表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Alive In World Online  作者: 一狼
第11章 The Fool
59/83

57.悪夢と憤怒と後悔

今回は凌辱・残酷描写があります。

苦手な方は下記の記号の間の話を飛ばして読むようにしてください。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


この間に凌辱・残酷描写があります。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 心のどこかで現実から目を背けていたのだろう。

 唯姫が八天創造神――Arcadia社の幹部に捕まったと聞いた時、そこから先で待ち受ける出来事を考えないようにしていた。

 少し考えれば想像が付く事なのに。


 もし唯姫が意識不明になった2か月前に戻れるのなら、俺は自分をぶん殴ってでもエンジェルクエストなんかに構わずどんな手段・方法をとってもいいから唯姫を助け出せと叫んでいただろう。


 それ程までに俺が目にした出来事は悪夢の一言に尽きた。




◇ ◆ ◇ ◆ ◇



 バッドをリーダーとした土曜創造神の白土神軍が俺達を捕まえようと包囲を狭めてくる。

 だが、俺とトリニティはそれ程焦ってはいなかった。


 確かに50人と言う人数は脅威だが、『災厄の使徒』が従えていた100万(実際は全部居た訳ではないが)ものモンスターの群れに比べれば焦るほどでもない。

 慌てふためくユリアを落ち着かせ、俺達は迎撃の態勢を取る。


 が、俺達を取り囲む白土神軍が一向に向かってこない。

 それどころか動きがバラバラで中には離脱する者まで居た。


 改めて気配探知で様子を探ると、別の一団が包囲していた白土神軍を攻撃していたのだ。


 仲間の様子がおかしい事に気が付いたバッドは慌てふためく。


「何だ!? どうしたっ!!」


 俺はこれをチャンスと判断し、この包囲網から突破を試みる。


「トリニティ、ユリア、正面を突破して包囲網を抜けるぞ!」


「了解」


「ええっ!? 何でわざわざ正面から行くのよ!?」


 トリニティは流石に心得ていて、俺の合図に問題なく合わせてくれる。

 逆にユリアは包囲網の様子がおかしい事に気が付いたが、何故一番難関な正面突破を選ぶか分からずにいた。


 よく漫画や小説なのでもある事だが、一番攻撃防御共に厚い部分を突破することは後方からの追撃の可能性をより減らすことになるのだ。


 俺は時間も惜しいのでユリアに詳しい説明をせずに付いてくるように促し目の前の狼狽えているバッドをユニコハルコンで斬り倒す。

 流石に神軍のリーダーを率いているだけあって、あの慌てふためいた状態から俺の攻撃を致命傷だけは避けていた。

 とは言え、その傷じゃ追撃することは出来ないだろうがな。


 俺達は混乱する白土神軍を正面突破し、包囲網から抜け出した。

 と、そこへ白土神軍を襲撃していた一団から1人のフードを目深に被った男が接触してきてた。そして付いてくるように促される。


「こっちだ」


 助けてくれたとは言え流石に素直について行くのは躊躇われたが、落ち着いたユリアが大丈夫だと進言してくる。


「安心して。彼らは敵じゃないわ」


「もしかしてこの都市を拠点とした『AliveOut』か?」


「ええ」


 俺達の事を密告したギャンザの件もあるから全面的に信用は出来ないが、少なくとも今俺達を助けてくれたことは危害を加えるつもりはないのだろう。


