表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
番外編 純の過去

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

112/116

その5 質問

「さ、さて……」


 次の日、学校を終えるとすぐさま動画サイトを開いた。

 配信開始まではまだ数時間もあるのに、僕は放送画面を開いて待機していた。


「おーい! 飯出来たぞ!」


 しばらくすると、父が夕飯の支度ができたことを告げてきた。


「あ、後で食べるから!」

「こらこら何馬鹿なこと言ってるんだ、なにずーっとスマホ観てるんだ?」

「い、いいから!」


 僕は父を追い出し、ひたすら放送を待ち続けた。

 サムネイルの静止画から、待機のアニメーションに切り替わり、既に放送開始は秒読みだ。

 そして……。


『はい、みなさんこんみうー! 今日も定例会やっていくよー!』

「き、きた……」


 放送が……始まった。

 僕は興奮のあまり、ベッドの上で転げまわった。


『さーて、それでね、この間実況したゲームなんだけど……』


 最初は他愛もないトーク……先週やったゲーム配信の振り返りだった。

 生憎その配信は観ていないのだが、僕はBGMを聞くような感覚で耳に入れた。

 しばらくして、雑談が終わり……。


『さぁて! 次はお便りコーナーだね!』


 ついに来た、ぼ、僕のお便り……読まれるかな?

 さ、採用されると良いなぁ……。


『はいじゃあ最初ね、「この間のゲーム配信最高だった! 俺も買ったけど途中で詰んじゃった、コツ教えてー」……うーん、そうだね、このゲームね……』


 最初の質問はゲームについての解説……ま、まぁ最初だし、こういうのだよね……。


『じゃあ次ね、「この間夏季アニメスタートしたけど、美羽ちゃん好みのやつやってたよ」……あー、それ私も生で観たよ! あれよかったよねー!』


 つ、次はアニメの質問……ま、まだか……。

 だ、大丈夫、次は……。


『はーい次、「最近美羽ちゃんの影響で忍者修行してます! この間滝行したら通報された」……いや、ネタでも辞めてね!? 死んじゃうからね!? つ、次行くよ? 「美羽ちゃん、熱中症ってゆっくり言って」……言いません、ハイ次……』


 次も……その次の質問も、僕の物ではなかった。

 こ、これは……不採用ってやつかな?


「はぁー……やっぱダメか」


 僕は天井を見上げ、ぐったりとしてしまった。

 ま、まぁしょうがないよね、内容が内容だし……。


『じゃあ次最後ね……「最近悩んでいることがあります、それは自分の性別についてです」……おっと? 重いのが来ちゃったねー』


 ……え? この質問は……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