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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第2章 2回目のコラボ、テーマパークでデート

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第41話 お化け屋敷

 食事を終えた私たちは、再びセンテンドーランドを歩き始めた。

 少々ピザがお腹に来ていて、絶叫マシンに乗りたい気分ではない。


「美羽さん、次はどこに行きたいですか?」

「そ、そうだねぇ……純ちゃんに任せてもいい?」

「いいんですか? じゃあ……」


 純ちゃんは私の腕を引っ張り……巨大な廃墟のようなアトラクションに誘導した。

 こ、このアトラクションは……。


「こ、これは……お化け屋敷?」

「はい! 絶叫マシンじゃないやつと言えばこれですよね?」

「そ、そうだね……」


 いやいや! これ別の意味で絶叫するやつでしょ!

 お、お化け屋敷……私苦手なんだよなぁ……しかもセンテンドーランドのお化け屋敷といえば日本一と言われるくらい怖いと言われている。

 センテンドーランドのお化け屋敷、『天道記念病院』は、センテンドーのホラーゲームを忠実に再現したと言われているアトラクションだ。

 これのモデルのゲームプレイしたことあるんだけど、めっちゃ食っちゃ怖かったんだよねぇ……配信でプレイしたら叫びすぎて、視聴者から「うるさい」「鼓膜が破れた」って言われたっけなぁ。


「さぁ行きましょう! 美羽さん!」

「ちょ、ちょっと待って! こ、心の準備するから……」


 私は大きく深呼吸をし、気持ちを落ち着かせた。


『美羽ちゃんさっきと反応違くね?』

『美羽ちゃん絶叫マシンの時はノリノリだったのにお化け屋敷だとテンションダダ下がりで笑う』

『お、逆転か?』


 コメント欄は私を茶化す内容で埋められていた。

 全く……後で覚えてろって言いたい。


「大丈夫ですって、死にはしませんから!」

「なんだよもぉ……今回の配信は私がリードする予定だったのにぃ……」

「あはは、美羽さん、お化け屋敷苦手なんですね」

「い、言わないでよぉ……」


 先程の仕返しをするように、純ちゃんは私をイジってきた。

 恥ずかしさのあまり下を向く私だったが、そんな私に向かって、純ちゃんが包み込んでくれた。


「……安心してください、僕がいます」

「じゅ、純ちゃん?」

「美羽さん、最初のアトラクションで言ってくれたじゃないですか、『今日はずっと一緒』だって、だから……美羽さんの事、絶対に離しませんから」

「じゅ、純ちゃん……」


 純ちゃんは私を優しく抱きしめながら、耳元で囁いた。

 な、なんでいきなりイケメンムーブするのこの子? こ、こんなの……こんなのって……。


『うおおおおおおおおお!! 時代は純美羽じゃあああああああ!!』

『純様マジでカッコいいいいいいいい!!』

『キスしろキス!!』

『愛の告白じゃああああああ!!』


 こ、このままじゃマズい! 主に私の心が! 別の意味で!

 私は純ちゃんを離し、純ちゃんの腕に絡みついた。


「は、早く行こう! こんなところに居たら時間の無駄!」

「あはは、そうですね! 行きましょう!」


 私は純ちゃんに引っ付きながら病院の中へと入っていった

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