 周囲の目に付かない様に隠れながら『AliveOut』の1人に先導されつつ、俺達はある建物に入る。


「ここは拠点の1つだ。神軍の奴らもここはまだ把握していないから安心してくれ」


 そう言って俺達を先導してきた男がフードを脱ぎ取り顔を晒す。

 金髪の切れ長の目に整った顔立ち。

 少しきつい目を除けが如何にも爽やかな好青年のイケメンだった。


「レイダさん、助かりました」


「感謝ならラオに言うんだな。彼が教えてくれなければ間に合わなかったよ」


 おお、残ったラオが救助を要請したのか。

 ギャンザの暴走を止められなかったが、それでも事態を収拾しようと動いてくれたんだな。


「そして済まない。うちのクランメンバーが君たちに迷惑を掛けた」


 レイダはそう言い、俺とトリニティに頭を下げる。


「確かにこっちもあんたらの計画の邪魔になる行動をとったが、流石に仲間の情報を売るってのは看過できないぜ。

 ギャンザの処分はどうするつもりだ?」


「ギャンザは拘束させてもらっている。流石にクランからの追放は出来ないから長期間監禁生活を強いることになる」


 そりゃあ、クラン内部の情報を持っているからおいそれと追放は出来ないよな。

 長期監禁か・・・ま、その辺りが妥当なところか。

 俺としては追加でもう一発ぶん殴っておきたいところだが、ここはレイダの顔に免じてこれ以上の責任追及はしないでおいてやるか。


「分かった。これ以上の事はそっちに任せるよ。トリニティもユリアもそれでいいか?」


「あたしは構わないよ。元々こっちが迷惑を掛けたのが原因だったし」


「あたしは・・・流石に許せないかな。でもリーダーであるレイダさんが決めた事ならあたしはそれに従います」


 この中で一番の被害者はユリアだ。

 ユリアも思うところがあっただろうが、ここでこれ以上訴えたとしてもそれこそ救出作戦に影響が出るのが分かっていたのでレイダに従うと決めた。


「改めて自己紹介をしよう。俺は『AliveOut』の救出部隊のリーダーのレイダだ。今はこの都市で捕まっている仲間の救出の作戦の指揮を執っている。

 それで早速で悪いんだが、救出作戦で城を包囲していたが急遽緊急の用事が入って少しばかり計画がずれてしまっていてね。出来る事なら救出作戦に君たちの参加もお願いしたいところだがどうだろう?」


 その言葉の裏には「そっちの都合で動いて計画を狂わせたんだからその分手伝うだうよね?」と言うのがあるのだろう。


 この男、意外と強かだな。

 だがこういう奴は嫌いじゃない。


 愚直に作戦を妨害しようとした俺達を暴力で止めようとしたギャンザとは違い、レイダはこちらの後ろめたさと言う心の隙を上手く突いて協力させるように誘導している。


 いいだろう。乗ってやろうじゃないか。

 但し、こっちも『AliveOut』を利用してやるからな。

 俺達3人だけで土曜創造神の城に乗り込みピンポイントで唯姫を救出するのは困難だからな。

 情報を上手く引き出して俺の目的を優先させるように動いてやる。


 トリニティの方を見ると、同様に利用する気満々で頷いていた。


「ああ、いいぜ。助けてもらった礼もあるから協力はしてやるよ。この都市の最大戦力があの白土神軍程度なら大した相手じゃないからな」


「ほう、大きく出たな。随分と強気の冒険者が来たと聞いていたが、なるほど、確かに一癖も二癖もありそうな奴だな」



 あー、確かに俺を組織とかで使うとなると癖がありそうだ。

 情報源はラオか?

