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レトロゲームと、私  作者: 福山陽士
SFC編
60/60

カニ歩き

 隠しアイテムが見つからない。



『ソウルブ○イダー』



 DQで遊んできた我が家では、この頃、エニックス(当時)の緑のロゴマークに謎の信頼感を抱いておりました。

 これがいわゆるブランドイメージか……。


 ある日父親が買ってきたのですが、DQとはテイストが全然違うアクションRPGという事で、期待と不安を抱きながらスイッチオン。

 ちなみにパッケージイラストは、当時から「ちょっと絵柄が古いな……」と思っておりました。

 イラストの方本当にすまぬ……。



 神々しいBGMと共に名前を決め、ポンッと置かれた宝箱の中から剣を取ります。そのままチュートリアルの戦闘へ。

 いきなり敵がいるので剣でバシバシやっつけると、まだ続けて湧いてきます。

 全部倒した所で、禍々しい雰囲気の湧きポイントが、良い感じの色のスイッチに変化。

 スイッチを踏むと謎の爺さんが現れ、魔法を使えるようにしてくれます。


 基本的には 敵を倒す→スイッチを踏む→何かが解放される これの繰り返しです。


 魔法をくれた爺さんは、発光体となって主人公に付いてきます。

 以後、主人公の周囲には青い光の球が常にクルクルしながら浮いている状態に。

 この発光体から魔法を撃つことができるんですが、タイミングがなかなか難しい……。

 ちなみに一見バリアみたいですが、魔法を使わない限りただの光る物体です。


 そして放り出されたのは何もない荒れ地。 

 最初の拠点となる町なのですが、本当に何もないです。

 その中でポツンとあるチューリップの鉢植え。

 洞窟に行って皆を解放して来い(意訳)と言われるので、素直に洞窟の中へ。

 ちなみにこの世界では植物も喋るよ。皆等しく生きているのじゃ……。


 洞窟の中でバシバシ的を倒して、町の人たちや動物や植物の魂をどんどん解放していきます。

 この魂を解放する瞬間がとても良いのですよ……。

 何もなかった荒れ地に次々に家が建っていく様子は、達成感があるし嬉しい。

 最初のうちは、1つ魂を解放する度に町に戻っていました。

 町の人から話を聞くのが好きだったんだ……。

 進めていくと町から離れていくことになるので、面倒になってやめましたが。


 ストーリー進行は一本道なので、ストーリー上で迷子になることはないです。

 進めなくなったら、何かの魂を解放していないか、町の人からアイテムを貰っていないかなので。


 ボスを倒すと、町の人から特別な石が貰えます。

 これを貰うと次の町に行くことができるようになるのです。

 アイテムは全てにビジュアルがあるので、見るだけでも楽しいです。消費して二度と手に入らないアイテムまでちゃんとビジュアル用意されてる。

 で、このクリアした証の石を見るのが特に好きでした。エリアごとに色が違うので、並ぶとカラフルなんですよ。

 まぁ、BB弾を眺めて悦に入っていた小学生でしたからね……。


 次の町は、町というか森でした。

 しかもこの森を開拓したのは犬。

 人間がいない動物ばかりの町に、当時から動物大好きだった私はテンション上がりました。

 鳥が可愛い。

 ちなみに最初の町では、動物も人間と同じように喋ってました。

 ヤギが道具屋に行って普通に買い物してたからな……。


 アニマルな町を解放した後は、海底神殿へ。

 人魚の町です。

 良いよね人魚……。

 解放していくとかなり広くなります。


 その次は雪山です。

 拠点は洞窟の中だけど。

 住民はちっちゃい精霊。

 精霊の寿命は1年だそうです。短!

 半年で大人になり、後は年老いていくのだそう……。

 その割には乗り物はかたつむりなんですよね。精霊自身も特に一生が短いとは思っていないそうで。

 人生について考えてしまいます。

 ここ、なぜか印象がかなり薄いのであまり覚えてないんですよね……。

 ただ、雪山の雪玉がひたすら追いかけてきて怖かったのは覚えてる。


 5番目に来たのは研究所。

 扉とかタンスの魂を解放していきます。(魂あるんか……)

 住民はほとんどが白い猫です。猫を崇めよ。

 ここのダンジョンはBGMが凄く印象的で耳に残ります。

 というか、このゲームは全体的に耳に残る曲が多いです。良曲揃い。


 最後の町はお城です。

 お城なだけあって敷地はめちゃ広い。(でも城は狭い)

 あと兵士が多い。

 終盤なので敵も嫌な動きをしてくる奴が増えてきます。

 アクションが苦手な方なので構わずに突っ込んでいってましたが。


 ラスボスの居住に行って最強の武器と装備を揃えて、さらに何かアイテムを集めきると(あまり覚えてない)剣を振ると火の鳥が出る魔法攻撃が追加されます。

 これがめっちゃ好きだった。単純に格好良い……。

 だって剣を振ると火の鳥が出るんですよ!?(さっきも同じこと言った)



 隠しアイテムに「かみのエンブレム」というものがあるのですが、これがなかなか見つからずにかなりウロウロしました。

 確か、全部で8つほど。その内の2つが本当に苦労したんですよ……。

 今まで訪れた町を片っ端から歩いて、家具や建物に体当たりしまくりました。

 これの捜索に結構な日数を費やしたせいで、このゲームで真っ先に思い出すのが『隠しアイテム探し』になってしまったのです。

 というかストーリーをほとんど覚えてないせいもあるんですけどね……。


 苦労して集めきると、魔法を消費GEMなしで撃てる超便利なアイテムが手に入ります。

 が、同時に「かみのエンブレム」もアイテム欄からキレイさっぱり無くなってしまいます……。

 あれだけ道具欄に並んでいた色違いのエンブレムが、全部空白に……。

 アイテムを眺めて楽しんでいた自分にとって、ちょっと虚無を感じた瞬間でした。


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