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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第2章 2回目のコラボ、テーマパークでデート

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第37話 振り飛車

 次に巡ったコースターは『振り飛車』、200度以上の角度を誇るコースターだ。

 これに乗った時、純ちゃんはさっきよりもかなり大声で抵抗した。

 私はそんな純ちゃんを無理やり引っ張り出し、強制的にコースターに乗せた。


『頭をしっかり固定して! 安全バーをしっかり掴んで! いっくよー!』


 アナウンスと共にコースターが出発して、トンネルの中へと入っていった。

 そのまま猛スピードで駆け抜け、私たちは例によって絶叫した。

 しばらくして、コースターは減速した。

 そして、このコースターの醍醐味……200度を超える坂へとコースターは上っていった。

 そして……200度の地点、コースターはほぼ停止の状態になった。


「ねぇ美羽さん! これいつになったら落ちるんですか!?」

「わ、わからないよ! 私にも!」


 200度の地点まで来たのだが、コースターはなかなか落ちなかった。

 コースターからは頭と体をしっかりコースターに着けるように促す自動放送が永遠と流れていた。


『やばい、見てるこっちも緊張する……』

『これ乗ったことあるけど結構意地悪なんだよね』

『純様もう涙目でかわいそう』


 コメント欄も大きな盛り上がりを見せていた。

 コメント欄を見る限り、これってセンテンドーランドの良い宣伝になるかもね。


「ねぇ……美羽さん……」

「どうしたの?」

「今まで……ありがとうございました……」

「死なないからね!?」


 純ちゃんは恐怖のあまり、私に遺言を託した。

 そして、遺言を残して数十秒後……コースターが猛スピードで落ちて行った。


「うわあああああああああ!?」

「きゃああああああああああ!?」


 カーブや高低差を猛スピードで駆け抜け、あっという間にスタート地点へ戻ってきた。

 コースターから降りると、純ちゃんはフラフラの状態だった。


「もうやだ……まだやるんですか?」

「頑張って純ちゃん! 次やったらお昼ご飯にしよう、ね?」

「はい……」


 私は純ちゃんの手を繋ぎ、次のコースターへと向かった。


『美羽ちゃん鬼畜』

『美羽ちゃん余裕そう』

『イノジュンがんばれー』

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