 レイダはどうやら俺とトリニティの評価を随分と買っているみたいだな。


「但し、条件は付けてもらう。俺達の最優先目的はディープブルーの救出だ。場合によってはそれ以外は無視するぜ」


「そうか。君の目的はディープブルーの救出か。君はディープブルーの恋人かい?」


 レイダは俺の目的が唯姫だと分かると驚いた顔をしていた。そして何処か納得したような表情をしていた。


「ただの幼馴染だよ。一向に戻って気やしないから連れ戻しに来たんだ」


 後ろではトリニティとユリアがニヤニヤとこっちを見ている。

 お前らの言いたいことは分かるが今は黙ってろよ。こんなとこで更に時間を食って救出が遅れるのは我慢ならんからな。


「いや、すまない。興味本位で聞いただけだよ。

 1か月前に彼女を失ってから救出部隊の活動も陰りが生じてね。彼女ほどの実力者が居なくなったのは大きな痛手だった。

 ディープブルーを助け出せたのならこちらとしてもありがたい。それが条件ならこちらとしても問題は無いよ」


 よし、言質は取ったぞ。


 早速俺達は唯姫たちの救出に土曜創造神の城――白土城を目指す。

 バッド達白土神軍も自分たちを襲撃した後そのまま白土城に乗り込むとは思わないだろうと、隙をついての神軍の態勢を整える暇のない電撃作戦だ。


 拠点の隠れ家から出ると、レイダは虚空に向かって合図を送る。

 おそらく周囲に警戒して配備していた仲間に指示を出したのだろう。


 俺とトリニティとユリアとレイダ、4人が固まって先行し城を囲む城壁の前で待機する。


「もう暫くすれば3か所ほどで時間差をつけて騒ぎを起こすからその隙に城へ乗り込もう。

 ここと別の2か所から俺達と仲間がそれぞれ侵入し、捕まっている仲間に向かう計画だ」


「城の中の道順は大丈夫なのか?」


「ああ、この日の為に下調べはバッチリさ。

 後は乗り込むタイミングを見計らっていたんだが・・・今日、鈴鹿達がここに来たのはある意味タイミングが良かったのかもしれないな」


 こいつ・・・俺達が救出計画を狂わしたのを利用して突入のタイミングを取ったのかよ。


 ギャンザが俺達がここへ来るのを通報したことによって白土神軍に騒ぎが生じ、その隙を利用して動いたって訳か。

 こうなると、ギャンザの暴走ももしかしたらレイダの計画の内だったんじゃないかって思えて来るな。


 待っている間、俺は今か今かと逸る気持ちを抑えるので精一杯だった。


 暫くすると城壁間近で1つ、その後で少し離れた建物から、また少し時間をずらして城を挟んで反対方向で3回目の騒ぎが起き始めた。


 レイダの合図とともに俺達は城の中へと侵入する。

 侵入ルートは城壁の一部をレイダの土属性魔法のトンネルで穴をあけて潜り抜けると言う方法で侵入した。


「面白い魔法を使うわね」


「はは、これは俺のオリジナルだよ。こう見えて意外と便利なんだ。戦闘中でも妨害効果はバッチリだしね。

 と、この先を左だよ。そこに捕らわれた仲間が居るはずだ。周囲の警備は気にしなくてもいいよ。同時に侵入した仲間達が引き付けているからね」


 だけど俺は周囲の警戒を緩めずに進んでいく。勿論トリニティもだ。

 レイダの事を疑う訳じゃないが、馬鹿正直に警戒を解く奴はいないだろう。予定外な事なんてざらに起きるのだから。


 俺達は唯姫たちが閉じ込めらてたと思われる部屋に入ったが、そこには誰も居なかった。


 ほらな。予定外な事は簡単に起こる。


「どういう事だ? 情報では仲間はここに居ると聞かされていたぞ。

 居ないとなると、これ以上ここに居るのは無意味だ。別の部屋を捜索するか、直ぐに撤退するか・・・二次被害だけは避けなければならない」


「情報が間違ってなければ、普段はここに入れられていて、今は別の用事で連れされれているのかもしれないわ」


 一瞬動揺していたが直ぐに冷静を取り戻したレイダはこの後の行動を詮索する。

 そこへトリニティがレイダへ前提情報が間違ってなければ現在起こっている状況に変化があった事を告げる。


「そうか。となれば・・・いや、この場合は創造神も動いている可能性はあるか・・・?」


「待って。そう言えばバッドの仲間が『さっさと城へ戻ってパーティーに参加したい』って言ってたわ。もしかしたらそれが関係あるかも」


 ああ、確かにそう言っていたな。

 バッドの奴はユリアを目的としていたが、他の奴は城へ戻りたいって言っていた。


 ・・・なんだかすごく嫌な予感がする。


「パーティー・・・まさか」


 何かに思い至ったのか、レイダは顔を青褪めてその考えを振り払うかのように頭を横に振る。


「おい、何を思いついたんだよ」


「俺の考えが正しければ・・・ついて来てもらえるか?」


 レイダを先頭に、俺達は更に城の中へと進む。

 所々で白土神軍の奴らが襲ってきたが、向こうは浮足立っているせいか襲ってくるのは精々1人か2人の少人数だったので俺達だけでも十分対応出来た。


 そうして進むこと数分。

 辿り着いたのは大きな扉の前だ。

 扉の中はおそらくだが位置的に考えるとダンスパーティーをやるような大ホールの部屋なのだろう。

 警備らしき人物も誰も居ない。だが、扉の中からは声が聞こえる。


「開けるぞ」


 そう言ってレイダは扉をそっと開け、俺達は中を覗き込む。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 扉を開けると中から酷い臭いがした。

