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魔王、帰還す〜追放された傭兵は圧倒的な機動力と火力をもつ機体を駆り戦場を支配する  作者: 夜切 怜
【ノワール戦役】

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戦術兵装【エクスプレス】

いつもお読みいただきありがとうございます! 誤字報告助かります!


この世界の戦術兵器ライフルであるエクスプレスの登場です。

モチーフは現代の狩猟用ライフルであるエクスプレス弾採用ライフル。700エクスプレスなどですね。

いわゆるエレファントガン(象狩り銃)。連発式のダブルバレルが多いですね。短発式のボルトアクションもありますが何より反動が凄まじいという欠点があります。

第二次世界大戦のアフリカ戦線でも英国軍の装甲車を撃ち抜いた実例があるとか。


マグナムよりも高威力ですが技術難易度が高いという設定です。


応援よろしくお願いします!

「時と場合によるな。今回は宇宙艦を墜とすんだ。それなりに汎用性は確保したい」


 これ以上なく真摯に向き合うエイルに、隻翼も言葉少なめだ。

 今まではあり合わせでなんとかしてきたからだ。いきあたりばったりともいう。


「対空汎用兵装の組み合わせでいこうか。機関砲と対空ミサイルのセットだな」

「無人機も多いですからね。対空手段は多いほうがいいでしょう」

「頼む」


 隻翼も了承して両肩部に装備する兵装が決定した。

 モニタ上のティルフィングに右肩部に機関砲と対空ミサイルの組み合わせたものが装備された。左肩部にカイトシールド状の巨大なシールドバインダーを装備する。


「内蔵兵装は?」

 

 ホークは戦闘機が発展して人型となった兵器だ。ウエポンベイの機能も備えている。

 戦闘機とは違い人型という形状だと内蔵武装はパイロットの好みがでる。


「なしだ。その分アクチュエイターやスラスターを増加して機体性能に振っている。エース機にしては運動性が低いからな。少しでも補いたい」

「ティルフィングなら機体性能の底上げ優先ですね」


 ミサイルなどの内蔵武装は誘爆の危険もある。

 機体内に内蔵兵装を嫌うホーカーは多かった。


「主兵装は何を想定していますか?」

「戦術兵装エクスプレスだ」


 ドヴァリンの回答にエイルが笑顔になる。


「順当ですね。まだ製造できたとは驚きです」

「部品数的に最後の一丁だ」

「待ってくれ。エクスプレスってなんだ」


 隻翼も初めて聞く武装の名だった。

 二人の会話に割って入る。


「例の隠し球さ」

「ジーンが使っていたビームライフルの強化版だよ」


 ドゥリンが映像を呼び出す。

 長砲身な上に機関部も含めて非常に大きなビームランチャーが表示された。


「あのビームライフルの強化版なんてあるのか?」

「ジーンのビームライフルは格納前提の短銃身型。サブ兵装だったんだよ」

「おいおい。本当か。ジーンのビームライフルだって相当な長さの砲身だったぞ」


 巨大なカイトシールドに格納されていたビームライフルの砲身も4メートルはあったはずだ。


「シールドバインダーの収納兵器だからな。副兵装とは思うまい。こちらは中折れ式のライフル砲身でな」


 実際にジーンのオリフラムが装備していたライトイオンビームライフルを知っている隻翼は、あの威力で副兵装としって驚きを隠せない。

 ドヴァリンとドゥリンが説明を開始する。


「戦術兵装【エクスプレス】は長銃身の超高速ライトイオン加速ビーム兵器。歴史に存在した、狩猟用の強炸薬弾であるエクスプレス弾が由来だな」

「マグナムやマキシマムはヘビーイオンビームランチャーの名称にもあるが…… エクスプレスとは初めて聞いた」


 金属イオンを用いたヘビーイオンビームライフルは現在でも製造されている。そのなかでもとくに強力なものはマグナムと呼ばれていた。

 無効化に対しても装甲を蒸発させる量が高いので人気武器だが、装談数が少なく短期決戦用だ。


「現存するものは少ないはずだ。性能は現行のイオンビームライフルより頭一つ抜けている。シールドバインダーのものよりも連射力は若干劣るしエネルギー消費も僅かに高いが、威力は折り紙付きだ」

「そこまでの威力か」

「本来は宇宙戦装備だが、連射式の性能はジーンが証明してみせただろう? 地表でも強力だ」

「シールドバインダーの右翼にエクスプレスのショートバレル連射版。左翼に剣のティルフィング。主兵装がエクスプレスということか」

「エクスプレスはクリムゾンリアクターの性能あってこそだ。並のリアクターならすぐにエネルギーが空っぽになってしまう。ひょっとしたらジーンはお前さんに託したかったのかもな」


 ドヴァリンの言葉に隻翼が首を横に振る。


「深読みしすぎだ」

「彼女の魂が、さ。笑うなよ?」

「笑わないさ。魂か」


 隻翼は魂という言葉に関しては言葉少なだった。

 隻翼が苦笑する。リアクターはかろうじて回収することは出来たが、ジーンがあのような死に方をする前提になってしまう。

 

「マグナムも作れるが、エネルギー消費が激しい。エクスプレスにしろ、シールドバインダー格納のビームキャノンにしろ、神髄は無限弾数とエネルギー消費の少なさだ。何せ動き回る機体だ」

「最後の一丁なんだろ? 俺が使っていいのか」

「テュールスフィアの人間は隻翼しかいませんから。出し惜しみしても仕方ありませんからね」


 気にする隻翼に笑い返して杞憂だと知らせるエイルが、装備を説明する。


「エクスプレス自体は片手でも両腕でも保持できますが、発射速度が秒速数千キロメートルの亜光速です。反動も大きいので両手保持を推奨します。ティルフィングも同様ですね」

「両手装備前提の武装が二つか」

「シールドバインダーは左背面に装備されていますが、左肩部や左前腕部でも固定できます。同じくエクスプレスも使わない場合は右肩部のハードポイントに吊しておきましょう」


 機体の方針が固まった。

 隻翼は何度もシミュレーションを行い、ドヴァリンとドゥリンの力を借りて兵装の微調整を行い、兵装を含めた機体構想が完成した。


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