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白鳥さんの黒歴史  作者: 夢水四季
10年後の君達へ
236/237

烏丸 凛

  ◆







「死のうと思っていた」






 こんな暗いことが延々と書いてあった自分への手紙を読んで、思わず苦笑してしまう。十年前の僕って、相当病んでたんだなあ、と。




 あの時は、自殺未遂の直後だったから仕方ないか。




 では、今の僕はどうだろうか?




 充実した日々を送っている、と言えるだろう。仕事は大変だけど頑張っている、と思う。弁護士をしていて、様々な人間を見てきても、やっぱり共感なんて出来ないし、人の気持ちも分からない。でも、いつかきっと分かる日が来る、と信じている。いや、そう信じたい。僕は、そのために、この仕事を選んだのだから。




 人を理解し、救済する。




 あの日の彼女のようになれたらいい。




 苦しいことも多く、死んでしまいたいと思うこともあるけど、もうそれは出来ない。逃げてはいけない。




 僕の弟が、和がいるから。




 守るべき存在をがいる。それが生きている理由。




 生きて、向き合う。自分に、人に。




 偽物でも頑張って生きていれば本物になれる。嘘も、いつか本当になる。




 だから、生きていこう。






 十年後の僕へ。




 信じてるよ。

烏丸君が書いた手紙は「カラスが綴る回想録」をご参照ください。

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