 熱気交じりに汗と体臭を混ぜ合わせた酷い臭いが。

 それ以外にも独特の臭いが混じっていた。男女が絡み合う時に発する淫靡な臭いも。


 中を覗けばそこら中に絡み合う男女の姿が。

 但しその姿は艶めかしい姿ではなく、どちらかと言うと男が女を無理やり凌辱する姿に等しかった。

 男は時には獣ののように激しく、時には複数で1人の女性を犯す。

 女は壊れたように奇声を上げながら自ら腰を振る人も居れば、逆に何の反応も示さずに犯されている人も居た。


 その様子は正に肉欲を貪る酒池肉林や乱交に耽る魔宴(サバト)そのものだった。



 一種の魔窟と化したその中に唯姫が、居た。



 髪と目は青色だが、間違いなく顔は唯姫だった。


 その唯姫が四肢が無い状態で前と後ろ、そして口を男共に犯されていた。

 呆然と見つめるその目には光は無く、白濁まみれた体をただなすが儘にされている。


 俺はその唯姫の姿を見た瞬間、自分の中の何かが切れたのがはっきり聞こえた。


 ブチィィィィッッッッ!!!!!!!


「てめぇら唯姫に何してんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!」


 (またたき)で一気に近づき、唯姫に覆いかぶさっていた男の頭を鷲掴みにしながらそのまま反対側の壁まで瞬動し叩き付ける。


 男は壁にクレーターを作りながらぶちゅっとトマトが潰れるみたいに頭が潰れ脳漿を撒き散らす。


 そしてすかさず踵を返し再び(またたき)で一気に間合いを詰め、今度は唯姫の頭に被さっている男の心臓を手刀で貫く。

 胸を貫かれた男は何が起こったのか分からずに呆然と自分の胸から生えた俺の手を見ていた。


「え?」


 そのまま俺は手刀を薙ぎ払い男の胴を上下に分断する。


 下で唯姫を貫いていた男は目の前で仲間が血塗れになったのを見て情けない悲鳴を上げながら這いずり出ようとするが、あまりの恐怖に手足が思うように動かないでいた。


「ひぃぃぃぃぃぃっ!!」


 俺はそんな状態でも手足を使って逃げようとする男に更なる怒りが込み上げる。


 醜く這いずりまわる男に俺は容赦なく踏み潰す。


 一蹴、二蹴、三蹴―――


 何度もスタンプして原型すら留めない骸を晒させる。




 殺す。




 この時になってようやく周囲で女を犯すのに夢中になっていた男共は血塗れになった惨状に気が付いた。

 あちこちで上がる怒声、悲鳴、罵声。

 犯していた女を放って逃げる男、神軍を呼んで俺を排除しようとする男、この出来事すら余興と思い豪胆にも女を犯し続ける男。




 殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。




 ああ、ここに居る奴らは平気で女を食い物にする腐った下種野郎共なんだな。

 殺してやる。

 唯姫をこんな目に遭わせた男も、それを容認して嬉々として加わる男も、自分の肉欲を叶えようと狂宴に身を投じる男も、ここに居る全ての男共を殺そう。




 殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。




 手始めに俺を捉えようと自信満々に近づいてくる男を軽く右手を振って頭を潰して殺す。

 次に逃げようとする男も踏み抜いて殺す。

 この状況で尚女を犯し続ける男の胸を貫いて殺す。




 殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。




 酒池肉林、魔宴(サバト)と呼ばれた狂宴はあっという間に血の雨と肉の礫が舞い散る地獄と化す。


「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!」


 そこに俺の獣と化した怒号が響き渡る。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「はっ!?」


 気が付けば俺はベッドに寝ていた。


 あれは・・・夢だったのか・・・?

