52話 カワルダケ
こんにちは!作者です!本日でこの小説が『1周年』を迎えましたー!
いや〜1年がホント早いですが、なんとか1年続けられて良かったです。ゆっくりとしたペースの投稿ですが、これからも頑張って投稿していきますので、よろしくお願いします!!
少しの間は長編ではなく軽い話を投稿していく予定ですので、気軽に読んで下さいませ!
そして第2部に入り、主要キャラ達も殆ど登場しているので、今回から後書きに『キャラクタープロフィール』をお届けしようかと思っていますので、是非とも後書きも楽しみにして下さい!
──それでは皆様に、少しでもワクワクできる時間を。
新学期が開始されて1週間が経過。特別感がある雰囲気もなくなり、新入生がいることも日常になりつつある今日この頃。何気ない日常にちょっとしたハプニングが起きた。
──ピピピピ。ピピピピ。ピピピピ。
スマートフォンに設定していたアラームが鳴る。もぞっと布団が動き、シャインが起き上がった。本日はソノが親友のゼーレの元にお泊まりをしている為、部屋に1人である。
(う…なんか体が変だな…)
体に異常があると感じたシャインは、取り敢えず顔を洗って目を覚そうと洗面所に向かった。そして鏡と向かい合った瞬間、固まった。
なんと、見たことがない美少女と目が合ったのだ。髪の色合いは同じだが、長さは背中まで伸びており、胸部にはF以上の豊満な胸がある。体全体も女性的な丸みを帯びていて、どこからどう見ても男には見えない。
(いやいやいや…ないない、そんな漫画みたいな展開…)
薄々自分の身におきた現象を理解しつつも、最後の砦として、シャインは下半身を触った。
──なかった。男であるあの象徴が。
「な、なんじゃこりゃあああああああ!?」
シャインからとは思えない、可愛らしい絶叫が学生寮に響き渡った。
「ぎゃははははははは!!」
2年1組の教室。スノウが女体化したシャインを指差して爆笑していた。
「笑い事じゃねぇって…」
椅子に足を開いて座り、机に頬杖をつくシャインが不機嫌そうに告げる。
「こらこら、女の子がそんな格好したらはしたないよ、シャイン…ちゃん…!」
エアルもプルプルと体を震わせて笑いをこらえている。
「お前ら…!覚えてろよ…!」
シャインが笑う2人に対して殺意を抱く。
「どうサナ?何か分かった?」
シャインの前に座り、[プロフィールスキャン]という魔法でシャインの症状を調べているサナに対してレビィが尋ねた。
「そうね、呪術の類ではないみたいね。魔法じゃないとすれば科学的なほう、つまり薬系やウイルス系が原因じゃないかしら。」
「シャイン、薬物に手を出したのですか?」
ヒューズが茶化すように尋ねる。
「出すか。」
シャインが即座にキッパリと否定した。
「なにか心当たりはないの?」
レビィが尋ねると、シャインが最近の自分の生活を思い返し始める。
その時、アレンが登校してきてシャイン達と合流した。
「どうしたのシャイン?イメチェンにしてはかなり攻めているね。」
「性別まで変えるイメチェンがあるか。」
シャインはツッコミを入れてからアレンに事情を説明する。
「成る程。──シャイン、最近『キノコ』を食べたりしなかった?」
アレンが質問する。
「キノコ?昨日野菜炒めに入れたけど。」
「そのキノコってこれかな?」
アレンがスマートフォンで検索した画像をシャインに見せた。画面には少し赤みがかった椎茸に似たキノコが映っていた。
「あーこれだこれ。珍しかったから買ってみたけど結構美味かったぞ。でも待て、俺は普通のスーパーで買ったぞ。こんな性別が変わるキノコ、売っていたらヤバいだろ。」
「いや、今見せた画像のキノコは『アカミダケ』っていうちゃんとした食用キノコだよ。だけど、シャインが食べたのは『カワルダケ』っていうとても似た毒キノコだったんだと思う。」
アレンがまたキノコの画像を見せる。そこには確かにアカミダケによく似たキノコが映っていた。
「この2つは厄介なことに似た場所に生えるから、稀にカワルダケがアカミダケの収穫の際に紛れてしまい、そのまま出荷され、スーパーに商品として出されてしまう事例があるんだ。」
「つまりシャインは今、カワルダケの毒に侵されているってこと?」
サナが要約して訊くと、アレンが頷く。
「そういうこと。カワルダケの毒には体内のホルモンバランスを逆転させてしまう性質があって、それが原因でシャインは女性になってしまったことになるね。」
「解毒薬はないの?」
レビィが尋ねる。
「OGの研究所にあったはずだけど。」
「ならさっさと持ってきてくれ。こんな体、勘弁願いたい。」
シャインが切実な思いで頼む。しかし、ここでチャイムが鳴ってしまった。
「おっと、まずは授業を受けなきゃ。昼休みにでも在庫があるか訊いてみるよ。」
アレンの言葉を最後に、シャイン達は一度自分達の席へと戻っていった。そしてほぼ同じタイミングで扉が開き、担任であるナナリーが入ってきた。
「おはようございます。それではホームルームを──」
ここでナナリーは、シャインの席に見知らぬ美少女が座っていることに気が付いた。
「……転校生として紹介しましょうか?」
ナナリーが冷静な表情でボケてきた。
「いや…大丈夫です…」
シャインは苦笑いしながら応えた。
昼休み。
「解毒薬の在庫がない!?」
シャインから悲痛の声が漏れる。
「うん。カワルダケの毒は昔よく潜入作戦の変装として使用していたから解毒薬も作っていたんだけど、最近は魔法や機械技術の発展で使用頻度が激減したことにより調合してなかったみたい。」
「それで、作るとなると何日くらいかかるの?」
サナが調合期間を尋ねる。
「最速で1週間だって。」
「1…週間…!?」
予想以上の長さに唖然とするシャイン。
「ま、まぁ…1週間耐えれば確実に戻れるんだから、ポジティブに考えようよ。」
レビィが励ましの言葉をかける。
「じゃあ1週間頑張れ!シャイ子ちゃん!」
エアルがポンとシャインの肩を叩き、グッと親指を立てる。
「誰がシャイ子ちゃんだ。そして応援に1ミリも気持ちが籠ってねぇな。」
シャインが呆れながらツッコミを入れるのであった。
──こうして、シャインの1週間女体化生活が始まった。
本日はお読み下さり誠にありがとうございます!
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さてさて今回から始まるキャラクタープロフィールですが、栄えある1人目は…『レビィ・サファイア』です!では早速〜〜…どうぞ!
名前:レビィ・サファイア
魔法名:夜叉魔法
戦闘方法:刀
身長:160cm
体重:50kg
髪:紺色でストレートのロングヘア
瞳:青色
誕生日:9月15日
血液型:B型
バスト:Bカップ
好きな食べ物:サンドウィッチ
嫌いな食べ物:辛いもの
好きな教科:魔法学
嫌いな教科:特になし
キャラクターモデル:特になし
【名前の由来】
漫画家真島ヒロさん作『フェアリーテイル』に登場するレビィ・マクガーデンからいただいています。理由は学生時代の私がフェアリーテイルをすごく読んでおり、沢山いるキャラクターの中でもレビィが好きだったからです。
如何だったでしょうか?これで少しでもキャラクター達に愛着をもっていただると幸いです!
それではまたお会いしましょう!次回をお楽しみに!




