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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第3章 New Game,New Stream

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第56話 ノイズ

 ……先ほど撃った花火のように、コメント欄は色とりどりの投げ銭で埋め尽くされた。


「純ちゃんはそこにいてね! 私が魔石を回収するから!」

「はい!」


 純ちゃんが物陰に隠れたのを確認し、私は魔石の回収を始めた。

 それにしても、なんなんだろう、このダンジョンは?

 観たことも無いモンスターに、ダンジョンの形状……。

 ここから先も見たことのない光景が広がっているのだろうか?


『……あれ? なんか美羽ちゃんの周りおかしくね?』

『大丈夫?』


 ……ん? コメント欄がなんかおかしい、ダンジョンがおかしい?


「……え?」


 私は周りを見て……驚愕した。

 なんと周りの光景に……「ノイズが走っていた」のだ。

 まるで昔のテレビのように、周りにちらつきが見られたのだ。


「じゅ、純ちゃん!」


 私は思わず、純ちゃんの元へと向かった。


「み、美羽さん! こ、これは……」

「な、何が起こるんだろう……」


 ……私たちは寄り添いながら、辺りを見渡した。

 すると突然、ダンジョンが……光を放った。


「きゃああああああ!!」

「な、なんだ!?」


 私たちは目の前が真っ白になり……気を失った。


『美羽ちゃん!』

『純様あああああああ!!』

『やべぇ目が』



 こ、ここは……? どこだ?

 あ、あれは……東京スカイタワー? ってことは……今、外に?

 そ、そういえば純ちゃん! 純ちゃんは……。


「んん……?」


 良かった……純ちゃんは無事……って。


「あ、じゅ、純ちゃん!?」

「み、美羽さん?」


 私たちは……お互いに抱きしめ合っていた。

 すかさず私は純ちゃんから離れた。


『よかった……2人とも無事で ¥1000』

『マジで眩しかった』

『心配した……しかもてぇてぇ』


 コメント欄は、心配の声で埋まっていた。

 どうやら先程の光で気を失っていたらしい。


「リスナーの皆! 眩しくなかった? 大丈夫?」

『大丈夫だよ!』

『ちょうどトイレ行ってた』

『2人が無事で何よりです』


 どうやら視聴者さんは大方大丈夫なようだ……と、そういえば!


「だ、ダンジョンはどこに……あれ?」


 ふと東京スカイタワーを見てみると……先ほどのダンジョンが……『消えていた』

 こ、これは?


「ダンジョン……消えてますね」

「うん……」


 あんなに目立つ建物が一瞬のうちに……こんなこと、ありえるのだろうか?

 そんな一瞬のうちに消えるような代物ではない……はずだ。

 一体何がどうなって……。

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