 夢だとしたら悪夢以外のなにものでもない。


 俺は起き上がり周囲を見渡す。

 俺が寝ていた部屋は簡素な作りをしており、机と椅子、そしてベッドが3つ並んでいるだけの部屋だった。


「っ!!」


 そして俺は隣のベッドを見てあれが夢じゃなかった事を思い知る。


 隣のベッドには唯姫が居た。

 毛布の上からでも手足の無い状態だと言うのが分かる。

 それが俺に容赦なくこれが現実だと思い知らされる。


「クソッ!!!」


 何で俺はエンジェルクエストを優先させた。

 どんな方法を用いても神秘界(アルカディア)に行く方法を捜すべきだったんだ。


 俺がもたもたしていた所為で、唯姫がこんな目に・・・!


 俺が後悔の念に捕らわれていると、ドアからトリニティが現れた。


「あ・・・目が、覚めたんだ」


 何処か怯えているように俺に声を掛けるトリニティ。

 だが今の俺はそんな事すら気が付かずトリニティに詰め寄った。


「トリニティ、土曜創造神は何処に居る!?」


 この悪夢の宴の主催者は間違いなく土曜創造神だ。

 当然このままにはしておけない。殺す。

 唯姫をこんな目に遭わせたそいつを殺して殺して殺しつくしてやる。


 だが、トリニティが発した言葉は思いもよらぬものだった。


「そいつは・・・鈴鹿がもう殺したよ」


「何だと」


「一番最初に鈴鹿が殺した奴が、土曜創造神だったんだよ」


 唯姫をあんな目に遭わせた奴はもういないと言うのか。

 ふざけるな。俺のこの怒りは何処へ向ければいいんだよ。


 あんなもので済まされるほど唯姫の受けた屈辱は許されるものじゃないし、俺の怒りも収まるわけねぇだろうが!


「クソがっ!」


 俺はやり場のない怒りを自分の据わっているベッドに叩きつける。

 その一撃を受けたベッドはいとも簡単に真っ二つに割れ、それに巻き込まれた俺は床へと転がった。


「なっ!?」


 幾ら体の成長率が早いAlive In World Onlineとは言え、俺にベッドを叩き割るほどの力は無い・・・はず。

 だが驚いていたのは俺だけだった。

 トリニティは若干引いてはいるものの落ち着いて俺の様子を見ていた。


「トリニティ、俺の体に何が起きたか知っているのか?」


「確証はないけど、多分、鈴鹿がユキを助けた時の事が関係していると思う。

 あの時の鈴鹿・・・人間じゃなかった」


 トリニティは恐る恐る口にする。

 まるで腫れ物に触るかのように。


 確かにあの時怒りに身を任せた俺は人間とは言い難かっただろう。


「ううん、違うの。本当に人間じゃ(・・・・・・・)なかったの(・・・・・)


「・・・どういう、ことだ?」


 トリニティ曰く、あの後俺は大ホールに居る男共を皆殺しにしたらしい。

 人の姿を捨て、額に2本の角を生やし、口も獣の咢そのものと化し、四本足で駆ける姿はまるで鬼獣そのものだったと。


 何だそれは。


 怒りのあまり俺は人間を止めたのか?

 それとも神秘界(アルカディア)の何か不確定要素がからんでいるのか?


