【番外編】お知らせ
今回のお話はとても変です。
メタ発言満載のネタ話なので、苦手な方は読み飛ばして活動報告へ行ってください。
同じ内容を載せてあります。
また、内容はストーリーに全く影響ありません。
ただのお知らせをちょっと楽しくしたかっただけなので深く考えずにお読みください。
では、それでも大丈夫だよ、という方のみどうぞ!
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ある日の帰り道。
俺はとても嬉しい手紙を持って、ウキウキで家に帰ってきた。
「セトスさま、おかえりなさい!」
いつものように、アンジェが玄関まで出迎えに来てくれていた。
「ただいま、アンジェ。
今日は良いお知らせがあるんだよ」
「おしらせ? なあに?」
近づくだけで、するりと俺の腕に手をかけてくれる。
まるで甘えるように。
「俺たちの話、『俺の天使は盲目でひきこもり』が本になるんだって」
「おぉー! すごいねぇ!」
「いつも応援してくれてる皆のおかげだよ」
「うんうん。ありがと、って言わなきゃ!」
まるで自分のことのように喜んでくれるアンジェはやっぱりかわいいな。
「作者本人もとっても喜んでるらしいよ」
「うれしいことがある、って、いいね。
でも、あれ? あの人、とっても忙しいんじゃなかった?」
「今は忙しさも少しは落ち着いてるらしい。
ちなみに、『時間が無くなる前に完結しないと!』って大急ぎで完結したから微妙な終わり方だった後半も、多少は加筆する予定なんだって」
「へえぇ、がんばるんだ! 大変だねぇ」
「まあ、気合いでどうにかするだろうな。
それに、書籍化で調子に乗って、また連載再開するつもりなんだそうだ。
要するに続きを書く、ってことだな」
「ほんとに、がんばるんだね! 応援しなきゃ!」
テンションの高い彼女をソファに座らせ、自分も隣に座る。
抱き寄せてぎゅーっとすると、それだけで今日の疲れが癒された。
「アンジェに応援されたら、何でも出来るだろうな」
「そうかなぁ? セトスさまのことは、いつでも、応援してるよ?」
ふうわりと笑うアンジェは、彼女に俺がどれだけ支えられているか、分かってないんだろうな。
「あのね、あのね、セトスさま?
わたし、いつも見てくれてるみんなに、お礼言いたいの!
なんて言えば、いいと思う?」
アンジェは色んな人の話を聞いて、多くのことを知っているけれど、言いたいことを自分の言葉として出すのは苦手だ。
それを自覚しているからこそ、正式な場面での振る舞いはきちんと俺に聞いてくれる。
こうやって一つひとつ学んでいくんだな、と思いながらごにょごにょと耳打ちする。
「うん、わかった。ありがと」
すぅ……と深く息を吸う。
アンジェの小さな身体でも、精一杯大きな声が出せるように。
「いつも、応援、ありがとうございます!
みなさまの、おかげで、本になることが、できました!
これからも、わたしたちのことを、どうか、よろしくお願いします!
……うまく、言えたかな? 伝わった、かな?」
「きっと、アンジェの想いはみんなに伝わったと思うよ」
満足気に微笑む彼女と同じくらい、俺も感謝しているから。
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いつも応援していただきありがとうございます。
皆さまのおかげで、このたび書籍化が決定致しました。
まだ詳細は発表できないというか、決まっておりませんので続報をお待ちいただければと思います。
とりあえずのご報告でした。
そして、連載再開の方も多少気長に待って頂きたいです。というか、再開しても週一更新とかかな……?
精一杯頑張っていきますので、今後とも『俺の天使は盲目でひきこもり』をどうぞよろしくお願い致します!




