表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第二章 れーちゃん、学園にお邪魔します!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/98

20 自動翻訳眼鏡

ついにしーちゃんが頼んでいたアレが完成しました。



「怜奈さん、彼は私と同じ生徒会役員で副会長をしている.」

「おお、自己紹介がまだだったな。私は芹澤 玲士だ。私のことはプロフェッサー芹澤と呼びたまえ。では怜奈くんといったな、こちらへ」

「え? え?」


 戸惑うれーちゃんに.仕方なさそうに言乃花お姉ちゃんが言った。


「怜奈さん、実験データが取れたら少し大人しくなるから少しだけ付き合ってあげてくれないかしら。副会長には必要なことみたいだから」

「さあ怜奈くん、この試験管を持って魔力を注いでみてくれたまえ!」

「あの……魔力ってなんのことですか? ……ちょっとしーちゃん、笑ってないで教えてー!」


 相変わらず強引な師匠とれーちゃんの困り顔が面白くて笑ってたら、れーちゃんがちょっと半泣きになりながら言ってきた。


 ── しかたないなー。あたしは慣れててもれーちゃんは師匠に会うの初めてだもんね。


 ── んー、どうアドバイスしたらいいかな。そうだ!


 あたしはぽんと手を打つと言った。


「れーちゃん、自分が魔法使いだったらって想像してみて」

「え? そんなのでいいの? ……んーと、」


 れーちゃんが目を閉じて妄想モードに入った途端、みるみる試験管の中の透明な液体が濃い水色になっていく。


 ── えーっ! あたしより早いし色が濃くない? やはりれーちゃん、ただ者じゃないね。さっすがあたしの大親友。


 あたしが変な感動をしてる間に、師匠はれーちゃんの手から試験管を受け取ると難しい顔をしている。


「ふむ、やはり水色になるようだな。ここはやはりもう少し検証が必要か。では怜奈くんと言ったな、君と我が弟子にさっそくだが、」


 師匠がウキウキしながら実験の準備を始めようとすると、言乃花お姉ちゃんが口を出した。


「副会長。今日のところはその辺にしてくれませんか。それに、詩雛さんに伝えたいことがあったのでは? 私が頼んでおいたものはどうなりましたか?」


 次々と質問されて師匠はハッとしたみたいだ。


「おお、そうだった。詩雛くん、怜奈くん、喜びたまえ! 例のものが完成したぞ。はっはっはっ、私に不可能という文字は必要ない! 言乃花くん、もちろん君に頼まれた物も完成しているぞ。こちらへ来たまえ」


 またもや何を言われているのか分からず、顔にはてなマークを付けているれーちゃんの手を引っ張って別のテーブルに移動すると、三つの透明な眼鏡が置かれていた。おそろいの透明なチェーンが付いている。そこに一つだけ大きなフレームの眼鏡があった。


 ── あれが言乃花お姉ちゃんのかな?


「副会長ありがとうございます。こちらはもらっていっても大丈夫ですか?」

「もちろんだとも」


 言乃花お姉ちゃんが大きなフレームの眼鏡を手に取ると、手が触れたところから眼鏡の色が濃い紫色に変化していく! 


「え? 眼鏡の色が?」

「うわあ、すごいや師匠っ! これも魔法がかかってるんだね!」


 あっという間に付属のチェーンまで同じ紫色に変わって、キラキラと輝いている。言乃花お姉ちゃんがその眼鏡を首にかけると、長かったチェーンがスルスルと短くなってちょうどいい長さになった。


 ── すっごーい!


 れーちゃんも目を丸くして眼鏡を見ている。


「うふふ、言乃花さんの眼鏡、綺麗な色ですね。でも大きくないですか?」

「ソフィーちゃん、この眼鏡は今かけている眼鏡を外さなくても使えるようになってるの。詩雛さん、怜奈さん、少しお願いがあるのだけれど、あなたたちの使っている言葉で何か書いてみてくれないかしら?」

「私の作った自動オート翻訳トランスレイション眼鏡ゴーグルは完璧だ。二人ともこの紙に好きなことばを書いてみてくれたまえ」


 あたしはサラサラーとみんなの名前を書いた。れーちゃんは少し考えてから、『絶望の箱庭 鳥かごの姫君』、『ワールドエンドミスティアカデミー』、『魔法使い』 と書いた。


 すると師匠もいつの間にか青いフレームとチェーンの眼鏡をかけていて、言乃花お姉ちゃんと二人であたしたちの書いた字を覗き込む。


「あら、しーちゃんはみんなの名前を書いてくれたのね。ふふ、副会長は師匠せりざわ れいじ、わたしはことのかお姉ちゃん。それからソフィーちゃん、小鳥遊たかなし 詩雛しいな、しーちゃんの名前は難しい読み方ね。それに守川もりかわ 怜奈れな、れーちゃんの名前ね」

「なっ、怜奈くん、これは……! なぜこれを!?」


 言乃花お姉ちゃんがあたしの書いたメモを見て微笑んでくれている間に、れーちゃんのメモを読んだ師匠の目と口が大きく開いている。言乃花お姉ちゃんもれーちゃんのメモを見ると、難しい顔をして言った。 


「怜奈さん、どうしてこのことを?」


 すると、れーちゃんは一つうなずいて言った。


「やはりみなさん知っているんですね。……すみません、詳しいことは話せないんです」


 ── むむぅ、これはれーちゃんが読んだっていう本が関係してるね? 謎が深まったよっ! れーちゃん、何を知ってるのー!?

師匠回、毎回書いていて楽しい(笑)

次回に続きます。


ブクマ、いいね、感想お待ちしています!


それではまた二週間後にお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ぉぉっと!! れいちゃんは何を知っているのか?果たして!?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