 分からない。分からないことだらけだ。


 だが、今は俺の体の変化なんかどうでもいい。

 寧ろこの力はこれから行う復讐には打って付けだ。


 そうだよ。直接の原因の土曜創造神はもう殺したんだからどうしようもないが、まだこうなった原因の八天創造神が残っているじゃないか。

 Alive(こん) In() World(下らない) Online(ゲーム)を作り唯姫をこんな目に遭わせたArcadia社の幹部が6人も。


 いいぜ、徹底的に復讐してやるよ。唯姫と同じようにこの世の地獄を味あわせてやる。




◇ ◆ ◇ ◆ ◇



「う・ううん・・・」


 丁度その時、唯姫が目を覚ました。


「唯姫! 俺が分かるか!? 鈴鹿だ。助けに来たぞ!」


「ぅ・・・ぁ・・・鈴・・・くん・・・?」


 ぼんやりと天井を見つめていた唯姫だが、次第に目の焦点が合い俺を見つめる。

 そして体を震わせた。


「あ・・・あああああああああああああああああああああああああっっ!!! いやぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁっっ!!! もうやめてぇぇぇぇぇぇぇっ!!! 何でもしますからっ! だからもうやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!! いやぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!! あああああぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっ!!! 鈴くん助けてぇぇぇぇぇっ!!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!!!!」


「唯姫っ! もう大丈夫だ! 俺が居るからもう大丈夫だ! だから安心しろ!」


 手足が無い状態でもこれでもかと言うくらいベッドの上で暴れまくる唯姫を俺は抱き締め大丈夫だと俺が付いているからと落ち着かせる。


「ぁぁぁぁぁ・・・・・・」


 暴れまくる唯姫を抱きしめ続けると、力尽きたのか唯姫は再び眠りに落ちた。


 クソッたれ! 唯姫は俺が助けに来てくれると信じていたのに、この様だとは・・・!

 怒り、罪悪感、後悔、色々な感情が混じり合い、俺の胸の奥底で何かが沸々と湧き上がり今にも暴れ出しそうなどうしようもない気持ちで一杯になる。


 そんな俺の心情を知ってかトリニティはとんでもない事を言い放った。


「こんな言い方は変だけど、間に合って良かったね、鈴鹿」


 ダンッ!!


「あぐっ!?」


 俺は思わずトリニティの胸ぐらを掴んで壁に叩きつけた。


「間に合っただとっ!? これの何処が間に合ったんだよ! ふざけた事を言うとお前も潰すぞ!?」


「ごほっ、ぐぅ・・・

 ユキは心が完全に壊れ物も言わず何の反応も示さない他の女の子達と違って、叫ぶだけの(・・・・・)心が残っている。まだ(・・)助かるんだよ。間に合ったんだよ」


 ぐっ・・・確かに生きる屍と化していないだけまだましだ。

 トリニティは俺が暴れまくって倒れた後の後始末を『AliveOut』のメンバー達と一緒にしたはずだ。

 あの大ホールに居た女たちがどうなったか目の当たりにしているのだろう。


 だからこそ、唯姫が反応を示したのが間に合って良かったと言えた。


 理屈は分かる。心的外傷(トラウマ)は残るだろうが唯姫の心はまだ助かる。

 だが、感情は納得できない。

 だからと言ってトリニティに当たるのもお門違いだ。


 俺は壁に押し付けていたトリニティから手を離す。


「ぐっ・・・済まなかった。お前に当たる事じゃないのに」


「ううん。ごめん、あたしも言い方が悪かった。鈴鹿の気持ちを考えればこんな事言うべきじゃなかったのに」


 トリニティも大勢の被害女性を見てきたせいで感覚がおかしくなっているのかもしれないな。

 そう言う意味ではトリニティも被害者か。


「それで、これからどうする?

 鈴鹿の目的のユキは・・・助けたけど、何時までも神秘界(アルカディア)に居る訳にもいかないでしょ?」


 ああ、神秘界(アルカディア)から出る為の鍵――それを持つ神秘界の騎士(アルカナナイト)を倒さなければどうしようもないと言う事か。

 俺と唯姫の現実世界(リアル)にある体を考えればのんびりとしている訳にもいかないしな。


 そしてトリニティが言いたいのは、この状態の唯姫をどう扱うべきかって事も含まれているんだろう。


 現状、手足の無い唯姫ははっきりって足手まといだ。

 だからと言って放っておくわけにはいかない。何のために助けに来たんだと言う事になる。


 移動にしても戦闘にしても、唯姫を傍に置いておくことは難しい。

 となれば、一番いいのは『AliveOut』に預けるのがいいのだろうが・・・


 あの救出部隊のリーダーのレイダの性格を考えればそれなりの見返りを要求されるのは間違いない。

 その場合は他の都市の仲間の救出か神秘界の騎士(アルカナナイト)の攻略の手伝いをされるかだな。


 現状はそれが一番いいのだろうが、今の状態の唯姫を他人に任せっぱなしにしていいのか?

