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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第1章 初めてのダンジョン配信

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第15話 ログアウト、ライブオフ

「……と、いうわけで! そろそろお開きにしませんか? 美羽さん、ここから先は危険ですし……また日を改めましょう!」


 井上純は手を叩き、配信を終わりにしようと遠回しに提案してきた。

 ……そうだね、色々あって疲れた……。


「……ですね! というわけで、今回はセンテンドーさんの案件というわけだったのですが、いかがだったでしょうか? センテンドーさんはこれ以外にもダンジョン探索で使える製品を出していますので、ダンジョン探索に興味のある方! 是非概要欄にある製品ページに飛んでね! それじゃ! 百地美羽&井上純でしたー! 投げ銭読み上げは後日雑談配信で行います! これにて後免!」

「みんな、またね!」


 私たちは、カメラに向かって手を振った。


『面白かった!』

『おつみう~』

『これにて後免! ¥5000』


 別れのあいさつに同調し、コメント欄もお疲れ様の言葉や別れの言葉で埋め尽くされた。

 ……で、これ配信終わるにはどうすればいいんだろう?

 携帯を腕輪に嵌めたら配信スタートしたし……今度は逆に外すのかな? ……そう思って外してみたが、配信が終わらない……コメント欄がまだ流れているのだ。

 井上純はこちらをチラチラ見ながら手を振り続けている……まずい、早く終わらせないと……えーっと、思い出せ! バスの中で見た説明書にはなんて書いてあったっけ?


『配信を終わるには、携帯を外し、「ログアウト」と唱えてください』


 ……思い出した! えーっと、こうかな?


「……ログアウト」

『百地美羽、ログアウト、ライブオフ』


 私がログアウト唱えると、ドローンカメラが消え、コメント欄も消滅した。

 ……体を見ると、外に出た時と同じ服を着ていた。


「へぇー、やっぱりVtuberだったんですね」


 ……隣にいたイケメンがそんなことを言う。

 そうか、よく考えたらこれリアルバレするじゃん……。

 ……って、ここは迷惑かけたんだから謝らないと!


「……ごめんなさい! 突然コラボ配信とか言っちゃって!」


 私は今まで以上に頭を深く下げ、謝罪の言葉を口にした。

 すると、肩に何やら暖かい感触がして、頭を上げた。


「いいですよ、あのままじゃ、配信どころじゃなくなってたし、僕も楽しかったんで!」

「……井上さん」


 井上純は配信で見せるような眩しい笑顔を私に向け、励ましてくれた。

 ……こういう性格だから配信でも人気が出るんだな、やっぱり納得しちゃう。


「それじゃ、さっさと地上に出ましょう、美羽さんは丸腰ですから、ボクがエスコートします」


 井上純は私の手を掴み、地上へと脚を動かした。

 ぐいぐいくる彼女に私は困惑してしまった。

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