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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第5章 討伐、そして伝説へ

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第93話 助太刀とリザードマン

「純ちゃん! 今行くよ!」


 スマホを操作し、私はデフォルトの忍者の姿になった。

 変身したと同時に、私は手裏剣を投げた。

 手裏剣は誘導弾の様に飛んでいき、奴らに命中し、魔石に変わった。

 次に刀を装備し、そのまま飛び上がった。


「純ちゃん!」

「え? おっと!?」


 純ちゃんがしゃがんだと同時に、私は純ちゃんを飛び越え、奴らを一刀両断にした。


「美羽さん、やりますね!」

「まぁね!」


 私たちはお互いの健闘を称え、ハイタッチをした。


『美羽さんかっこいい……』

『イノジュンも頑張って!』

『美羽ちゃんの手裏剣やっぱ惚れ惚れするなぁ……』


 ……コメ欄も絶賛の嵐だが、悠長にしている場合ではない。

 後ろの扉が突然吹っ飛び、武装したリザードマンどもがこちらに向かって来ていた。


「よーし! じゃあ僕も!」


 純ちゃんは戦闘を走っていたリザードマンの腹に目掛けてアッパーをお見舞いした。

 リザードマンは文字通り吹っ飛び、そのまま天井に激突し、魔石に変貌した。

 純ちゃんはその流れに乗り、奴の持っていた剣を奪い取った。

 純ちゃんはそのまま順番に奴らを切り刻んでいき、魔石を作り出していった。

 ある程度切っていくうちに、純ちゃんの持っていた剣は……真っ二つに折れてしまった!?


「ま、まずい! 純ちゃん!」


 助太刀しようとした……その時、純ちゃんは後ろにいたリザードマンに目掛けてオシャカになった剣をぶん投げた。

 純ちゃんは投げたと同時にスライディングし、奴らを一掃していった。

 リザードマンの集団は、一体も残らず魔石になり、恵みの雨のように降り注いだ。


「おお……かっこいい……」


 あまりのカッコよさに、私はそう呟いた。


『純様あああああああ!! 最高!! ¥3000』

『美羽ちゃん呆然で笑う』

『やっぱイノジュンかっこいいわ』


 純ちゃんは一掃したことを確認すると、私に向かって走ってきた。


「み、美羽さん!」

「じゅ、純ちゃん!?」


 純ちゃんは、感極まったのか、私に向かって抱き着いてきた。


『うおおおおおお!! 美羽純きたああああああ!!』

『キマシ』

『やっぱ純様のパートナーは美羽さんだよね』


 ちょ、ちょっと! い、いきなりこれは……。


「どうでした? かっこよかったですか!?」

「う、うん、かっこよかったよ、純ちゃん」


 私はキラキラと目を輝かせている純ちゃんの頭を撫でた。

 ほ、褒めて欲しかったの? ま、まぁ、別にいいんだけどさ……。


「よぉーし! じゃあ先へ急ぎましょう! 非常階段はあっちです!」

「う、うん!」


 私たちは手を繋ぎ、非常階段へと急いだ。

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