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アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第三章 美桜ちゃん、学園にお邪魔しちゃいます!

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16 果てのない迷宮図書館

美桜隊長の迷宮探検隊.無事にたどり着けたのでしょうか?

 ものすごい速さで通路を突っ走る美桜ちゃん。もちろんソフィーちゃんとあたしは引き摺られたまま。


 ── というか、この速さ尋常じゃないよ! やっぱり美桜ちゃん、魔力使ってるんだろうな……。


 ちらりと視線を上げて美桜ちゃんを見ると全身から薄いピンク色の光が溢れ出している。


 ── ソフィーちゃんは大丈夫なのかな?


 ちらりとソフィーちゃんに目をやると、


 ──え? 笑ってる!? 


 ニコニコしていたソフィーちゃんと目が合った。


「うふふ、美桜ちゃん凄いパワーだよね。とっても速くて景色が流れていくね」


 ── ソフィーちゃん。メンタル強すぎない?


「しーちゃんは大丈夫? 私は慣れてるけどしーちゃん初めてよね?」

「これに慣れてるソフィーちゃんにびっくりしてるよ」

「うふふ、大丈夫よ。そろそろ落ち着くんじゃないかな」

「え?」


 もう一度美桜ちゃんに目を向けると肩から息をしているのが見えた。


「な、なんとか到着したのですー」

「え?」

 

 そう言ってへたり込んだ美桜ちゃんの前には、壁にくっついたまま天井まで繋がっている本棚がそびえ立っていた。


「うわぁ。近くで見るとすごいね……」


 落ちてこないのが不思議でしでしかない本の山。よく見ると一つの本棚が上まで続いているわけではなく、途中から継ぎ足されたように箱型の本棚が不規則に積み上がっているのも見える。右を向いても、左を向いても、どこまでも本棚が続いている。


 振り返ってみると、いくつもの本棚が不規則に並んでいて、どの本棚の間から出て来たのかもわからなかった。


「入口はどっちだろう? ソフィーちゃん、分かる?」


 きょろきょろと見回してみても、どこも同じ景色に見える。


「ううん、分からないわ。美桜ちゃん、ここ、どのあたりなの?」

「ふ、そんなの美桜が知るわけがないのです」


 ── そこ! 胸を張って言うところじゃないから!


 自慢げにしている美桜ちゃんに思わず心の中でっ突っ込んだけれど、見渡してみてもどこまでも本、本、本ばかりでどこが入口なのかもさっぱり分からない。しかも、どこを見ても奥まで見通せなくてどこまで続いているのかもさっぱり分からない。


「まずいね。完っ全に迷子だよ」

「ち、ち、ち。しーちゃん、ここに何をしに来たのか忘れたのですか? この図書館を探検するために来たんですよ。これこそ探検じゃないですか!」

「でも、帰れなくなったら意味ないじゃん! あたしたち遭難しちゃうよ」

「そこは大丈夫なのです! ここはお姉ちゃんのテリトリーなのですよ? いざとなったらお姉ちゃんに助けを求めればいいのです。でも、そんなことしたらお説教確定なのです。ここは、美桜の魔法の出番なのです。魔法を使えば出口なんて簡単に見つかるのです。お姉ちゃんのように風魔法で空気の流れを感じ取ればいいのです! 簡単なのですよ。見ているのです」

「美桜ちゃん、大丈夫なの?」

「大丈夫に決まっているのです! せっかく学園に来たのです。ここで魔法を使えないわけがないのです!」


 ──なんだか変な自信満々みたいだけど、本当に大丈夫なのー!?


「いいですか。行きますよー!」


 だけど、辺りを見渡しても普通の図書館みたいに案内板も見当たらない。ここは美桜ちゃんに任せるしかない。美桜ちゃんの体からまたピンク色の光が溢れ出し、その輝きが大きくなりかけた時、突然その光が消えた。


「な、どういうことなのです? もう一度やってみるのです。むうーー!」


 ところが、美桜ちゃんが何度試してみても光は消えてしまう。


「どうなっているのですーー!?」


 美桜ちゃんの絶叫が響き渡った時、


『もう、そろそろいいかしら? しーちゃん、れーちゃんが待っているから戻っていらっしゃい』


 静かな声がどこからともなく聞こえてきた。

最新話をお読みいただきありがとうございます!


面白いな、続きが気になる!っと思っていただけましたら、ずーっと下の方にある⭐️をポチポチポチっと押したり、ブクマ、いいねで応援してください。


感想もらえるとまりんあくあが大喜びします。レビューいただけると、変な舞いを踊って喜びます。


それではまた二週間後にお会いしましょう!

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