表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
番外編 純の過去

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

109/116

その2 混乱

「何か……ヒントになること、無いかな?」


 食事を終え、風呂に入った後、スマホでヒントになりそうなことを検索した。


『性別 女の子』

『女の子 自分 違和感』

『女の子らしさ かわいさ』

『男の子 興味が無い』


 こんなワードを検索した。

 すると、興味深いものが沢山あった。


「LGBTQ……か」


 最近よく聞くワードだ。

 自分の性別が違うかもしれない、という考え、それは今の僕に近かった。


「僕が男の子かもしれない……か」


 思い当たる節はあった。

 例えば小学校の頃の休み時間、僕は男の子とドッジボールをすることが多かった、日曜日は弟と一緒に男の子向けのヒーロー番組やアニメを観ることが多かった。


「本当に……そうなのかな?」


 その日は色んなことを考え過ぎて、気が付いたら寝てしまっていた。



 ……次の日。

 僕はいつも通り学校に登校したのだが、教室が騒然となっていた。


「ねえ! 今の言葉取り消しなさいよ!」

「事実を言ったまでだろ!? お前ら女子が悪いんだよ!」


 男子と女子が何やら言い争いをしていたのだ。


「ねぇ、どうしたの?」

「あぁ、純ちゃん! 実はね、昨日……」


 ……僕は事情を聞いた。

 どうやら昨日の放課後、掃除の当番を男子が女子に押し付けたのだという。

 しかし男子は「女子が『男子は役に立たないから帰れ』と言われたから帰ったまでだ」と主張をしているようだった。

 今思い返すと、実にくだらない争いだが、当時はそのことについて一触即発の状態であった。

 この状況をまずいと判断した僕は、間に入った。


「お互いに落ち着きなよ! まずは話し合いをしなきゃ! ね?」


 僕はあくまで中立を保ったつもりだった。

 このまま言い争いをしたところでなにも良い事は無い、今は冷静になって、落ち着いたらまた話し合おう、そんなノリで言ったのだ。

 しかし、男子は……。


「おい! 女子は黙ってろよ!!:

「そうだ! どうせテメェは女の肩を持つんだろ!」

「そうだそうだ!」


 男子たちは、まるで僕が女子を全面擁護しているような口ぶりで糾弾し始めたのだ。


「ち、違う……僕は……」


 僕は否定をしようとした……しかし、現在進行形で気にしていることを口にされ、何も言い返せなかった。

 僕は女の子だから、女子の味方をしているのであろうか? でも僕は女子であることに違和感を感じている、でも、男子は僕を女子として見ている。

 頭の中が混乱し、辺りが曇り始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