表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第2章 2回目のコラボ、テーマパークでデート

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/116

第29話 純の過去 2

「それで、今みたいに髪を短くしたりとか、男性っぽいファッションしたりとかしてみたんです、でも……そういう風にしてるとますます自分が分からなくなっちゃって……それで、ある日、そのことをとある人に相談したんです」

「とある人?」


 それって……誰だろう?


「そしたら、その人はこう言ってくれたんです、『性別とかどうでもよくない? ただ他の人と違うってだけで、それは貴方の個性だと思う』って、その言葉で元気が出て……」

「おお……」


 その人、良いこと言うなぁ。


「それで吹っ切れた僕は、ずっと大好きだったヒーロー番組とか自分が今までやってきたことを思い返してみて……『誰かを救える存在になりたい』って思うようになったんです」

「誰かを救う?」

「はい! それで、お母さんみたいな自衛隊員になろうって決めて、高校を卒業して、そのまま自衛隊に入ったんです」

「おお……」


 確かに、自衛隊こそ誰かを救う存在の筆頭みたいな感じだもんね。


「そこからは厳しい訓練の毎日……でも、やりがいのある仕事だなって思ったんです、そしてある日……ダンジョンが現れた」

「それで……ダンジョンの中に初めて足を踏み入れたと」

「そうです、当時はまだ何もわかってなくて、手探りで探索していました、段々構造だったり特徴だったりが分かり始めた時に……一般人がダンジョンの中に入って配信をし始めたんですよ」

「あぁー……」


 そういえば純ちゃんは元々それを抑える側だったよね。


「おかげでこっちの仕事は増えるばかり、最初は『なんでこんなことするんだろうって思ってました』

「でも今はそれを仕事にしちゃってるよね」

「ははは、そうですね」


 そりゃ得体の知れないものの中に入って配信するって、普通に考えたら「何やってんだ」ってなるよね。


「でも、同時に思ったんです、『それって、ダンジョンの危険さを一番理解できるんじゃないか』って」

「……どういうこと?」

「リアルタイムで配信することで、そこがどういう場所なのか一目でわかるし、中にいる怪物の危険さだったり、どのような装備で戦えばいいのかってわかったり……」

「あー確かにね」


 それは一理あるかも。


「それで……そんなある時の事です、いつものようにダンジョンで調査をしに潜ったんですけど……そこで、惨劇が起きたんです」

「惨劇?」


 物騒な言葉が純ちゃんの口から放たれ、少し引いてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