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童話っぽい短編集  作者: 如月ふたば


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2/2

ドロン大会

 狐さんの三兄弟がママ狐さんのために、変身ごっこをするそうです。

 さぁ、一緒に見学に行きましょう。


 お兄ちゃんとお姉ちゃん狐を前に、初めての変身をする一番小さな弟狐くん。

 緊張しながらもドロン。

 小さな弟は紫の太陽さんになりました。


 お兄ちゃんが首を傾げて優しい口調で言います。

 「紫の太陽なんて見たことないよ」

 

 自分の姿に戻った弟くん。

 「うん、ボクも見たことがないけれど太陽さんが紫色になりたそうにしていたから」

 ゆっくりと口を尖らせながら答えました。


 困ったようにママを見たお姉ちゃんとお兄ちゃん。

「そうね、紫の太陽さんだってあって良いじゃない」

 お母さんの言葉に頷き合う二匹。


「じゃあ私は」そう言ってお姉ちゃんはハートの赤い太陽に変身。

「よぉし」とお兄ちゃんは動物のシロヒョウとなりハート型の太陽を口を広げパクリと食べちゃう仕草。

ハートの太陽を口に含むとパリンと氷の欠片たちになりました。

 

「お姉ちゃんもお兄ちゃんもすごいすごーい」と手を叩く弟くん。

 ご機嫌になった弟のために二匹はドロンと自分の姿に戻ります。


「じゃあ、皆で一緒に遊んでいてね」

 そう言ったママ狐さんはこちらを見て、こっそりとウインクをしました。

読んで頂きありがとうございます。

お時間とお気持ちがあれば評価等頂けたら嬉しいです。

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