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67.魔石窃盗団その後じゃ
父上、母上様。寒くなっていておるが、温かくしておるかの?
風邪が流行ったりはしておらんだろうのう?
魔石窃盗団のその後は知らん。
情報が入ってこんというかの、市民には知らされておらぬ。
なにか大きな問題があるのかのう? 普通の泥棒とはちと違うようじゃ。
窃盗団が捕まったはずなんじゃが、窃盗事件は続いておる。
昨日、王立文書館から国内最大級の魔石が盗まれての、警備員が二人殺されたのじゃ。
目撃談では、犯人は仮面をかぶっておったそうでの、一人じゃ。
指名手配されておる。と、言っても名前がわからんのじゃがの。立札だけじゃ。
父上が前に送ってくれた「魔石せんさあ」を、週末に散歩のふりして持ち歩いてあちこち調べておる。それらしいのはまだないの。
どこかで魔石が集められておるのかのう。
モーガン教会ではないんじゃ。
今はパスティール教会と併合されての、「勇者教会」と名乗っておるがの。
人を殺してまで魔石を集めるなんて、なにかとんでもない悪だくみが進んでおりそうじゃのう。
もう少し調べてみるかの。
1029年11月25日 ナーリンより。
次回「クリスマスじゃ」




