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改めて
次の日。
白鳥は学校を休んだ。
でも、おれは学校が終わった後にいつも通りに白鳥の家に寄った。
「お、お前、そ、それ……」
玄関から出てきた白鳥を見て、かなり驚いてしまった。
白鳥は腰まであった髪を肩くらいまで切っていたのだ。
「これは、私なりのケジメのつもりよ。……それと、これからは、白魔導師として生きていこうと決めたの」
白鳥は、白い分厚い本を抱えていた。
黒歴史ならぬ白歴史だ。
「もちろん、あなたも付いて来てくれるわよね?」
「ああ」
「では、改めて、これからも一生よろしくね」
一生、付いてってやるよ。
終わり
白魔導師白鳥さんのご活躍にご期待ください!
次は別の主人公が語り部を務める別のお話が始まります。




