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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第5章 討伐、そして伝説へ

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第99話 亀裂

『うおおおおおおお!! すげえええええええ!! ¥5000』

『イノジュンも美羽ちゃんもすげえええええええ!! ¥10000』

『Soooooooo GREAAAAAAAAT!! $50』

『すごい! さすが!! ₩22222』

『強いですね!! NT$30』


 コメント欄を尻目に、私たちは社長に向かいだした。


「く、クソ……まだ……クリアじゃ……」


 社長が腕輪に手を伸ばすのを見て……純ちゃんはそれを思いきり蹴り飛ばした。


「このゲーム……僕たちの勝利だ」

「もう……ゲームは終わりだよ」


 これで……全てが終わった。

 これで……ダンジョンは……。


「ふふ……ふふふ……」


 ……奴は、何が可笑しいのかわからなかったが、肩をくすめて笑い出した。

 な、なに? 今に始まった事じゃないけど、凄い不気味……。


「あはははははははははは!!! あははははははははははは!!」

『……え?』

『ついにおかしくなった?』

『いや、おかしいのは元からだろ』


 コメント欄も、社長の異様な姿に困惑の声が止まらなかった。


「これでゲームが終わりだと? 本当にそうだと思っているのか?」

「……どういうこと?」

「このゲームに……終わりなどない!! 一度発生したダンジョンは……もう消えない……このゲームに、サービス終了なんて言葉は存在しない!! お前らは……そうやって永遠とダンジョンを楽しむがいいのさ……私の最高傑作を楽しむ……哀れな……」


 ……奴は御託を永遠と並べていたが……ある異変に気が付いた。


「み、美羽さん……」


 純ちゃんに服を引っ張られ、その異変が確信へと変わった。

 部屋の天井が……段々と亀裂が入っているのが。


「ま、まずい!」

「早く逃げましょう!」


 そう言うと純ちゃんは……社長を抱えて立ち上がった。


「えぇ!? この人も連れて行くの!?」

「一応は人間です! どんな悪人だろうが、見捨てるわけにはいきませんから!」

「そ、そうだね!」


 私も純ちゃんに同調し、社長を抱えた。


「き、汚い手で触れるな!」

「うるさい、早く行くよ!」


 私たちは社長を抱えつつ、部屋を飛び出した。


『だ、大丈夫なの?』

『早く逃げてえええええええ!!』

『やばい……心臓バックバク……』

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