第53話「起・内界と外界の再定義」
湘南桃花の視点から見た内界〈エレメンタルワールド〉と外界〈マテリアルワールド〉の違いについての報告書。
ドアの世界は狭間の世界に存在し境界線を跨ぐ所に存在する。
まず、前提条件として湘南桃花、または双矢鏡という執筆作者が未熟どころかノートの扱いにド素人だったことがあげられる。
この時、中学3年生だったので、内界はおろか外界の事すら知らず、当然自身でコントロールも出来ないまま、世界種クールマによって夢が叶えられていた、という現象が上げられる。
今現在歴2002年11月25日。
〈封絶〉が始まる。
〈存在の力〉でドーム状の壁を作り、内部の因果を世界の流れから切り離すことで、外部から隔離、隠蔽する因果孤立空間を作り上げる自在法。が存在していた。
当然、双矢は初めて見る単語であり、その意味は解らず〈封絶〉という単語だけしか解らず、その意味や、読解力、ましてや真相には辿り着けなかった。
真相に辿り着いたのは今現在歴2025年9月20日と、およそ約23年間、親が子供を保護するように外界でフォローされ続けていた関係性となる。
この時、作家を志す決意が無かった事も相まって、より一層未熟である。内界からは〈か弱き真実の存在〉、外界がフォローしなければならない存在として、とてもか弱く、未熟だった。
この、内側という内部の事象を隠蔽する行為の真相は。
主人公であるリクション=S=リスクの1人称が「ウチはこうする」などの〈内〉が語源として構成されていて。その元の構成想子が、内界で生成されている状態で、外界でフォローされて固まったのが〈封絶〉であると、この場合、湘南桃花の主観としては読み取れていた。
ここまでは、内界がノートにペンで執筆する部屋そのものの封絶だったり、する事象として確立出来たが。
その後、大問題となっていくのがテクノロジーの進化に伴う、携帯電話、スマートホン、パソコン、などのインターネットの普及と進化、その存在である。
つまり、ここで言う内界とは〈自分自身の世界〉の事であり外界は〈それ以外の外の世界〉という意味となる。
内界での事象は自分自身でコントロール可能だが、外界で変質した事象についてはおおよそコントロール権が自分には無い。
封絶の場合。
一度封絶が張られれば、その内部の通信機器も停止するため、連絡手段は遠話に類する自在法か、直接人を走らせる伝令しかなくなる。
つまり、古典ミステリーのようなクローズドサークルが出来上がってしまう。
電話やインターネット、携帯電話などの通信手段も使えなくなること。
外部に助けを求めることができないため、警察や探偵がすぐに介入してくることがありません。
とあるが、何度も言及しているように。元ネタがわかっていれば対処は可能である。
つまり、〈内の世界〉と〈外の世界〉の鍵が有るということだ。
内に入りたければ内と言及すればいいし、外に出たければ外と言及すれば良い。
だが、ここで問題になってくるのは内と外に繋がっているインターネットの存在と回線である。
この〈内界〉〈外界〉〈狭間〉〈回線〉この定義を元の世界であるエレメンタルワールドでしっかりしないとその法則性は無いままとなってしまう。
まず回線の事を〈精霊回路〉と再定義し直します。
これはネットだけでなく、この世界の最小単位〈想子〉を運ぶ回路と呼びます、マナギアやエレメンタルもコレに当たります。
想子は封絶、つまり内界で因果孤立空間を作っても外界に流れ出て貫通し、やがて内界で純化想子と呼ばれる想子は外界で変質します。この想子はインターネットのファイアウォールでも止められませんし、暗号化も役に立ちません。しかし元ネタが解っていれば自分の手でコントロール出来ます。
主導権の回復と、主導権が戻って来るという考え方です。
なお、想子は手腕による手作業と頭脳による思考両方から発生しているので、念動力にも似ています、よってサイバー空間だけで止めるのは不可能です。
これが外部隠蔽工作と重なります、内界で生成された想子を外界で知り、全く別物に見えてしまう事を〈変質想子〉と呼びます。
変質想子は外部で隠蔽するために作られるので、主に〈暴走化〉や〈違反〉に分類されることがあり、警察の調査対象であり、法律的に罰せられます。
初めて理解した湘南桃花の主観としては、あまりにも無秩序で法則性もなく身勝手な外界での行動には、とても酷いものに見えた。
よって、テレビなどで露出しやすく、違反者は目立ちますが、違反していない汚染想子はルールを厳守するのでニュースなどでは取り上げられにくく目立ちません。
純化想子と比べると、まるで違う情報、名前、姿、性質に書き換わって見えてしまいます。実際、その変質想子は外界〈マテリアルワールド〉では実在し、物質として形を成しています。
この時、内界での答えは1で、外界での答えは何処へ行っても小数点以下の0である事を知らなければ、かなり苦労することになる。
なので、今後は内界と外界と狭間を繋ぐ精霊回路をどう扱うか、回線はどう繋ぐか? などの法則性を決める必要があると思われます。
精霊回路は、〈絶縁状態〉と〈導通状態〉を導入し、コントロールする必要があると考えます。
これは電話の電波と違い、因果的に絶縁と導通をコントロールする必要があると考えます。
内界で因果孤立状態になっても、専用の精霊機器を使えば、導通出来ると思われます。
ドアの世界、通称〈狭間〉では、精霊回路を慎重に操作し、汚染想子、変質想子、などを〈純化作業〉出来る工房が存在します。
これにより、外界で複雑化した変質想子を単純明快・加工・付加価値を付け加えて内界に持ち込むことが出来ます。
以上を踏まえてインターネット上での対策について。
創作世界における〈ドアの世界・狭間〉の概念を、サイバー空間上の〈自分の作品欄〉として再定義することで、因果的な接続を制御するという法則を適用することが可能となる。
作品欄はドアの世界にとっては狭間、純化想子と変質想子の〈中間地点〉となります。
たとえ作品が外界で誤解されても、自身の作品欄という「工房」に戻り、作品を修正したり、付加価値を加えたりすることで、主導権を回復することができる。
よって、内界と外界を挟む狭間は、精霊回路によって〈中間地点〉となっており、想子のコントロールルームとしての役割を担います。
因果的接続の操作盤として、導通と絶縁をコントロールします。




