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Connect☆Planet -コネクトプラネット-  作者: 二乃まど
第五章 大食い少女とあたしの冒険譚
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情報収集の基本は足から

 情報収集の基本は足です。ネットが普及し一般化した世の中でも、本当に欲しい情報というものはネット上に転がっていません。足で歩いて探すものなのです。

 なぜなら、情報の規制が大々的に行われているからです。その為、仮に有益な情報が転がっていたとしても直ぐに削除されて、それらに関わる情報は徹底的にマークされ、今後一般に出回ることは無いでしょう。

 魔獣(マインドイーター)の誤報は悪戯に人の命を危険に晒します。その為、魔獣対策支部やそれに関わる上層部はそれらの情報の扱いに関して非常にデリケートです。もちろん、個人情報の流出や、異能(アクト)に関しても規制されています。

 まあ、異能(アクト)に関してはまだまだ謎の多いブラックボックスな分野ですからね。当然といえば当然かもしれません。異能(アクト)は使い手の思想で毒にも薬にもなりますからね。心無い者が知ってしまい、善良な市民が悪意で利用されるだけされる。そんな地獄は避けなければいけませんからね。


 これは先ほどのイタリアンレストランでアリィちゃんから言われた内容だった。

 確かにネットで個人情報が流れているのなんて見たことが無い。多分流れてしまっても一瞬で削除され、IPアドレスかなんかから特定されてしまうのだろう。IPアドレスから住所の特定は出来ないといわれていたみたいだが、そこら辺がどうなっているのかは正直よく分からない。

 もちろん、これらは昔から規制されている部分だが、昨今、魔獣(マインドイーター)異能(アクト)の存在など、取り返しのつかない大事件に繋がるかもしれないということで、個人情報の取り扱いに関してより敏感になっているのだろう。

 あたしは法律に関しては良く知らないけれど、かなり重い罰が課せられるらしい。


「言い分は分かった。で、どうする?時間切らねえと埒あかねえだろ。それに手分けして探すかもだ。手分けして探すとしても、千寿流を一人にはしてやれねえだろ」


「そうですね、まあ、二手に分かれるのが良いでしょうね。わたしとちずちず、それか風太とちずちず、ですかね」


 勝手に話が進んでいく。どうやら二手に分かれることになりそうだ。知らない街で一人は心細かったのでこれはありがたかった。


「じゃあよ、フェルメール。千寿流の事、アンタに任せていいか?オレは一人のほうが動きやすいんでな」


「オッケーです!任されました!では、十九時に中央モールのベンチに集合でいいでしょうか?じゃあ、ちずちず、わたしといっしょに聞き込みにレッツゴーと行きましょうか!」


「う、うん!」


 なんていうか、二人はこういったことに慣れているんだろうな。そう思った。


「それでどうしよっか、アリィちゃん。あたし、前もクラマちゃんって子を探したことがあったんだけど、その時は地道に一人一人に訊いて回ったっけ。その時は結局無駄足になっちゃったんだけどね」


 風ちゃんと別れた後、腕を腰に当ててスマホと睨めっこをしながら、何やら考え事をしているアリィちゃんに声をかける。人を探すならやっぱり聞き込みからなのだろうか。


「そうですね。まずはそこからですね。一応、昨日から目撃情報があるか、匿名で平塚市のSNSで訊いてみていますが、それらしい情報はまだ見つかっていません。仕事で知り合った友人にも訊ねてみましたが、そちらもダメでしたね」


「そ、そうなんだ」


 あたしの知らないうちにそこまでしてくれていたのか。ちょっぴり感動する。

 SNSなどは情報規制により、その地区ごとに通信が繋がらないように区分けされている。大々的に報道される宣伝以外、例外はあるが平塚市では平塚市に関する情報しか得ることが原則的に出来ない。当然、情報を地区外に意図的に流布することも禁じられている。

 それに友人関係。アリィちゃんはトレジャーハンターだ。あたしなんかより、その手の交友関係は広いだろう。その友人に訊いても何の情報も返ってこないとなると、いよいよ歩きで情報を集める必要がありそうだ。


「まあ、普通ですよ、普通。思っていた答えが返ってくる方が珍しいんですよ。それに時間に追われていないなら、こういうことは気楽に構えていた方が気が楽です。観光がてらゆるりと行きましょう。ね、ちずちず」


「う、うん!そうだよね!」

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