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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第2章 2回目のコラボ、テーマパークでデート

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第40話 ピザ交換

「うーん……」

「じゅ、純ちゃん?」


 ピザを食べている純ちゃんをまじまじと見ていた私だったが、純ちゃんも純ちゃんで、私が持っているピザをじーっと見つめていた。


「美羽さん……美羽さんのピザ……美味しそうですね」

「じゅ、純ちゃんのピザも……美味しそう」


 どうやらお互い、相手のピザを食べてみたいと思っていたようだ。


「……美羽さん、それ……食べてもいいですか?」

「い、いいけど……じゃあ、純ちゃんのも、食べてもいい?」

「……いいですよ」


 私たちはお互いのピザを交換し合い、それを口の中に頬張った。

 純ちゃんの食べていたFUJISANピザは……クリーミーなチーズが特徴的だった。

 口に入れた瞬間に、複数のチーズの味が口の中に広がり、同時に中に入っているケチャップやソースが、それの邪魔をすることなくマッチしていて、もう一口入れたくなってしまった。

 ……もう一度、日本一の山を口の中に入れようとした、その時。


『きゃああああああああ!! 美羽さん羨ましい!!』

『間接キッス!! さいこおおおおおおおおお!!』

『フォーーーーーーーーーー!! ¥2222』

『お前ら興奮しすぎや……もう一回やってくれえええええええ!!』


 コメント欄が歓喜で埋まっていて、私は冷静になった。

 た、確かに、これ……よく考えたら……。


「うん……美羽さんのピザ……ジューシーで美味しいですね……」


 私は純ちゃんを見て、顔に熱が上がってしまった。

 純ちゃんの食べ口から糸を引いていて……私は思わず、純ちゃんの唇に注目してしまった。

 純ちゃんと私が、キス……。


「美羽さん、そっちのピザ、美味しかったですか?」

「う、うん! とっても美味しかったよ! あ、ありがとうね!!」


 私はすかさず自分のピザを取り返し、冷静になるために一気にピザを食べ切った。


「み、美羽さん……凄い食べっぷりですね」

「ま、まぁね!」


 私はごまかすために、セットのドリンクを一気飲みした。


『美羽ちゃん意識してるの見え見えやん』

『ごちそうさまでした ¥1000』

『ピザと一緒にイノジュンの感触も味わったのか……』

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