお茶で休憩して、学園長室に向かう。


 てっきり美桜ちゃんも付いてくると思ったんだけど、美桜ちゃんはなんだか怪しい笑みを浮かべてあたしたちを見送ると、猛烈に宿題に取りかかっていた。その様子はただごとではなかったから、嫌ーな予感を残したまま別れてきた。


 学園長室をノックすると、返事がない。


「失礼しまーす」


 構わず開けると、そこには誰もいなかった。


「あれ、学園長さんお留守みたいだね。珍しいな」

「しーちゃん、勝手に入っちゃ駄目なんじゃない?」

「あ、そこは大丈夫。いなかったら勝手に入っていいよって前に言われてるんだ」

「学園長は忙しい方だからお留守のことも多いのよ」

「そうなんだ」


 パタンとドアを閉めると、


「あーあ、残念。姫様たちのこと聞こうと思ったのにな」

「そうか。昨日ここに来てるはずだものね。ソフィーちゃんは会ったの?」

「ううん。わたしは学園長に言われてここでしーちゃんに通話はしたけれど、会ってないわ。あの後もう一度連絡した時はお部屋にいたから、その後どうなったかは知らないのよ。それに、わたしにはしーちゃんとれーちゃんしか見えなかったから学園長のおっしゃることがよくわからなかったの」


 ── ま、そうなるよねー。あの人たちが見える人の方が少ないもん。学園長さん、やっぱりただ者じゃないよね!


 あたしの世界でも姫様たちが見えてるのはあたしとれーちゃんだけ。父さんも母さんも、発掘のお手伝いに来ている人たちも、なんなら博物館に来ているお客さんのだーれも姫様たちを見た人はいない。


「いないならしかたないよね。また今度来た時に聞いてみるよ。さて、それじゃあれーちゃん帰ろうか。ソフィーちゃんごめんね、またあさって遊ぼうね!」

「うん、しーちゃん。また連絡するね」

「それじゃあいっくよー。ディメンションズゲート、オープン!」



 そうしてあたしとれーちゃんは、元の世界のれーちゃんのお家に戻ってきた。お泊まり会は今日までで、明日はハルヴェストの丘で父さん母さんと合流したら、そのまま家に帰ることになっている。


 ── 明日は思いっ切り楽しむぞー!




 ── ……って、のんきに考えていたこともありました!


 あたしとれーちゃんは、あーんぐりと口を開けたまま、金魚のように口をパクパクさせていた。


 ── 人間、ビックリしすぎると声出なくなるなんて、初めて知ったよ……。


 あたしとれーちゃんは、れーちゃんの両親と一緒にハルヴェストの丘へ来ていた。入り口前でうちの母さんたちと合流し、入場ゲートをくぐり抜けた先。


 見覚えのあるかわいいもふもふの巨大ぬいぐるみと手をつなぐ、目をキラッキラに輝かせた黒髪おかっぱの元気な女の子がブンブン手を振っている姿があった!


 その後ろには同じ黒髪で女の子よりは背の高いお姉さんが、額に手を当ててため息を吐いている。その隣には長い藤色の髪をツインテールにしたきれいな女の人と、短い黒髪の背の高い男の人。


 ものすごーく目立つそのグループをあたしとれーちゃんが見間違うはずがない。


 藤色の髪の女の人が、にこりと笑いながら手を振ってくれた。


 ── なーんで、ここ(・・)に美桜ちゃんたちが、いるのーーーーっ!?


 あまりの驚きに固まっていたあたしたちに、母さんが声をかけてきた。


「詩雛、あの人たちと知り合いなの?」


 ── ど、どう説明すれば!?


 心の中で冷や汗をダラダラかきながらどう焦っていると、後から入場してきた人たちの声が聞こえてきた。


「ねえ、あの子たちって『絶望の箱庭』のコスじゃない?」

「すごい、そっくり!」


 ── そーいうことかーーーっ!! いや、本物なんだけどねっ!?

 

ついにしーちゃんたちの世界に箱庭メンバーが転移してきました!

次回もお楽しみに。


それでは、また2週間後にお会いしましょう。

こちら、本編では101話目からになります。

本編に箱庭のメンバーのことは出てきませんので裏メニューとしてお楽しみください!

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遂に箱庭メンバーが転移!? 続きも楽しみです!
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