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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第5章 討伐、そして伝説へ

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第100話 決着

 やばいやばい……出口どこ? っていうか、私たち今どこ?


「ふふふ……焦ってるなぁ……もう諦めたらどうだい? このまま瓦礫に埋もれるのもまた……」

「うるさい!」

「僕たちは絶対にあきらめない!」


 お荷物の社長様がなにやら御託を並べているが、今私たちがやることはただ一つ、早いとこ脱出してこいつを牢屋にぶち込むこと!


「諦めない? 言うねぇ、でも状況を見てみたまえ、このまま下に降りるのは無理じゃないのかい? ここはダンジョンと化している、当然出口を出るのも……」

「ちょっと黙って!!」


 純ちゃんは社長の口の手を抑えつけ……黙らせた。

 社長はそのまま力が抜け……何も言わなくなった。


「美羽さん! あそこ!」


 純ちゃんが指を差した先……そこにはちょうど、倒壊して穴が開いていた。

 高さとか色々不安だけど……今は四の五の言ってられないね!


「リスナーの皆! 今から私たち、飛びます!」

「もしかしたら死ぬかもしれないけど……先に言っとくね!」

「「ここまでご視聴……ありがとうございました!!」」


 私たちは先に〆の言葉を述べ……穴に向かって走り出した……。


『美羽ちゃん! イノジュン! 早まんないで!』

『純様! やめてええええええええええ!!』

『そんなお荷物放っておいて早く逃げろよ!』

『美羽ちゃあああああああああああん!!』


 コメント欄を尻目に、私たちは飛び出した……。


「うわあああああああああああ!?」

「うおおおおおおおおおお!?」


 ……あれ? そこまで高くない? これは……行ける!


「美羽さん! ちゃんと受け身取ってくださいね!」

「わかってるって!」


 私たちは着地の準備を整えた。

 ちょ、ちょっと怖いな……。


「ああ……なんか怖いな……」

「純ちゃんも怖い?」

「はい……」

「じゃ、目、閉じよっか!」


 私たちは目を閉じ……気が付くと、足に衝撃が走るの分かった。

 これは……着地できた? ……っていうか


「いっっっっっった!!」


 あんまり高くないとはいえ……めちゃくちゃ痛い!!


『イノジュン、美羽ちゃん! 無事!?』

『ひやひやした……』

『ナイス着地 ¥5000』


 コメント欄が安堵の声で埋まるのが見え……私たちはお互いの無事を確認した。

 そして……後ろを振り返ると、本社ビルが、けたたましい音と共に……倒壊していくのが見えた。


「これで……終わったんですね」

「うん……」


 何とも呆気ない……でも、これで、全てが終わった。

 決着が……ついたんだ。

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