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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第3章 New Game,New Stream

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第58話 飛行船

「お、おい! なんだありゃ!?」


 突然、避難所にいる人たちが、上空に注目していることが分かった。

 な、なんだろう? 私たちも気になり始め、上空を見てみると……。


「あ、あれは?」

「……飛行船?」


 上空に無数の飛行船が飛んでいた、しかも……高層ビルスレスレの距離で。

 飛行船には巨大なモニターがついていて、ただの飛行船ではないことが分かった。


「なんだろう、あれ?」


 現実にあんな飛行船あるんだ……というか、飛行船自体始めて見たかもしれない。

 でも、飛行船ってあんな上空スレスレで飛んでいいものだろうか? 航空法とかどうなってるんだろう?

 そんなことを考えつつ純ちゃんに話しかけたのだが、純ちゃんの表情は、かなり深刻そうだった。


「美羽さん……あの飛行船についているマーク……」


 マーク? そういえばなにかマークが……あれは!?


「……センテンドー? じゃあこれは……センテンドーの飛行船?」


 流石センテンドー……あんな飛行船も所有してるんだ……って感心してる場合じゃない。

 なんでセンテンドーがあんな飛行船を? 今ダンジョンでヤバい状況なのに?

 そんなことを考えていると、モニターから映像が映し出された。

 映像には……短髪でスーツ姿の女性が映し出されていた。

 あれは……。


『日本全国の皆さん……センテンドー社の社長、大森悠と申します』


 お、大森悠……つまり、社長!? しゃ、社長がなぜ突然!?


『全国の皆さん、現在、ダンジョンが世界中に出現しています……我々センテンドー社はいち早く調査を始め、徐々に解明され始めています……』


 社長は淡々と現在起きている事の解説を始めた。

 す、凄いなセンテンドー……もう解明が進んでるんだ。


『現在、我が社の公認しているダンジョン配信者たちが新たに出現したダンジョンの中を配信し、それの影響で我々の調査も進んでいます……配信者の皆様、ほんとうにありがとうございます』


 え? 私たち……褒められてる? なんか照れるな。


『そして現在、我々はダンジョン配信機材を応用した製品を開発中でございます、既に試作品は一部ダンジョン配信者に配布済みで、結果は良好……これを使用すれば、また新たにダンジョンが出現しても安心な代物となってございます』


 ……そんなことを語りつつ、映像の中の社長が……腕輪と携帯電話を取り出した。

 あ、あれって……。


「美羽さん、あれって……」

「私のと……同じもの?」


 そうだ、アレはどう見ても……私に送られたバーチャルチェンジャーそのものだった。

 一部ダンジョン配信者に配布済みって……それって、私の事?

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