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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第5章 討伐、そして伝説へ

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第88話 巨大な岩石

「うわぁ……これは……」

「まるで……お化け屋敷ですね」


 本社の建物の中は……どう見てもオフィスとは思えなかった。

 例えるならば……西洋のお城を大砲でボロボロにしたような……そんな感じだ。

 前入った天道記念病院とは違うベクトルで怖いな……。


『うわぁ……本社ってこんな感じなの?』

『ちょっと引いちゃった……』

『センテンドーってもっと綺麗なイメージあったのに……』


 コメント欄も私たちの反応と同じように、ドン引きしていた。


「美羽さん、油断しないでください、あくまでここはダンジョンですから……」

「……そうだね」


 そうだ、ここはあくまでダンジョン……モンスターがいつどこで出るか……。


「み、美羽さん……」

「え? 何? 純ちゃん……」

「ま、前……」

「前? ……あっ」


 私たちの目の前……そこには、モンスターがいた。

 しかも、ただのモンスターではない……こいつは……。


『こいつ……ゴーレムか?』

『で、デカすぎんだろ……』

『やばい……鳥肌立ってきた』


 巨大すぎるゴーレム、それが、目の前にいた。

 最初は壁と同じ色をしていて気づかなかったが……いざ、そこにいるとわかると、恐怖で身が震えてきてしまった。

 ど、どうしよう……怖い。

 こ、こんな奴と……戦えるのであろうか? ……そんな風に考えていると、私の手に、何かが触れたような気がした。

 ふと隣を見ると……純ちゃんがいた。


「美羽さん、大丈夫ですよ、今まであんな敵と一緒に戦って来たじゃないですか」

「純ちゃん……」

「それに……今の僕は、昔の僕とは違います……美羽さんだってそうでしょう?」


 そうだ、前までの私たちとは違う……あんな奴、ぶっ倒せるよね!


『きゃああああああ! 純様カッコいいいいいいいいい!!』

『頑張れ! 純ちゃん!!』

『2人なら絶対できるよ!』


 よーし! じゃ、私頑張っちゃおうかな!


「皆さん! 目を離さないでね! 一瞬でぶっ倒しちゃうから!」

「そうですね! 行きましょう!」


 私たちは拳を構え、奴に向かって走り出した。

 奴も私たちの存在に気付いたのか、その巨大な腕を振り下ろしてきた。

 その攻撃を読んだ私たちは、お互いに散り、避けた。


「ふぅー危ない危ない……」


 あとちょっとでペチャンコになるところだった……。

 とにかく私たちも攻撃を……あれ?


「砂煙から……何か出てる?」

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