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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第2章 2回目のコラボ、テーマパークでデート

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第44話 涙目と終了

「はぁ……はぁ……怖かった……もうやだ……」


 なんとか純ちゃんと合流し、私たちは病院の外に出ることができた。

 絶叫マシンとはまた違う叫び声を上げた私は、声が絶え絶えで、涙も止まらなかった。


「あはは、お疲れさまでした美羽さん」

「もう……純ちゃん……置いてかないでよ……」

「美羽さんが1人で走ったんじゃないですか」

「そうだけど……もうどこにも行かないで……」

「大丈夫ですよ、僕はここにいますよ」

「純ちゃぁぁぁぁぁん!!」


 私は純ちゃんに抱き着き、純ちゃんの服を涙で濡らしてしまった。


「さ、そろそろいい時間ですし、配信切りましょう?」

「うん……と、いうわけで、センテンドーランドの配信、いかがでしたか? きょ、興味のある人は概要欄の購入ページをご覧くださぁい……それでは、百地美羽と……」

「井上純でしたー! みなさん、まったねー!」

「こ、これにて後免……」


 私は純ちゃんに抱き着きながら、涙目で〆の挨拶を行った。


『これにて後免! 美羽ちゃんゆっくり休んでね! ¥2222』

『純様の意外な一面見れて楽しかった! ¥10000』

『美羽ちゃん最後の最後で涙目で笑う』

『最後の絶叫で美羽ちゃんの全盛期を思い出した、良かったよ! ¥22222』


 涙目になった私が相当ウケたのか、コメント欄が虹を描いた。

 と、とりあえず……配信終わらせるか……。


「……ロ、ログアウト」

『百地美羽、ログアウト、ライブオフ』



「あーもう! 本当に怖かった!!」

「お疲れさまでした」


 配信を終えた私たちは、出口へ向かって歩き出していた。


「けど……純ちゃんの意外な一面が見れて面白かったかも!」

「あ、アレは忘れてください!」

「忘れようにも、もう配信に残っちゃってるよ」

「あ……」

「ふふふ……」


 純ちゃんはまた顔を真っ赤にし、下を向いた。

 かわいいなぁ、純ちゃん……かっこいい純ちゃんも好きだけど、こういうかわいい純ちゃんも、ギャップがあっていいかもね。


「あの、美羽さん」

「なに? 純ちゃん」

「その……今日はありがとうございました」

「何? 突然……」


 急に何を言い出したかと思えば、今日の配信のお礼?

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