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74.「お絵描き」を始めました。

 こんにちは、加瀬優妃です。

 『田舎の民宿「加瀬優妃亭」』にお越し下さり、ありがとうございます。

 今回の内容は……

  「お絵描き」を始めました。

でございます。

 2018年11月2日。

 この日の活動報告は

 「何も見ずに日本地図を描いてみましょう!」

……でした。

 

 活動報告は、私がテレビで見て「ふうん」と思ったネタを持ってくることも多いです。

 心理テストとかもそうですね。

 ……というのも、私のところにコメント書いてくださる方々は、あまりテレビを見ていない方が多いみたいだな、ということがわかったからです。(ちなみに私はバラエティしか見ませんが、ガッツリテレビっ子です。……子?)


 で、このネタもテレビでやっていて、そもそもの意図は

「日本地図、自分が住んでいる地域以外は省略しがち」

というものでした。


 そして、私が描いた日本地図はコレ。


挿絵(By みてみん)


 まぁまぁ描けたと自分では思ったんですけどね。でも、半島は能登半島と房総半島、それに紀伊半島があるぐらい……。

 ……という訳で、そのときの様子を物語風に再構築します。


   ◆ ◆ ◆


「……何ですかね、これは」

「何って……日本地図ですよ。せっかく描いたので貼ってみました」

「……」


 のんびりとお茶を飲んでいた三河様は、団子を食べる手を止めてまじまじとその「おかみの描いた日本地図」を眺めました。

 三河様は「だぶちー」を思いつくきっかけのコメントを下さった方で、ちょこちょこ『加瀬優妃亭』に来てくださっています。


「北海道はまぁまぁイケたかなと思ってるのですが」


 おお、気に入ってもらえた?と喜んだおかみは、若干照れつつ。


「……いや、アウトでしょ」

「えっ!」

「九州は米粒みたいですし……四国はメイクイーン?」

「こめっ……」

「北海道は……鼻に見えますし……」

「……」


 は、鼻……。

 ああ、でもなるほど、確かに九州は胚芽がない米粒に見えるなあ、とおかみが感心していると、K John・Smith様が


「あ、でも……逆さまに見るとマンガ日本昔話に出てくるドラゴンに見えますね!」


という意外な意見をくださいました。

 K John・Smith様は別荘にいるおかみの妹と親しくなり、それがきっかけで『加瀬優妃亭』にも足を運んでくださるようになっていました。


「逆……ああ、なるほど! ありがとうございます、けーじょん様!」

「何故に逆に見ようと……?」

「ええと、ローシャ何とかの絵みたいだな、と……」

「あらっ」


 フォローじゃなかった、別角度のツッコミだった、とおかみがズッコケそうになったその時――。


「でもあれですね、画風に味がありますね」

「そうそう、味わいのある絵だなと、ついじっくり……」

という、お二方のお言葉が。


 おかみは

「そう……そうかなあ?」

とそれまでのツッコミも忘れてとても気を良くしたのでした。


 ……そして夜も更けて、閉店後の田舎の民宿「加瀬優妃亭」。


「これは……いわゆるヘタウマとかいうやつなのでは?」


 そうです、おかみは完全に調子に乗っていました。


「もっと描いてみると面白いのでは?」


 ……という訳で、お店の壁に張り紙と意見箱を出してみました。


“『カセユキ画伯の「何も見ないで描いてみよう!」』シリーズ・お題募集”


「……おや、まあ」


 いち早く掲示に気づいたK John・Smith様が早速


・カモノハシ

・福沢諭吉

・自由の女神


……という3つのお題を出してくださいました。


「わー、ありがとうございます。早速描いてみますねー!」


 気を良くしたおかみは意気揚々と「福沢諭吉」を描き始めました。


   ◆ ◆ ◆


 ……という訳で、活動報告では新シリーズ『カセユキ画伯の「何も見ないで描いてみた!」』が始まりました。

 ついでに題材の豆知識なども載せれば一石二鳥……と、とてもやる気に。


 ……こんな感じで私の活動報告は何だかどんどん逸脱していますが、目標は色々な人の目に留まること、なので大きくは逸れていない……と思いたいです。(いろいろ苦しい)

 こうして現在も、私の珍妙なイラストは週1ペースで掲載されています(笑)。

 ……という訳で、田舎の民宿「加瀬優妃亭」にギャラリースペースができた、というお話でした。

 よく考えれば、これも一応創作……?

 いやいや、それはどうだろう。

 とりあえず「パズル」みたく作品にする予定はありません。……今のところ。

 

 読んでいただきありがとうございます。(^^)/

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