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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
番外編 純の過去

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その9 決意

「どれもこれも……ダンジョンをゲームのステージみたいに……」


 休みの日、僕はスマホを眺めてそんなことを呟いた。

 動画サイトはダンジョン配信一色……ダンジョン配信とは言っても一筋縄ではない。

 ダンジョンの目標地点までの速さを競う所謂RTAをやる人、どれだけ多くのモンスターを倒せるのかを競うスコアアタックをやる人、カップルでダンジョンに潜る惚気配信……などなど多種多様だった。

 ハッキリ言って、ダンジョンの危険を伝える人は皆無に近かった。


「昔は……こんなんじゃなかったんだけどな」


 僕はふと、昔質問を送って励ましてくれたVtuberさんを観てみた。

 ……まだ活動を続けてくれていたが、前と比べると盛り上がりが消えていたが、そのVtuberさんは変わらず元気一杯だった。


「いいなぁ……みんなもこういう配信すればいいのに」


 昔はこんな風に平和な配信が多かったのにな……もしかしたら、僕が観ていなかっただけで、過激な配信は多くあったのかもしれないけど……。

 ……配信か。


「……そうだ」


 今のダンジョン配信は、ダンジョンを遊園地のアトラクションのように見ている人が多い……だったら。


「僕が……やればいいんじゃないか?」


 自衛隊に入ったのは、誰かを守りたいという気持ちだったからだ。

 でも、今自衛隊をやっていても、ダンジョンの危険性を伝えることはできない……だったら、同じ土俵に立てば、話も聞いてくれるのではないか?


「……やってみるか!」


 僕は意思を固めた。

 そこから数週間経ち……僕は自衛隊を引退した。



「はい、今日の配信はここでおしまい! 今日使った防具について気になった人は概要欄のリンクからどうぞ!」


 そこからしばらく経ち、僕はダンジョン配信者として認知されていった。

 ある時、最近ダンジョン関連グッズで莫大な利益を得ていた企業、センテンドー社が「是非ともスポンサーに」との声が掛かり、僕は二つ返事でOKした。

 そこから、自衛隊にいた時よりも莫大な報酬を受け取るようになり、リスナーも順調に伸びていった。

 どれもこれも……僕に励ましの言葉を送ってくれたあのVtuberの人のおかげだ。


 ……そんなある時、サグッターを見ていると、気になるポストを発見した。


『センテンドー社様からの依頼で、史上初、Vtuberがダンジョン配信!? 観てみてね!』


 ……え? これって……あの時の……Vtuber!?

 Vtuberがダンジョン配信ってどういう事? それにセンテンドーって……。

 

「どうしよう……どこのダンジョンでやるのかな?」


 僕は彼女の過去のポストを検索してみた。

 行きつけのスーパー……飲食店……美容室……

 ヒントは沢山あった。

 そしてそこから、彼女の最寄りのダンジョンを大方特定した。


「一番近いのは……大泉ダンジョンか」


 ……よし。


「……様子、見に行こう」


 僕は準備を整え、外に出た……。

これにて完結です、読んでいただきありがとうございました

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