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旬が過ぎたVtuber、企業案件でダンジョンに潜ったら、イケメン男装麗人とコラボすることになった件  作者: 立風館幻夢
第1章 初めてのダンジョン配信

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第9話 コラボ

「あの! 井上さん!」


 私は去ろうとした井上純を呼び止め、彼女に近づいた。

 私の呼び止める声に反応したのか、井上純はその場に立ち止まった。

 彼女が立ち止まったのを確認し、私は咄嗟にカメラに向かってこう訴えた。


「じ、実は! 今回の案件、井上純さんとのコラボだったんです! いやー実はサグッターで告知する予定だったんですけど、時間が無くて……私のミスです! 申し訳ございません!」


 私は井上純の頭を掴み同時に頭を下げた。

 ……すると、彼女は困惑したのか、頭を下げた状態で、視聴者に聞こえないような声で話し掛けてきた。


「……何言ってるんですか!? ……ボク聞いてないんですけど!? ……案件ってなんですか!?」

「……すみません! ……ちょっとコメント欄が荒れちゃって……できれば、しばらく同行願いませんか!? ……井上さんのスポンサーってセンテンドーですよね? 実は今回の案件、センテンドーからでして……」

「センテンドー? ……でも、いきなりコラボなんて」

「……そこをなんとか! ……コメント欄が荒れまくっててこのままじゃ、案件どころじゃないんですよ!


 私がコメント欄に目線を送ると、彼女は全てを理解したのか、小さく頷いた。


「……わかりました、ここはコラボ配信という事で」

「……はい、すみません……案件先のセンテンドーには私が言っておくので!」


 ……小声の作戦会議を終え、私たちは頭を上げた。


「……と、いう事で! 百地美羽アンド井上純、今回はセンテンドーさんの新製品を私ことVtuber百地美羽が体験させていただくわけなのですが、私はダンジョン未経験なので、経験豊富なベテラン配信者の井上純さんにお越しいただきましたー!」

「あ、改めまして井上純です! いやー、ボクもすみません! 案件の事すっかり忘れてて、プライベート気分でいつものようにダンジョンに入っちゃってましたーあはは……」


 私たちは口裏を合わせ、それとなく自己紹介をした。

 ……大丈夫かな? なんかすごい不自然な流れだけど……視聴者は怪しまないのだろうか?


『うおおおおおおおお!! 奇跡のコラボ!?』

『なんだよ、コラボかよ、びっくりした』

『コラボなら告知してほしかったな、まぁでもいっか!』


 ……ふぅ、大方大丈夫なようだ。

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