 唯姫は俺に助けを求めたんだ。その俺が唯姫の側に居なくてどうする。


 どうしたらいいかとジレンマに悩んでいたところ、新たな来訪者が現れた。


「お困りのようね。私が力になってあげようかしら?」


「てめぇは・・・!」


 俺は思わず身構える。

 現れたのは神秘界の騎士(アルカナナイト)The Loversのラヴィとレイダの2人だった。

 レイダは兎も角、何故ラヴィがこんなところに居る。


「何のつもりだ?」


「もう、連れないのねぇ。言ったでしょ? 幼馴染ちゃんを助けたらまた会いに来るって。

 で、来てみたら困っているようじゃない。私なら力になれるわよ?」


 力になるだと? どうやって力になるっていうんだよ。

 この状態の唯姫を助けられるとでも言うのか?

 出来るものならやってみやがれ!


 そう心の中で悪態をつくが、ラヴィの口から出てきた言葉は思いがけないものだった。


「私の力で幼馴染ちゃんの心を癒してあげられるわよ。尤もここまで酷い状態だと完全にとはいかずに心的外傷(トラウマ)は残っちゃうけどね」


「なんだとっ!? 唯姫の心を治せるのかっ!?」


「ええ、私は『恋愛の女王』よ。人の気持ちを操ることに掛けては誰にも負けないつもりでいるわ。

 それに、この幼馴染ちゃんはこんな状態になっても貴方を強く想っている。それが心の治療に大いに役に立つわ」


「治るのか・・・」


 凌辱された過去は消えない。傷ついた心の傷は完全には消せない。

 それでも今の状態よりはマシだ。


「頼む、唯姫を助けてやってくれ」


 俺は素直に頭を下げるが、トリニティが待ったをかける。


「待って、神秘界の騎士(アルカナナイト)のThe Lovers・ラヴィ。貴女の目的は?

 まさか見返り無しで無条件で助けてくれるわけじゃないでしょ?」


「う~ん・・・前にも言ったけど、私は他人の恋バナを聞きたいだけよ? それが私の力になるし。

 今特に興味があるのがそこの彼ね。エンジェルクエストの試練を乗り越え助けた幼馴染は創造神の毒牙に掛かり見るも無残な姿に変えられた。ああ、彼は幼馴染の彼女を救う事が出来るのか!って感じで続きが気になるところね。

 それを私が少し手助けして恋バナの続きを促しているだけ」


 って、やっぱりこいつも神秘界の騎士(アルカナナイト)なんだな。

 まるっきりの善意とは思ってはいなかったが、あくまで自分の欲望に忠実にって訳だ。


 クソッたれ。唯姫に起こったことをそんな軽く見やがって。


 まぁいい。それで唯姫の心が助かるのなら悪魔にだって魂を売ってやるよ。


「・・・いいわ。少なくともあたし達に害があるわけじゃなさそうだから、彼女の事は任せるわ」


「任せなさい。でも1つだけ条件って言うか、やってもらいたいことがあるわ」


「何だ?」


「当たり前のように感じているけど、自分の容姿と言うのは最も根源的なアイデンティティでもあるわ。その精神を正常に保つためには正常な肉体が必要不可欠よ」


 そう言われて俺は気が付く。

 今の状態のまま(・・・・・・・)で唯姫の心を治しても正常にはならない。

 いや、治ることは治るが、手足の無い自分の体を見て再び心が壊れる。


 唯姫の心を治すにはまずは唯姫の手足をどうにかする必要があると言う事か。


「そこで彼の用件が関係してくるの」


 そう言って、ラヴィはレイダに話を促す。


「まずは、済まない。俺達がディープブルーに救出作戦を頼んだばかりにこんなことになってしまって――」


「そう言う謝罪は十分だ。俺もあんたも罪はある。今はその罪を償う事を考えればそれでいい。

 だから用件を述べてくれ」


 きつい言い方だが、幾ら謝罪されたところで俺の気持ちは収まらないし、唯姫をこんな目に遭わせてしまった自分自身も許せない。

 そう、今は謝罪は邪魔でしかない。


「・・・そうか。まずは現状報告からだ。

 鈴鹿が土曜創造神を殺したことでこの白土城は俺達『AliveOut』の手中に収めることが出来た。今は9割方制圧している。

 今は白土神軍の残党を狩っているところだ」


 あの大ホールで狂宴に耽っていた野郎共は白土神軍らしい。

 まぁあそこに居た屑どもは俺が皆殺しにしたから、今狩っている残党は城の外で俺達を包囲した奴らや、狂宴に参加していなかった者達らしい。


 そう言えば狂宴に居た屑どもは俺が殺したが、被害に遭っていた女たちはどうしたんだろう?

 その事についてもレイダが補足する。


「あの大ホールで被害に遭ってた女性たちはこちらで保護している。

 かなりの人数の女性が精神や肉体に異常をきたしていた。回復するのには時間が掛かるだろう。

 特にディープブルーが一番酷かった。鈴鹿が傍に居れば回復の兆しが見えるかと思って部屋を別にして一緒にしていたのだが・・・効果が無かったみたいだな」


 そう言って隣のベッドで眠っている唯姫を見て首を振る。


 俺が居たくらいで治るのなら幾らでも傍に居てやるよ。

 でもそうじゃない事ぐらいわかるだろうよ。イラつく事を言わないでくれ。


 ・・・いや、レイダなりに俺に配慮して唯姫と一緒にしたのか。

 くそ、どうもやり場のない怒りが蹲っているのか、今の俺のイラつき加減がハンパない。


「話を戻そう。

 9割方この城を制圧したが、また1箇所制圧しきれていないところがある。

 強力な警備を敷かれている宝物庫だ」


「何だよ、その強力な警備って。神秘界の騎士(アルカナナイト)でも守っているのかよ」


「そうだ。宝物庫を守っているのは神秘界の騎士(アルカナナイト)のThe Foolだ。

 奴が居ることによって我々には手が出せない」


 おいおい。マジで神秘界の騎士(アルカナナイト)が居たよ。

 つーか、名前からして愚者(fool)って組みやすそうに感じるんだがな。


「それで? 俺にThe Foolを倒す手伝いをしてくれってでも言うのかよ」


 冗談めかしに言うと、レイダは重々しく頷く。


 え? マジで?


「これには鈴鹿にもメリットがあるんだ。

 この城を見て分かる通り、この城の支配者だった土曜創造神は金や栄華に目が眩んだ愚か者だった。

 その為宝物庫には様々な財宝や伝説級の武具、マジックアイテム等が存在している。

 以前、白土城を調べた者の情報によると、宝物庫の中には魔動機の自動義肢(オートピュレーター)もあるそうだ」


 ああ、なるほどな。そこに繋がるわけか。


 自動義肢(オートピュレーター)は義肢とは思えないほどの精巧な作りで、見た目手触り等ほぼそのものだと言う。


 それを唯姫に与えるにはまずはThe Foolを倒せと。


「攻略部隊にもここの事は話してあるが、今は他の攻略に付きっきりでこちらに戦力を回す余裕が無いそうだ」


「分かった。手を貸してやるよ。

 その代わり、その自動義肢(オートピュレーター)とやらは最優先でこっちに譲ってもらうぜ」


「ああ、それは約束しよう。自動義肢(オートピュレーター)は数個もあると言うし、俺としてもディープブルーをそのままの姿にしておくのは忍びないからな」


 やることは決まった。

 唯姫の心を取り戻し、Arcadia社幹部を皆殺しにし、神秘界の騎士(アルカナナイト)から鍵を奪う事だ。


 まずはThe Fool。お前からだ。

 俺の邪魔をするなら容赦なく潰す。








次回更新は8/29になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