表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第二章 れーちゃん、学園にお邪魔します!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/98

22 心配してたけど大丈夫、かな?

師匠を心配していたしーちゃん。師匠の答えは?

「ね、ね、ソフィーちゃん。あれは実験室、これは『廊下を走るな』、そこの貼り紙は『爆発厳禁』で合ってる?」

「うん、しーちゃん。そう書いてあるよ。読めるようになって良かったね」

「すっごーい! さっすが師匠だよっ! ……ところでれーちゃん、さっきから何やってるの?」


 あたしがちゃんと読めているかソフィーちゃんに確認してもらっている間に、れーちゃんはあちこちの文字を読みながら難しい顔をしている。あれは何か考え込んでいる時の表情だ。


 ── きっと、面白いことを見つけたに違いないよっ。


「れーちゃん、何考えてるの?」

「んーとね……ねえ、ソフィーちゃん。この世界の文字って一種類じゃないよね?」 

「そうね、いろいろな文字があるわよ。数字と、それからしーちゃんたちが使っている文字と似ているものもあるね。んー、説明するのって難しいな。言乃花さんなら上手に説明してくれると思います!」


 ── ほほぅ。言われてみれば確かにそんな感じになってるよ。こっちの世界の文字は全然読めないって思ってたけど、似てるところがあるのかもしれないね。……ま、どうでもいいけど。


「ふうん。さすがれーちゃんだね、そんなことに気がつくなんて。でもさ、文字の違いが重要なんじゃなくって、読めるってところがすごいんだよっ! さっすが師匠ーっ! ……あ、そろそろ師匠に挨拶してあたしたちも戻らないと。そういえばソフィーちゃん、メイお姉ちゃんや冬夜兄ちゃんたちはどうしたの?」

「メイはリーゼさんのお手伝いをしているから生徒会室にいると思うよ。冬夜さんはレイスさんと一緒に鍛錬してるの。訓練室にいるんじゃないかな」

「え? それって魔法の練習してるの!? うわぁ、行ってみたかったなー」

「しーちゃん、鍛錬はすっごく危ないから近づいたら、め、なんだよ」

「ちぇーっ、ケチだ、ケチ」

「しーちゃん、そんな言い方したらだめよ」

「はーい」


 あたしがソフィーちゃんと話しているのを、れーちゃんがなぜかクスクス笑いながら見ていた。


 ── なんで笑ってるのかな!


「師匠、ただいまー。すごいよ、この眼鏡っ! バッチリ読めたよー、って……あれ?」


 実験室に入るとまた師匠が床に正座させられていた。その前に立つ言乃花お姉ちゃんの髪が少し前に流れていて、師匠の顔色が悪い。


「あら、お帰りなさい。眼鏡が使えて良かったわね」


 振り向いた言乃花お姉ちゃんは普通にニコニコしている。お姉ちゃんが振り向いたら、師匠の顔色がすぐ元に戻った。


「はっはっは、私の作成したものに不都合などあるはずがなかろう。当然だ」


 笑いながら立ち上がろうとして……見事にすっ転んだ。


 ── 師匠、学習しようよ。


 隣でれーちゃんが目を丸くしている。


「む、またしても下半身が言うことを聞かぬではないか!」

「副会長。床で正座していたのですから当たり前でしょう。というかあなたの運動不足が原因では? 冬夜くんやレイスと一緒に鍛錬してみてはどうですか?」

「君は病み上がりの私になんという事を言うのだ!」


 その言葉を聞いて、あたしは思い切って聞いてみた。


「師匠、現実世界で入院していたんでしょう? それってあたしが余計なことを頼んだから無理しちゃって、それで……」


 その時、立つのをあきらめてあぐらで座った師匠がまた笑った。


「はっはっ、君が心配するようなことではない。君との実験は実に興味深い。それを私が負担に思うわけがなかろう。だが、心配をかけてしまったのだな、すまない。私は実験を始めるとつい寝食を忘れてしまうのだ」

「あなたのそれ(・・)は自業自得です。レアさんからも言われていませんでしたか? 『毎日鍛錬を欠かさぬように』と」

「む、だから朝の鍛錬には参加するようにしているぞ!」


 いつも通りの師匠の様子に、肩の力が抜けて笑ってしまった


「ふふ、良かったー。元気そうで安心したよっ。師匠、もう絶対無理しないでよねっ」

「弟子に言われては仕方あるまい。善処ぜんしょする」


「しーちゃんとプロフェッサー芹澤って仲いいね」


 れーちゃんが話しかけて来たので得意になって胸を張っていると、ソフィーちゃんが言った。


「しーちゃんはこの世界に来たら必ずプロフェッサーさんのところに来てるのよ」

「そして、必ずと言ってもいいほどこの部屋でアレ(・・)が起こるのよ……」

「アレって?」

「ふふ、そのうちわかると思うわよ」

最新話を読んでいただきありがとうございます!

いいね、ブクマで応援していただけるとまりんあくあのやる気がアップします。


詩雛「いいねを押してまりんさんを応援してねーっ!」


本編の宣伝です。


しーちゃんが登場する物語


「We are enlister. Save the princesses of Emulia. ─古墳に入ったら、異世界の姫様の協力者にされてしまったので、日本を救って異世界に転生します! ─」

はこちら


https://book1.adouzi.eu.org/n5917gw/


ソフィーが登場する物語

「絶望の箱庭~鳥籠の姫君~」

はこちら

一二三大賞、キネティックノベル大賞一次通過おめでとうございます!


https://book1.adouzi.eu.org/n3370hf/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