14 ついに、再会!
ようやく、まりんあくあの本編に追いつきました。
しばらくソフィーちゃんは現実世界にいるみたいで、毎晩保養所から通話してくれた。冬夜お兄ちゃん、メイお姉ちゃん、リーゼお姉ちゃんと言乃花お姉ちゃん、師匠とレイスお兄ちゃん。みんなで保養所に泊まっているみたいだけど、冬夜お兄ちゃんたちとは別行動だったみたい。
冬夜お兄ちゃんたちは言乃花お姉ちゃんの道場で鍛錬したり、冬夜お兄ちゃんのお家に行ったりしていたみたいだけど、ソフィーちゃんは詳しくは知らないみたいだった。魔法の鍛錬をしてたみたいだから、いろいろ知りたかったんだけどなー。
保養所での通話中に毎回美桜ちゃんが途中で乱入してきて、あたしもソフィーちゃんもびっくりさせられた。突然画面に現れることもしょっちゅうで、その度にあたしはスマホを取り落とすから、用心のために必ずベッドの上で通話するようにしていたよ。気が付くといつの間にか美桜ちゃんが画面を覗き込んでるから、ソフィーちゃんはいつも目を真ん丸にしていた。美桜ちゃんがいつ部屋に入ってきたのかも分からないって。何、その隠密スキル。
そして、毎回言乃花お姉ちゃんが美桜ちゃんを連れ戻しに来た。日を追うごとに言乃花お姉ちゃんの表情が険しさを増していて、ちょっと、いや、かなーり怖かったよ! 反対に美桜ちゃんは慣れて来て引きずられながらも笑顔で話をしていく、というなかなかなつわ者ぶりを見せてくれた。うん、めちゃくちゃ親近感。あたしはどんどん美桜ちゃんとも仲良くなり、ソフィーちゃんも嬉しそうにしていた。
言乃花お姉ちゃんと美桜ちゃんがなぜ保養所にいるかというと、ソフィーちゃんが鍛錬に行った日に何かトラブルがあったみたいで、そのメンテナンス? の間は保養所にいることになったらしい。その日、師匠も日頃の疲れが出てぶっ倒れたって聞いて心配していたけど、睡眠不足が主な原因だから心配しなくても大丈夫なんだって。少しずつ回復してきてるけど、保養所から出るとまた研究三昧の生活をしてしまうから、しばらくここで大人しくしているようにって家から言われたらしい。師匠、研究のこととなると見境ないもんねー。でも……
── あたしが余計なこと頼んじゃったから、師匠寝不足になっちゃったのかな。
って、ちょっと心配になった。師匠に会いたくても門は学園にしか開かない。ソフィーちゃんの話ではしばらくするとまた学園に戻ってくるみたいだから、その時に謝ろうかなって思ってるよ。
八月に入り、ソフィーちゃんは学園に戻ってきた。その連絡があった次の日。あたしはめちゃくちゃ浮かれていた。
── とうとう、れーちゃんに会えるっ!
嬉しくてその日の朝は、いつもより早く目が覚めた。
「母さん、おはよー!」
「あら、詩雛。今日は早いわね」
「だって久しぶりにれーちゃんに会えるんだよ! 楽しみすぎて目が覚めちゃった。ヒマだから何かお手伝いするよ。何したらいい?」
「ヒマだから、ね。ふふ、まあいいわ。それじゃあお弁当に入れるおかず、レンジであたためてくれる? 温度と時間は袋に書いてあるから」
「はーい」
小さいカップに入ったエビグラタン、からあげなんかをニ個ずつレンジに入れてあたためていく。ニ個ずつなのはもちろんあたしと父さん二人分だからだ。博物館までは父さんの車に乗せてもらって行く。そこでれーちゃんと合流することになってるんだ。久し振りのれーちゃん、どんな感じかな? わくわく!
博物館に着いて入口で待っていると、見覚えのある車が入ってくるのが見えた。
── ビンゴ。れーちゃんが乗ってる!
あたしは嬉しくてブンブン大きく手を振った。ぴょんぴょん飛び跳ねながら大声で叫んだ。
「れーちゃん、久しぶりぃー! 元気だったー?」
すみません。予告詐欺のようなれーちゃん登場回になってしまいました……
「WE ARE ALLY. SAVE THE……」を既読の皆様、お待たせしました。ようやく本編の発掘初日まで追いつきました。
本編では全く語られていない箱庭のことが、どう絡んでくるのか楽しみにしていてください。
ここからは本編のシーンがところどころに出てきます。
久しぶりに宣伝です。
本編の宣伝です。
しーちゃんが登場する物語
「WE ARE ALLY. SAVE THE PRINCESSES OF EMULIA. ─古墳に入ったら、異世界の姫様の協力者にされてしまったので、日本を救って異世界に転生します! ─」
はこちら
https://book1.adouzi.eu.org/n5917gw/
ソフィーが登場する物語
「絶望の箱庭~鳥籠の姫君~」
はこちら
https://book1.adouzi.eu.org/n3370hf/
本編ともども愛読していただけると嬉しいです!
それではまた二週間後にお会いしましょう!




