5 衝撃の出会いにワクワク
今回は本編とかなりリンクした物語になっています。
詩雛と怜奈に何が起きたのでしょう?
その日の夜、あたしは興奮して盛り上がっていて母さんに何度も「静かにしなさい」って怒られていた。だってね、母さんや父さんにも秘密なんだけどすっごいことが起こっちゃったんだよね!
なんと、異世界人に出会ってその人たちの協力者にされてしまったんだ。嘘みたいでしょ? しかもさ、あたしとれーちゃん二人ともだよ! すごいでしょ?
あたしはシュリーアさんって人の協力者で、れーちゃんはお姉さんのレイアーナさんって人の協力者にされちゃったんだ。
今日はさ、お昼から古墳の中に入ったんだ。中は真っ暗! 父さんの案内で懐中電灯を手にゆっくり中に入っていったよ。危険だからってヘルメットと軍手をしてからね。もうこの段階であたしの心臓はバクバクしていた。あの中にまだ見ぬお宝が眠ってるって思ったらワクワクしてさ。
中に入るとれーちゃんのお父さんと大学生のお兄ちゃんたちがいて、カメラ撮影をするために照明をつけてたんだ。照明の当たってるところだけ明るくなってて、その他の場所は薄暗く見えた。一つの大きな部屋みたいで、真ん中には石でできた棺おけがどーんと三つあった。おじさんたちがいたのは左奥の突き当りの場所。あそこにお宝があるのかなって思いながらキョロキョロ見回してたら、入口側の壁の右端の方に気になる場所があった。暗くてよく見えないんだけど、何かがいる気配がしたんだ。
でもね、れーちゃん以外は誰も気付いてないみたいで、父さんたちに聞いても「何もない」って言うんだよ。気になるじゃない? だかられーちゃんと二人で近くまで行ってみたらさ、そこにいたのは完っ全に普通じゃない人たちだった。まるでアニメから抜け出してきたんじゃないかって感じでさ、水色の長い髪に身体にぴったりとくっついたスーツみたいなものを着ていたよ。
後から宇宙服だって聞いたんだけどその時はさ、本当にびっくりしちゃった。しかもさ、幽霊みたいに透き通ってるから一瞬3 Dプロジェクターの映像かと思っちゃった。それくらいリアルに見えるのに誰にも見えないなんて面白すぎる! これは調査するしかないでしょう?
最初は話しかけても何も答えないしさ、何でいるんだろう? って思ってたら指で何かを示してきたんだ。その場所には白い石のカケラがいくつも落ちていて、その砂粒みたいなものを手に取ったら、シュリーアさんから水色の小さな光が飛んできたよ。その光が石の中に入った途端に頭の中に声が響いてきてね、
『お願いです。私たちを助けてくれませんか?』
って。すっごく真剣な顔で頼んでくるから話だけでも聞いて見ようかなって思ったんだ。だって、まるでファンタジーの主人公みたいな展開でしょ? これは巻き込まれるしかないでしょう!
ま、その後いろいろあったんだけど、結局あたしとれーちゃんはお試しでその人たちの協力者になることにしたんだ。れーちゃんは怖がってたけどあたしはやる気になった。
シュリーアさんたちの目的は思念波っていう謎のモノを集めることだった。あたしたちの世界では全く使われていない不思議な力みたいだよ。人の感情の波が起こす力らしいんだ。古墳の中で拾わされた石にシュリーアさんが飛ばした光。その二つが合わさると石が思念石っていうものになって思念波を集められるみたいなんだ。
最初は砂粒くらいの大きさだったんだけど、さっき確認したら小石くらいの大きさになってて、端っこに小さな穴が開いていた。思念石は思念波を吸収すると大きくなるんだって。元の石の形になるまでは成長するって教えてもらったよ。あたしはその思念石を携帯のストラップに通して持ち歩けるようにした。思念波っていうものをいーっぱい集めなくちゃいけなくなったからね。
もちろんシュリーアさんたちを助けてあげたいって気持ちもあるけど、それよりも重要なのは、思念波の力を使えば自然災害を防げるってこと。なんと、もうすぐこの辺りで大災害が起きるんだって! もしもそれが起こったらみんな助からないだろうって。あたしもれーちゃんも地震や津波の怖さは学校で勉強したから知ってる。あんなのが起こったら大変なことになるよ。
それを防げるかもしれないなら、これはやるしかないでしょう!
コラボのストーリーにも大きく関わってくるしーちゃんの変化。これからどうなっていくのか?
気になった方はぜひ本編も読んでみてください。
「古墳に入ったら、異世界の姫様の協力者にされてしまったので、日本を救って転生します! ─ We are enlister. Save the princesses of Emulia. ─」
https://book1.adouzi.eu.org/n5917gw/9/
それではまた二週間後にお会いしましょう!




