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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第3章 New Game,New Stream

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第59話 宣伝

『この製品は、誰でも武器や防具を装備することが可能で、お年寄りからお子様までご利用いただけます、現在、政府の認可待ちとなってございますが、ただいまより、当社通販ページより先行予約を開始いたします……』


 せ、先行予約?


「おい、アレマジか?」

「なぁ、どう思う?」

「使えるなら欲しいなぁ、またこんなこと起きたらたまったもんじゃねぇよ……」


 周りの人々は、社長の話を聞いて、様々な意見を言い合っていた。

 誰でも装備が可能……なんか、怖いな。


『皆さまのご予約、心よりお待ちしております、今後もいつ、どこでダンジョンが現れるか分かりません、我が社製品のみならず、ダンジョン探索用の製品を購入し、いざという時に備えませんか? 皆さま、どうかお気を付けてお過ごしください、以上、センテンドー社長、大森悠でした』


 笑顔で〆の言葉を言い、映像が消えると、飛行船はどこかへと飛び去った。

 せ、宣伝? 宣伝で飛行船飛ばしたの? 随分と大規模だな……。

 それに宣伝してた製品……アレ完全に私のと同じもの……だよね?


「美羽さん、なんか……凄い事になっちゃいましたね」

「そうだね……」


 突然のダンジョン出現に、センテンドーの社長がド派手に製品の宣伝……。

 一体何がどうなっているのやら……。



 ……それから数分後。

 ダンジョンは自衛隊や猟友会のおかげで沈静化していった。

 ネットニュースでは、政府が「しばらくは外出を自粛してほしい」という内容の声明を発表した。

 ……一部記者が、「センテンドーが自衛手段のための製品を発表したが、政府はどうするつもりなのか」という質問をしたところ、「現在検討中」としか発言しなかったらしい。


 ……なんやかんや落ち着いてきたのか、電車も運転再開し、私は純ちゃんの好意で駅まで送ってもらった。


「では美羽さん、帰り気を付けてくださいね」

「純ちゃんも、帰り道気を付けてね!」

「はい! じゃあサグッターで!」

「うん! バイバイ!」


 お互いに手を振り、純ちゃんは走り去っていった。

 ……それにしても。


「センテンドー……こんな時に何考えてるんだろ?」


 私は考え事をしながらホームに向かった。

 なんか、凄いピンポイントというか、待っていたかのように宣伝してたな……。

 ……もしかしてだけど、今回の騒動、センテンドーが仕組んだとか? ……いや、それはちょっと陰謀論みたいだな……。


「はぁ……ま、今日はもう家帰って寝よう……」


 そう思って改札へ向かうと、駅の中は同人誌即売会のように人でごった返していた

 うわぁ……これはしばらくは乗れそうにないかな……ちょっと待合室で待っていよう。

 そうだ、コンビニで何か……って、あれ?


「……着信?」

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