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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第3章 New Game,New Stream

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第57話 公園とお茶

「と、とりあえず、配信一体止めませんか?」

「そ、そうだね! み、みんな! こっちのダンジョンは消えたけど……皆のところはまだまだだと思うから、とりあえず、今は外出せず、家で政府の対応を待ってね! そ、それじゃあ百地美羽と……」

「井上純でした、みんな、気を付けてね! じゃあね!」

「これにて後免!」


 私たちはドローンカメラに向かって手を振り、配信を切った。

 私は百地美羽の姿を解除し、近くにあった広めの公園へと向かった。

 公園には、恐らく避難してきた人であろう人々で埋め尽くされていた。

 私たちは空いていたベンチに腰掛け、先程あった出来事を振り返ることにした。


「それにしても、分からないことだらけですね」

「そうだね、観たことのないダンジョンに、モンスター……あれ、なんなんだろう?」


 なんだろう、色々あってへとへとだ、なんか喉も乾いたし……。

 そういえば、自販機あったかな? あぁでも状況が状況だし、買い占められてるかも……。


「はぁ……喉乾いた」

 

 私は思わず、そう呟いてしまった。


「喉乾いたんですか? ちょっと待ってください……」

「あぁ、いいよ純ちゃん……」

「いえいえ、ちょうど僕も喉乾きましたし……」


 純ちゃんは気を利かせ、持っていたポーチの中から、ペットボトルのお茶を取り出した。

 純ちゃんはキャップを開け、私に差し出してきた。


「い、いいの? 純ちゃん」

「はい、どうぞ」


 私は純ちゃんの好意に甘え、お茶を口に含み、喉を鳴らした。

 美味しい……喉がお茶によって清められていく……。

 大体半分くらい消費し、純ちゃんとの間にお茶を置いた。


「じゃあ僕も……」

「……え?」


 純ちゃんは私の置いたお茶を取り出し……キャップを開けた!?

 え!? ちょ、ちょっとこれって……。


「んく……んく……」


 純ちゃんが……飲んでいる……私が飲んだお茶を……。

 こ、これ……これって……。


「ぷはー……涼しい日でも水分補給しないとダメですね」

「そ、そうだね……」


 純ちゃんは気にしていない様子だった……。

 いやいや、元自衛隊なら気にするもんじゃないの!? 他人が飲んだやつは病原菌持ってるかもしれないとか……いや、別にディスってるつもりじゃないけど、いやでも……あぁもういいや!


「わ、私、ペットボトル捨ててくる!」

「あ、いいですよ美羽さん、僕が……」

「いいから!」

「み、美羽さん……」


 私たちは捨てるか否かで攻防戦を繰り広げ始めた。

 い、一旦純ちゃんの顔は見たくない……意識しちゃうから!

 そんな不毛な攻防戦を繰り広げる中……。


「お、おい! なんだありゃ!?」


 突然、避難所にいる人たちが、上空に注目していることが分かった。

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