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アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第三章 美桜ちゃん、学園にお邪魔しちゃいます!

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2 魔法訓練、はっじめるよー!

二人が楽しく転移した先は?

 ぽいっと出たのはいつもの実験室横の踊り場。鏡を、


閉じろ(クローズド)


 と言って消す。この瞬間はあたしも魔法使いになったみたいで気分がいいんだよね。あたしはれーちゃんの手を引いて実験室のドアを開けた。


「こんちわーっ、師匠、来たよーっ!」

「おお、我が弟子と怜奈くんではないか」


 白衣を着てボサボサの青い髪の師匠が出迎えてくれる……んだけど、今日はいつも以上にヨレヨレになっている気がする。……はっ、これはひょっとして!


「ところで、師匠。昨日ちゃんと寝ましたか?」


 師匠の背中がぴくりと動いたのをあたしは見逃さなかった。


「な、何のことかよくわからないな。それよりも我が弟子よ、サンプルが増えたのだからぜひ私の実験に協力してもらいたいのだが!」


 眼鏡の奥で師匠の目が輝いている。あたしはため息を吐いて言った。


「師匠ー。魔法教えてもらいたいから協力はするよ。でも、ちゃんと健康には気を付けないとまた倒れちゃうよ?」

「え? プロフェッサー芹澤さん、病気なの?」


 心配そうに聞くれーちゃんに言う。


「それがね、師匠夢中になると寝食忘れて研究に没頭しちゃうんだよ。それでこの前ぶっ倒れて病院に入院してさ、帰ってきたばっかりなんだ。なのにまた徹夜したみたいなんだよねー……師匠、言乃花お姉ちゃんとリーゼお姉ちゃんにまた説教されちゃうよ? 今日はちゃんと寝てご飯も食べてね! でないと協力しないよ」

「ぜ、善処しよう……」


 あたしがジトリと睨みながらそう言っていると、横でれーちゃんがクスクス笑い出した。


「何? れーちゃん」

「……ふふ、本当に仲いいんだなって思っただけだよ」


 そう言って笑い続けているれーちゃんはそのまま放置してあたしは師匠に言った。


「師匠、魔法教えてください!」

「うむ、それでは実験を始めようか!」


 どっかーん。どっかーーん!


「なぜだ、なぜそこでそうなる!?」


 師匠が頭をかきむしって叫んでいる。あちゃー、また失敗かー。れーちゃんは爆発音に目を丸くして固まっている。でもね、あたしは少しショックを受けていた。


 ── なーんで、れーちゃんの爆発音の方が大っきいのー!? あたしは何回目かだけど、れーちゃん初めてなのにー! なんか納得できないっ!


「詩雛くん、怜奈くん急いで!」

「れーちゃん、こっち!」


 あたしは固まっているれーちゃんをぐいと引っ張って師匠と一緒に壁際にぴたりとくっつく。


「し、しーちゃん?」

「しっ。れーちゃんしばらく黙ってて!」


 ここからはお決まりのコースだ。師匠が魔法で壁を出す。すると、廊下をバタバタと走ってくる音がする。ガラガラとドアが開くと、リーゼお姉ちゃんが、


「せーりーざーわー! あんた、また、しかも二回もでっかい爆発させるなんて! なーに考えて……って、またいないー! どこ行ったーーーっ!」


 そうしてリーゼお姉ちゃんがまたバタバタと駆け戻っていく。ま、いつものパターンだよね。足音が聞こえなくなってから師匠が壁を崩す。すると崩れた壁はサラサラと消えていく。あーあ、あたしも師匠みたいに早く魔法使えるようになりたいなー。あ、そういえばれーちゃんは?


 隣のれーちゃんを見ると、手で口を覆ったまま、固まっていた。


「……れーちゃん?」

「ぷはっ」

「はい?」


 横でれーちゃんがすーはーと大きく息をしている。


「大丈夫? れーちゃん」

「だ、大丈夫。ちょっとびっくりしすぎて、息止めちゃってた」

「あー」


 それかられーちゃんは、また笑い出した。


「あはは、昨日言乃花さんが言ってたのはこれかー。あー、びっくりした!」


 笑いすぎたれーちゃんが涙を零している。


「どう? 師匠の魔法はすごいでしょう!」


 あたしが胸を張って言うと、れーちゃんはお腹を押さえながら小さく頷いた。


 

 しーちゃんが魔法を使える日は来るのか!?

乞うご期待。本編読んでる方は、あのことかな? と楽しみにしていてください。もうしばらく先です。


 読んで面白いかったら、ぜひ下の♡ポチってください。いいねもらえるとモチベアップします!


それではまた2週間後にお会いしましょう。

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― 新着の感想 ―
[一言] しーちゃんとれいちゃんは魔法を使えるようになるのか!? 続きも楽しみです!!
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